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「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント

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ヤコブへの手紙(2009/フィンランド)************

★4この題材にシネスコというのが何やら匂うが、顔アップに風景主体のロングにとよく構図を取ってまとめ上げている。また(言葉は悪いけど)老牧師がとても憐みを誘っていい。本当にこの人は牧師なんだろうか、配達夫も怪しげだ、などと謎めきつつ、謎で引っ張らずに率直な感動に邁進するあたりも志の高さ。 (3819695)[投票]
★5上映時間も短く、出演者もほぼ3人で固定、しかもテーマは明確。無駄なセリフは徹底的に排除。こころの映画の、エキスのような映画が出現した。その、わが心を掘り下げてくれるスクリューの刃は鋭い。 [review] (セント)[投票(4)]
★4質素な映画である。必要最小限の寡黙なやりとりを経て、邪悪そうな目をした元女囚と、文字通り拠りどころの光明を失くした老牧師が交わす吐露の純粋で濃密なこと。すべてにおいてシンプルだがらこそ物語のなかに立ち上がる感情がストレートに強く心に響くのだ。 (ぽんしゅう)[投票(1)]