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水那岐さんのあらすじ: 更新順

★3山河遥かなり(1948/スイス=米)第二次大戦中、ナチ・ドイツに拉致され収容所に収監された各国の少年少女は、戦後勝利した米軍保安部隊によって食料と寝る場所を与えられたが、もしものときのためにパンを隠したり、スプーンの使い方さえ忘れてしまうなど何とも哀しい行動を身につけていた。チェコのユダヤ人主婦ハンナ(エイリーン・マクマホン)は息子カレル(イヴァン・ヤンドル)を訪ねてこうした施設を訪れるが、カレルの名を名乗って出て来た少年は全くの別人であった。その頃、施設から逃亡した真正のカレルは、GIスティーヴンスン(モンゴメリー・クリフト)の昼飯をねだって家に連れ帰られた。その腕にはアウシュビッツの認識番号が刺青されていた。〔105分/モノクロ/スタンダード〕[投票(1)]
★4ヤング@ハート(2007/英)「ヤング@ハート」は、92歳のアイリーン・ホールを筆頭に、平均80歳のシンガーたちを擁するビッグユニットだ。彼らを指揮・指導するボブ・シルマンははるかに若い、そしてこの老人コーラス隊にあって優しくも厳しいリーダーとなっていた。70歳以上の歌い手たちのパワフルな歌唱は評判を呼び、毎回チケットは完売、客席はあらゆる世代・人種に属する男女で埋め尽くされた。しかし宿命的に病気や老衰でリタイアしてゆくものも数多く、なかには独唱を聴かせるべきユニットのビッグネームが急死というカタチで退いてしまうことも多々あった。〔108分/カラー〕[投票]
★2明日は咲こう花咲こう(1965/日)保健婦のひろ子〔吉永小百合〕は恋人の新樹〔中尾彬〕との議論のすえに、僻村である姫虎村への赴任を希望し受け入れられた。だが住民の新興宗教への依存と衛生観念のなさは彼女には信じられぬものであり、村の医師・有賀〔垂水悟郎〕も匙を投げきっていた。それでもひろ子は村民に懸命に衛生の大切さを説き、孤児である卓美〔頭師佳孝〕にも愛情を投げかけるのだった。それを面白く思わない宗教教祖〔伊藤雄之助〕や村長〔花沢徳衛〕らはひろ子を送り返そうとする。そこに、汚水を飲んだことからの子供たちの発病が続出した。ひろ子は赤痢とみて救援を呼ぼうとするが、有賀は村長らの意思を汲んで大腸カタルと診断するのだった。〔90分/カラー/ワイド〕 [投票]
★3まぼろしの邪馬台国(2008/日)1956年。TV局アナの和子(吉永小百合)は番組に、郷土史家であり島原鉄道の社長でもある全盲の精力的な奇人・宮崎(竹中直人)をむかえた。つい失言を発して一喝される和子だったが、家に来い、との言葉をかけられる。番組を降りることになった和子は、つい興味がわいて宮崎の会社に向かうが、ワンマン社長でデモ活動にもびくともせず、皆が食うに困るなら観光バスのガイドに娘たちをむかえて潤わせてやる、との宮崎の発言に驚き、その勢いでガイド指南役を勤めさせられた。だが、水難事故で土器に救われた宮崎は、邪馬台国研究に没頭しはじめ、社長罷免をものともせず妻となった和子とともに九州行脚の旅に出るのだった。〔118分/カラー/スコープ〕[投票]
