★4 | イタリアのネオリアリズムからさらに湿気を取り去ったようなタッチが明るさと力強さを生み並みのプロレタリア映画と一線を隔している。人間の持つ生命力を肯定的にとらえる今村昌平の描く貧困はどこまでも活力に溢れ逞しく、そして優しい。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★3 | イマヘイは「(社会的)弱者のバイタリティ」に惹かれるようだ。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票] |
★4 | 兄弟たちの生命力の力強さもさりながら、やはりそれでも苦しい現実の貧困描写が痛々しい。☆3.9点。 [review] (死ぬまでシネマ) | [投票(2)] |
★5 | 少年は自我と親愛の狭間で悩んだりしない。前進あるのみで真摯であり、しかも当たり前の如く情愛も持ち合わせている。こういう自立し行く世代の芽生えは何時の間に摘み取られてしまったのだろうか。後の今村一家総出の脇役陣も充実。 (けにろん) | [投票(2)] |
★4 | 苦しさを叫ばない。つねに前を向いている。刹那だけの美しさを選んだ『火垂るの墓』の兄妹とはあきらかに別のベクトル上にこの兄妹はいる。たとえ進んでゆく道が変な方に曲がっていてもやり直しはきく、そのことを本能的に知って「生きる」。 [review] (水那岐) | [投票(3)] |