「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
物語る私たち(2012/カナダ) |
めっぽう面白い。『アウェイ・フロム・ハー 君を想う』『テイク・ディス・ワルツ』はともに傑作未満だったものの、やはりサラ・ポーリーの才能は中程度ではまったくない。確かに彼女はこの物語を「制御」しない/できないが(それこそが主題でもある)、自在のエディティングで映画を「掌握」している。 [review] (3819695) | [投票(1)] | |
ちっとも深刻ぶらず、自分の出自の謎で楽しげに遊んでいるようにみえる。この大らかなゆとりは、陽気で奔放、誰からも好かれたという母に対するサラ・ポーリーの敬意の証しであるとともに、母から娘に受け継がれたサービス精神という血統のせいかもしれない。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] |