★5 | この映画はアメリカ文化史の貴重な資産であり続けるだろう。鉄道事業の完遂と、父親を殺された男の復讐劇と可憐な男女の恋が相互にモチーフを刺激しあってクライマックスに至る劇作術の巧みさと、跳ねるように進み行く画面の運動感の豊かさに言葉を失う。 (ジェリー) | [投票(2)] |
★4 | フォードらしい構築力を感じさせる叙事的なシーンと叙情的なシーンを緻密に構成した傑作サイレント映画だ。フォード29歳の作品だが、後の騎兵隊三部作や『静かなる男』のコメディパートを遥かに予期することができる。既にフォードらしい喜劇的資質が開花していることを確認する。 [review] (ゑぎ) | [投票(2)] |
★5 | どこかで観たような懐かしさ溢れる画の数々から、この映画がどれほど模倣され、後の世にどれほどの影響を与えたかを思い知ることができる。特撮などない時代にこれだけのスケールの映画を撮ることは、それこそ大陸横断鉄道を建設するくらいの労力を要したことだろう。 [review] (ナム太郎) | [投票(1)] |
★3 | 映画が可能性とパワーに溢れていた時代に、アメリカの最も可能性とパワーに溢れていた時代を描く。これこそが映画だ。 [review] (甘崎庵) | [投票] |