「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
犯罪王リコ(1930/米) |
自信家で狡猾で独りよがりという、初期ギャング映画主役類型が早くもこの作品で完成している。エドワード・G・ロビンソンの入魂の演技の貢献だろう。ただ本作は脚本と演出が杜撰で、途中で冷めてしまうことしきり。肝心の銃撃シーンが予想外に出来が悪かった。 (ジェリー) | [投票] | |
やはりウィリアム・A・ウェルマンの『民衆の敵』に比べれば稚拙な感が否めない。例えば、最初の暴力シーン、それは警官を殺してしまうという最も重要なシーンのはずなのだが、この繋ぎがオーヴァー・ラップで繋がれていている。スピード感を出そうとしたのかも知れないが、まったく逆効果だ。 (ゑぎ) | [投票(1)] |