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楊貴妃 (1955/)

Joeng Gwaifei
Empress Yank Kwei Fei

[Drama/Romance]
製作永田雅一 / ラン・ラン・ショウ
監督溝口健二
脚本川口松太郎 / 依田義賢 / 陶泰 / 成沢昌茂
撮影杉山公平
美術水谷浩
音楽早坂文雄
出演京マチ子 / 森雅之 / 山村聰 / 小沢栄 / 山形勲 / 南田洋子 / 霧立のぼる / 村田知英子 / 阿井美千子 / 進藤英太郎 / 石黒達也 / 見明凡太郎 / 杉村春子 / 丸山修 / 村瀬幸子
あらすじ玄宗皇帝(森雅之)は今夜も楽の音を奏でる。若くして天に召された妃のために…。その心を慰め、我こそは皇帝の傍らで旨い汁を吸おうと楊一族は画策する。その動きのなかで、安禄山将軍(山村聡)が料理屋の下女のなかから見つけた珠がのちの楊貴妃(京マチ子)であった。彼女が献上されても心を開かない皇帝のために、貴妃は舞い、ともに祭に誘って彼の傷心を癒そうとする。皇帝が彼女に愛情を感じ、妃と認めたのは間もなくの事であり、楊一族は権力を握るに至った。だがそれが国中に貧困と憎悪のタネを撒くことに、この時気づいていた者は少なかった…。〔大映・98分・カラー〕 (水那岐)[投票]
Comments
全16 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★4日本人によるあまりに日本的な、古代中国追慕。 [review] (ちわわ)[投票(3)]
★4杉山公平も大したもんだ!もう完璧なまでのスタジオ映画。何よりもこの色調の統一が凄い。唯一(?)ワンカットある行軍シーンのロケ撮影との色調の調和は一体どうしたらこんな事が出来るのだろうと思う。フィルムに悲しみと怒りが満ち満ちている。そしてその高揚が確実にフィルムに定着している。 (ゑぎ)[投票(1)]
★3全編通して軽い。というか胡散臭さが炸裂している。 [review] (づん)[投票(2)]
★3アメリカ的グラマーではなく東洋的豊満。桃のように妖艶。それでいて侵し難い気品。出来が悪いのは、京マチ子の美しさにさすがの溝口も呑まれてしまったから、と解釈してあげたい。 ()[投票(2)]
★3せめて180分は必要であろう内容を、98分の尺にギュギュっと凝縮。ゆえに駆け足でダイジェスト的展開にビックリだし、溝口にしては大味で凡庸。ま、溝口特有のウジウジした芸術的演出をされても、それはそれで鬱陶しいから、これで良いんだが。['06.7.20VIDEO] [review] (直人)[投票(2)]
★3美しい毒婦をヒロインに据えて宮中を描くと、毒婦は瞬く間に愛に殉じた天使の仮面にその顔を隠される。マリー・アントワネットを悲劇の王妃に描いた『ベルサイユのばら』はフランスでブーイングを浴びたが、さてこの王妃、中国人が見たらどのように映るものだろうかね。 (水那岐)[投票(2)]
★3一つ一つのエピソードに出てくる台詞は、よくよくかみ締めてみれば思いの外、味わい深い。「万人が喜ぶ政治などない」なんてのは鋭すぎてどきっとする。 [review] (シーチキン)[投票(1)]
★3普通に観ることのできる出来である、にも関わらず物足りないのは何故だろうか。溝口的なパッションの高まりが終ぞ表れてこないからか。杉山公平のカメラは悪くない。 (赤い戦車)[投票]
★3しっとり纏めた佳作だが、『雨月』で無名の者の哀悼を行ったミゾグチが、なんでいまさら王朝戦記の悲恋なのか、というところで引っかかってしまう。体制側からみた『山椒大夫』という取り方もできなくはないが、その視点に深みがある訳ではなかった。 [review] (寒山拾得)[投票]
★3南田洋子がこの映画を決定的に日本映画にしたと思う。 [review] (死ぬまでシネマ)[投票]
★3結局、権力と反乱の図式を描きたかったのか、楊貴妃の恋慕すなわち心の慟哭を描きたかったのか、どちらも中途半端のまま終わってしまった。 [review] (氷野晴郎)[投票]
★2溝口健二小津安二郎との対比で議論してみよう。作家は自分の表現したいことを表現するために自分のスタイルを選んでいることがよく分かる。溝口が描きたいのはエネルギーであり、小津が描きたいのはエントロピーである。 [review] (ジェリー)[投票(4)]
★2森雅之京マチ子の夫婦役は『羅生門』と同じくベストコンビなのだ。とくに森は玄宗にぴったり。しかしいかんせん… [review] (りかちゅ)[投票(3)]
★2うーん、いまいち。和食の職人料理人が作った中華料理、という感じ。2.5点。 [review] (ころ阿弥)[投票(2)]
★2≪美=権力≫の捉え方が弱い。楊一族の贅沢と国民の貧困の 場面が描かれず残念。 (マグダラの阿闍世王)[投票(2)]
★2しっかり観たはずなのに記憶に残らない作品。この国のこの時代を描くのはどう考えても至難の業だと思う。敢えてさらっと撮った感じ。 (ルクレ)[投票]
Ratings
5点0人
4点4人****
3点16人****************
2点8人********
1点0人
28人平均 ★2.9(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
映画で俯瞰(ふかん)する世界史・人類史  (いくけん)[投票(17)]こんな英題で出ています(溝口篇) (AKINDO)[投票(13)]
■ 溝口健二 スケッチブック ■ (いくけん)[投票(7)]人(主人公)の名がタイトル (中世・日根野荘園)[投票(2)]
心的外傷ではなく、女から受けた身的外傷を背負い映画を撮りつづけた男・溝口健二 ()[投票(2)]
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