★4ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢(2008/米)ブロードウェイで16年ぶりに再演される、名作ミュージカル『コーラスライン』。その19名の登場人物役を目指して、3千人の候補者が集結した。中国系のコニー役には、オリジナル版で彼女を演じたバイヨーク・リーが審査員を務めた。親友同士の高良結香J・エレーン・マルコスはその腕を競い合う。役作りのため豊胸手術までしてしまう完璧主義者・ヴァル役にはニッキ・スネルソンが挑むが、審査員は納得せず、更なる強敵と競うこととなる。ゲイのポール役選考は難航したが、ジェイソン・タムの迫真の演技は審査員の涙を呼び、役は独占されたかに見えた。そして一流から滑り落ちたヒロイン・キャシー役は多くの挑戦者に狙われる。〔93分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★3栄光何するものぞ(1952/米)第一次大戦中のフランス。米国海兵隊が独軍と戦うべくここに上陸した。酒場に繰り出したフラッグ中隊は、そこの娘シャルメーヌ(コリンヌ・カルヴェ)の色気に骨抜きにされていた。しかしシャルメーヌはフラッグ大尉(ジェームズ・キャグニー)にゾッコンで、彼のパリ行きに同行したいとせがんでいた。そこに現われたのが、フラッグとは旧知の仲である素行不良の軍曹クワート(ダン・デイリー)。シャルメーヌに飽きていたフラッグは、クワートが彼女に手を出したのをいい事に、訴えてきた彼女の父親に娘をクワートと結婚させると広言した。怒るクワートだったが、独軍との闘いの中で彼女を忘れられなくなってゆく。〔111分/カラー/スタンダード〕[投票]
★2ひまわり(2006/韓国)「二度と酒を呑まない、喧嘩をしない、そして涙を流さない…」そんな言葉を書き連ねた手帳を大事に抱きながら、テシク(キム・レウォン)は養母になってくれるというドクチャ小母さん(キム・ヘスク)の「ひまわり食堂」を訪ね、彼女とその娘ヒジュ(ホ・イジェ)に迎えられた。彼は殺人罪で服役していたところを小母さんに救われ、塀の外にでてきたばかりなのだ。彼はヤクザ時代の弟分、ヤンギ(キム・ジョンテ)とチャンム(ハン・ジョンス)が狭い世界で張り合っているのに目もくれず、堅気の道を歩むと心に決めていた。だが、かつてのボスのチョ(キム・ビョンオク)は、食堂を取り壊しクラブを建てる計画を進めていた。〔116分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★2おはよう!スパンク(1982/日)パリに住むデザイナーの母親と別れ、伯父の藤波(富山敬)の家に居候している中学生の愛子(岡本茉莉)は、デブで冴えないが心の優しい犬・スパンク(つかせのりこ)が友達になったことですっかり明るさを取り戻し、愉快な中学生活を送っていた。ある日スパンクは、公園で出会った雌犬アンナと仲良くなるが、飼い主らしき少年がアンナを連れ去ってしまった。携帯していたヴァイオリンの弦を残して…。ことの顛末をスパンクから聞かされた愛子は、弦の持ち主を探すことにするが、意外にも彼…翔(堤大二郎)は愛子のクラスに転入生として入ってきた。弦を返した愛子のみならず、クラスのみんなにも冷淡に接する翔は、秘密を抱えていた。[99分/カラー/ヴィスタ][投票]
★2クロがいた夏(1990/日)広島、昭和20年。伸子(田口悦子)は下校中、寺の境内でカラスに襲われる猫の一家を見つけ、何とか仔猫一匹を助ける。彼女と弟の誠(小刀将弘)は何とか家で飼えるよう父(矢田耕司)にたのみこむが、汚れを嫌う蒔絵職人の父はにべも無く断るのだった。しかしクロと名づけた仔猫を抛っておけない二人は、雨の中土管に篭り、頑固な父を屈服させる。友人の広子(中島ゆき)の協力を得て、エサの魚を取る池を見つけた伸子だが、この頃から広島を襲うようになった空襲は激しさを増していった。ある日警報のサイレンが鳴り、家族で逃走中クロの不在に気づいた伸子は探しに戻り、母(中西妙子)の叱責を受けるが…。[65分/カラー/ワイド][投票]
