★5 | 輪廻という意味では『バベル』を思い出した。冒頭の言葉、「天国へ行く」ためには「地獄へ連れてゆかれる前に」という意味がラストに押し寄せる。 [review] (chokobo) | [投票(2)] |
★3 | もったいつけすぎ。タイトルもタルい。 (G31) | [投票] |
★4 | めちゃ面白い。ここまでキャラクタを追い込めば面白いに決まっている。またその追い込みがサディズムという合理性とは無縁の嗜好によるものではなく、きわめて理知的なものであるのが偉い。ルメットの目つきは実験者のそれだ。誰に、何をさせると、どうなるか、という追い込み実験。 [review] (3819695) | [投票(5)] |
★3 | 描きたいことが終盤に差し掛かり判明するにつれ、こういう手垢の付いた多元的時制の反復は不要だったと惜しまれる。直線構造でギリシャ悲劇のようなホフマンとフィニーの対峙が見たかった。それを為し得る2人だから。ルメット復調はガセだった。 (けにろん) | [投票(5)] |
★4 | イーサン・ホークのダメ弟っぷりが凄い。役者の演技、脚本ともにしっかりしている。 (赤い戦車) | [投票] |
★3 | 実に気の重くなる家族関係が描かれていながら、観終った後さほど気が滅入らないという矛盾。事が起きる前を客観的に手際よく処理したのは好いとして、いざ事が起きたあとに必要なのは手際ではなく悪事の連鎖への執着のはず。もっと意地の悪い固執が観たかった。 (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★3 | 異なる視点、時系列を交錯させた構成は、ミステリーとして旨みを出す為ではなく、男たちの陰鬱さが互いに重なり合うことで悲惨さが少しずつ上乗せされていく効果が狙われていたのだろう。 [review] (煽尼采) | [投票(2)] |