★4 | ひと昔前のインディペンデント感を濃厚に漂わせたいかがわしさがある。哀川の塾講師が1歩間違えれば陥る脳内構成な稚戯から辛うじて逃れ得たのは黒沢お得意の終末感がこの程度の物語容量に最もフィットするからだ。復讐譚が逆しまに反転し得ている。 (けにろん) | [投票] |
★3 | 捏造され、反復される復讐劇の不気味さ、ただ虚無のみへと注がれる数学教師(哀川翔)の静かな眼差し。対象を特定できない怖さ。 (crossage) | [投票(3)] |
★4 | 先生!何の証明問題なんだか分かりません! [review] (ペペロンチーノ) | [投票(1)] |
★5 | ダラダラっとしたしまりの無い復讐の話の筈なのだ。それなのに物凄く心に迫るのは復讐であること。復讐ならば全ての心に宿る。
[review] (t3b) | [投票] |
★4 | あたかも数式で解を導き出すように復讐を実行するほど理性を喪失させた悲しい男の話。常道を踏み外しながら進行する高橋洋の危うい脚本と、「意味」の詮索を嫌う黒沢清の志向がほどよくブレンドされて、着地点が読めない反復が心地良い戸惑いを引き起こす。 (ぽんしゅう) | [投票] |
★4 | 哀川翔の得体の知れなさが凄い。 (赤い戦車) | [投票(1)] |
★3 | 復讐絵巻ならぬ、復讐絵図。世界を揺るがす狂気はキャメラがゆっくりとずれるその瞬間に宿る。 (鷂) | [投票(1)] |
★4 | 香川照彦の熱演と哀川翔の冷演(そんな言葉あるんか)に。こんな塾いやだ。 (dahlia) | [投票] |
★3 | 哀川翔というイコンが私に認識される際に、そこに与えられる記憶によって、この映画はVシネと化す。 [review] (鏡) | [投票] |
★3 | 例えば同じ事を何度も聞かれたり確認されたり注意されたりすると、やっぱうざったい。それが度を越されると少なからず精神に支障をきたしてくるだろう。こいつはわざとなのかそれとも頭がちょっとおかしいのかとも。こういう場合、自身を顧みる事よりも相手の異常さを疑うが、自身にこそ隠された落ち度があったら…。そんな映画か? (クワドラAS) | [投票(2)] |