★4 | ドン詰まりの男と行き場ない女子高生のゆっくり死んでゆく如き日常をそれでも慈しむかのようなカメラ使いが良い。そして再生リアクターとしての樹木の苛烈な一生も呑んで溜める佇まい。水野の使い捨ても許せる包容力だが永瀬の2度泣きが致命的。 (けにろん) | [投票(2)] |
★4 | どら焼きはあんが命。この映画は樹木希林が命。心無いJCの一言が胸を抉る。樹木希林さんや市原悦子さんがもうこの世にいないと痛感させられた一本です。 [review] (IN4MATION) | [投票] |
★4 | 「店長さん、そんな事気にする必要はないよ」なんてセリフを言わせれば、樹木は当代随一ではないか。その圧倒的な存在感の為、店長さん(永瀬:力演で決して悪くはなかった)もかすんでしまったほどだ。樹木の代表作の1本になるだろう。 (KEI) | [投票(1)] |
★4 | 幽閉状態で数十年を過ごしてきた徳江(樹木希林)にとって、人以外の森羅万象との対話は必然であっただろう。にもかかわらず、人との交流を求め、万感の喜びを得るものの、そのつかの間の安らぎを一方的に断ち切るのもまた、心ない人の情であるという悲しさ。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(3)] |
★4 | 河瀬直美作品にしてはとても素直で、人物に寄リそうように撮っており、入魂のドラマとなった。 [review] (セント) | [投票(1)] |
★5 | あん作りの始まりから終わりがきっちり静かに描かれていて秀逸。物語に波紋をもたらす浅田美代子の存在感と演技が非常に巧いと思う。現在(いま)をどうすることもできない永瀬正敏の行き詰まりが身につまされる。 (サイモン64) | [投票] |