★3キャンディ・キャンディ(1992/日)キャンディス・ホワイト(松島みのり)は孤児院で育まれた元気な少女。12歳をむかえ、彼女はラガン家に引き取られることになる…令嬢イライザ(山田栄子)の話し相手として。イライザは兄のニール(中尾隆聖)とともにキャンディに意地悪を仕掛ける。だが、落ち込んで家を飛び出したキャンディの前に、「王子様」アンソニー(堀川亮)が現われて励ましてくれるのだった。そして、イライザたちに伴われて出かけたアードレイ家のパーティで、キャンディはアンソニー、そして孤児院時代の親友で、富豪の養女として引き取られたアニー(冬馬由美)と再会する。[26分/カラー/ワイド][投票]
★4黒い雨にうたれて(1984/日)広島への原爆投下で、少年・武司は家族と隣人を奪われ、黒い雨のなかで慟哭した。そして終戦後しばらくの年が流れ、東京からやってきた女・英子(潘恵子)は、チンピラの順二(西城秀樹)に広島を案内してもらっていた。その体にある秘密を抱えながら…。一方、壮年の武司(大林丈史)はバー「赤馬」のマスターを続けながら、広島を我が物顔でのし歩く米兵への憎悪を隠さなかった。彼は盲目の孫をダシにして観光客を騙す老婆を叱責する。その子供は、被爆した娼婦・百合(中西妙子)の息子だった。百合は己の梅毒を、密かに自分を抱いた米兵にうつす事で復讐を遂げようとしていた。それぞれの者達が沈潜する憎悪が燃え立つ日を待っていた。[90分/カラー][投票]
★1アーミクロン(1996/韓国=米)宇宙の魔王アンカーは平和な星を破壊し続けていた。彼を唯一倒し得る敵は正義の戦士アーミクロン。しかし彼は死んだと言われていた…。弱虫のオタク少年バリー(マイケル・ブナタ)は、悪ガキどもに苛められ、アゴで使われていた。彼らと出かけたキャンプ場で、彼はジェットバイクのデッドチェイスに出くわす。追っ手を振り切ったふたりの美女は、近づいたバリーに銃を向けた。美女たち…カトリーヌ(ジョディ・アンダーソン)とリー・チン(ヘレン・ミヤ)は故郷の星を破壊され、勇士を復活させるために来た宇宙の王女だったのだ。彼女たちの持つ石が示す宇宙の救世主は、なんとバリーだった。〔90分/カラー/スタンダード〕[投票]
★3鉄人28号 白昼の残月(2006/日)金田正太郎(くまいもとこ)が鉄人28号を操りつつ、3体の敵ロボットに苦戦していたとき、彼のリモコンをひったくり、見違えるばかりに強力な存在として鉄人にロボット達を破壊させた青年がいた。彼は未だ日本の敗北を認めきれぬ、ショウタロウ(粟野史浩)の名を持つ男であった。彼は戦時中、息子に恵まれなかった金田博士が養子にし、鉄人の操縦を叩き込んだ若者であったが、その後消息を絶ち戦死扱いされていたのだ。戸惑う正太郎をよそに、某所で凄まじい破壊力を持つ不発弾が爆裂した。それこそは金田博士の封印した発明品、超兵器「廃墟弾」であった。そして正太郎の下に、鉄人操縦の資格なしとの手紙が残される。〔95分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★2地獄へ突込め(1955/米)仏領インドシナ。ディエンビエンフーの盆地を共産軍から守るべく、フランス軍は戦っていた。捕虜はザップ将軍旗下の4万の兵がここを攻め落とさんと集結していると告げる。1万あまりのフランス軍は、圧倒的に不利な状況に立たされていた。ここに至り、ベルトラン大尉(ジャック・セルナス)は自ら4人の補充兵の一人に自分の名を書き加えた。他の3人の将校達にも、ここで戦うそれぞれの理由があった。だが、彼らの目前に敵部隊は忍び寄り、もはや飛行場は使用不能、パラシュートで彼らは目的地に突っ込むことを余儀なくされていた。そして無事辿り着いたベルトランは、恋人ジゼル(パット・ブレイク)を巡り夫の将校と対立する。〔93分/モノクロ/スタンダード〕[投票]
