★4 | 削ぎ落とされてうまい、がそれ以上ではない。腕を磨いたプロがその腕の信頼の下、沈着に難度の高い選択を決断した。腕と連帯を別々に磨いた多くの人が参加した。この監督の腕なら、このくらいの話はすぐ撮れる、ということだろう。映像としての面白みがないのがその証拠。 [review] (動物園のクマ) | [投票] |
★4 | 短時間の出来事にここまで密度のある世界があるんだと感じさせることに価値がある。試される時間。その時間を生きることを表現している。 (t3b) | [投票(1)] |
★4 | 裁判映画の定式に則った上で、ちゃんと個性を出す。これが一流監督だ。 [review] (甘崎庵) | [投票] |
★3 | いかにもイーストウッドらしい、下手にドラマを盛り上げない、あくまで実話に忠実な手堅い演出作。さすがのイーストウッドも地味で小品すぎると思ったので、不時着事故そのものではなく事故調査と傍聴会をメインストーリーにしたのかな、と少し穿った感想を持ってしまうほど、他のハリウッド作品とは一線を画する硬派な演出だ。 (AONI) | [投票] |
★4 | 全盛期に比べると照明などどうしようもなく衰えているが、回想にしても架空の事故ショットにしても、はたまたクライマックスにしても、どれも普通だったらこんなことやらないという珍妙さと軽さに満ちていてミステリアス。この謎めいた感覚は新しい。3.5 (赤い戦車) | [投票(1)] |
★3 | エンドロールを抜くと、着水の回想を2回も入れても88分。見所も多いのだが、ドラマ面に至っては物足りない。とってつけたような家族ドラマもなんだかなぁ…。72/100 (たろ) | [投票(1)] |
★4 | こういうみんなが知っている事故を映画化する意義はどこにあるのか、をずっと考えていました。だいたいイーストウッドはもう余裕だから、作りたい映画しか作らないんだよね。そんなイーストウッドの心境を探ると、、。 [review] (セント) | [投票(2)] |
★4 | 実話、美談であることや真相を探るミステリは本質ではなく、これは「決断と責任」を描いた物語だ。その点でとてもイーストウッドらしい。 [review] (緑雨) | [投票] |
★3 | 淡白でも逞しいイーストウッド印。監督は讃えたいと思った人間を地味に讃える。☆3.5点。 (死ぬまでシネマ) | [投票] |
★4 | 惨事に際し冷静な機長はもとより仕事にぶれない熟練の客室乗務員と統御された乗客。躊躇ないフェリー船長や沿岸警備隊員。それらの集積が善意の理想郷を現出させたことが「奇跡」。逆転劇は小噺程度の内実でしかないことはイーストウッドも解っている。 (けにろん) | [投票(3)] |