★4 | 多分本作は好戦的とか反戦的とかそういう観方で語るべきものじゃ無いんだろう。 [review] (甘崎庵) | [投票(2)] |
★4 | 戦場での善と平和な内地での善は質が異なる。だから帰還する兵士は様々な問題を抱え込む。だがその実、それに対処するためにもベースは人間善なのだ。 [review] (G31) | [投票] |
★3 | 緊張感と迫力のあるアクションシーンには大いに満足できる。ただこの映画の世界には「威嚇射撃」という言葉はないんだなあ。 [review] (シーチキン) | [投票] |
★3 | イーストウッド版『グリーンベレー』とまでは言わぬが矢張り9・11を起点とした報復論理で捉えた戦争は自国民の犠牲という帰結への詠嘆では事足りぬ。砦からの脱出ばりのクライマックスも陳腐。イラク側スナイパーの更なるフィーチャーこそ要件だった。 (けにろん) | [投票(3)] |
★3 | 冒頭からこれまでのイーストウッド作品に比べショット数が異様に多く※、観客を混乱させる。主人公や敵スナイパーの位置を明示することもせず、被狙撃者との距離関係も覚束ない。それは米本土とイラクとの距離感覚の無さの描写としても表れている。こうした「距離の廃棄」は藤井仁子の本作への批評(http://kobe-eiga.net/webspecial/review/2015/03/374/)が示す様に、主人公の伝説化を促すものなのかも知れぬ。しかしだ。 [review] (赤い戦車) | [投票] |
★4 | 女や子供を撃って英雄になった話しなど聞いたことがない。そんな奴がいたとしたら、何らかの教条に縛られた思考狭窄者だ。殺人を使命とする狙撃兵の神話化とは、国家の冷血さを隠すための国家による詭弁でしかない。愛国という呪文が人の倫理を麻痺させる。
[review] (ぽんしゅう) | [投票(7)] |