★5 | この映画が描いているのは男女の機微と時代の機微。そして岡田茉莉子の凄さ。ゾクゾクするほどメロドラマ! [review] (ペペロンチーノ) | [投票(3)] |
★4 | 日本の変化を長門裕之に表象させてしまう凝ったつくりですが、男女の物語としても楽しめました。成島東一郎の撮影もいいですね。 (動物園のクマ) | [投票(3)] |
★3 | 最初、桑田さんかと思った。男の甘えって描くと嫌らしくなると思うが最後まで見ることができました。 (ジェリー) | [投票] |
★3 | 主役の岡田茉莉子は後に本作品の監督夫人となるが、日本の女優には珍しく若い時から独特の色気を放っていた。 (丹下左膳) | [投票] |
★4 | メロドラマとしては増村『清作の妻』や成瀬『浮雲』、溝口『近松物語』と並んで代表作だろう。奇抜な位置ながら照明をきちんと当て、下らない「作家性」などとは無縁の見事なショットの数々。鏡・窓・水・傘といった装置が印象的だ。オーヴァーラップでの時間の省略がまた美しい。岡田茉莉子のうなじが実にエロティック。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | 長門裕之じゃダメだ。芥川比呂志じゃなきゃ、ダメだ。 [review] (ぐるぐる) | [投票(1)] |
★4 | あまりに文学的。また仏映画の心理映画風。映像はこの時から既に秀逸。やはり、長門の役は彼以外だったらもっと引き締まったと思う。それでもこの時の日本映画の勢いを感じる。 (セント) | [投票(6)] |
★5 | 戦後の復興を背に鄙びた温泉旅館で黴ていく女。男は死の縁から女の精気に救われながら無為に生を消費するしか敵わない。そんな腐れ縁の編年記を時代を負った数日ごとの逢瀬で綴った構成から成島の膨よかな撮影がロマンティシズムを抽出して已まないのだ。 (けにろん) | [投票(3)] |