「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
オーソン・ウェルズの フォルスタッフ(1966/スペイン=スイス=仏) |
ラストがイマイチ締まらないのが困りものだが、この若々しさはどうだ。饒舌な文体が若々しいと言っているのではない。映像が躍動し映画を作る喜びが観客に100%伝わってくるのだ。また、この映画の合戦シーンのバイオレンスは比類無い。オーソン・ウェルズの暴力描写の強度は史上最高だと思う。 (ゑぎ) | [投票(1)] | |
3.5点。合戦シーンは映画史に残る出来だし、躍動感のあるカメラも良い。ウェルズらしいバロック的な空間演出も健在。にもかかわらず乗りにくいのは、シェイクスピアの台詞があまりに美しいからではないか。映画と文学との組み合わせが、『審判』ほど上手くいってないように思われる。 (赤い戦車) | [投票] |