★3日本の自転車泥棒(2006/日)港町。よろけながら、足を滑らせながら歩くもと競輪選手の斎藤(杉本哲太)。彼は鉄工所で働く40歳の工員となっていたが、ある日、響き渡る金属音に魂を奪われ、あてもないままに自転車を盗んで旅に出た。腰で鳴る携帯を抛り捨て、吹雪に顔を嬲らせる斎藤。かまってきた河童娘(伊藤久美子)を後ろに乗せ、チェーンが切れたのを幸いにトラックに便乗する二人。だが娘とは途中で別れ、腿の筋肉痛に絶叫し悶えつつも斎藤はペダルをこぐ。飢えと疲れに倒れこんだ斎藤は、スナックのママ(藤田弓子)に救われ、店で温めてもらう。だが、なおもママの金を掠め取って自転車を駆る彼。もちろん、あてなどあるはずもない!高橋忠和監督第一作。〔104分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★3東南角部屋二階の女(2008/日)借金まみれで死んでいった男の息子である野上(西島秀俊)は、返済のために古びた安アパートが建っているだけの祖父の土地を売ろうと考えた。会社に漠然とした不満を残して退職した彼の頼るよすがだったが、祖父(高橋昌也)は聞く耳を持たない。途方に暮れる野上の前に、野上の後を追うように会社を辞めた三崎(加瀬亮)、30の声を聞いてあせりの色を隠せなくなった女・涼子(竹花梓)が現れる。いずれも人生に一人負けしているような三人は、野上の祖父の住むアパートへ転がり込む。そこには土地の上に建つアパートの所有者である老婦人・藤子(香川京子)がいた。〔104分/カラー/スタンダード〕[投票]
★4真救世主伝説 北斗の拳ZERO ケンシロウ伝(2008/日)核戦争による文明崩壊後の日本。強敵シン(桐本琢也)に恋人ユリア(石田ゆり子)を奪われ、その身体に重傷を負わされたケンシロウ(阿部寛)は、絶望と痛みに倒れていたところをヤマン(難波圭一)の家族に救われるが、奴隷商人グルマ(玄田哲章)の部下たちに為す術もなく襲われ、ゲッソーシティに連行される。そこは、もとパソコン会社の課長に過ぎなかったシスカ(飯塚昭三)が築き上げた、水と電気に事欠かない奴隷市場の街だった。ケンシロウはそこでシンの師父である老人・フウゲン(青野武)に出会う。一方ゲッソーシティの支配を狙う南斗孤鷲拳の男、ジュガイ(小山力也)の軍団が街に近づいていた。〔90分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★3KIDS(2007/日)タケオ(玉木宏)は絡んでくるチンピラどもをぶちのめすと、行きつけのレストランに入った。マスクを外さないウェイトレスのシホ(栗山千明)にバーガーを注文し、喧嘩の傷跡を確認して席に戻ると、同じ品を一人の少年が頬張っていた。それがアサト(小池徹平)であった。彼は不思議な能力を持っており、他人の傷を自分に移し、治癒させることが出来た。3人は仲間になるが、遊んでいる子供たちが傷を負うのを黙視できず、アサトはついその傷を自分で負ってしまう。それを「気味が悪い」と言い放つタケオの言葉に、後悔の念を露わにするアサトだったが、彼には他人に己の傷を与えることも出来た。タケオはそんな彼に「傷の捨て場所」を教える。〔109分/カラー/ヴィスタ〕[投票]
★4夜明けのうた(1965/日)緑川典子(浅丘ルリ子)は多忙を極める人気女優だった。その合間をぬって、彼女は情夫たる作曲家・野上(岡田真澄)との情事を重ねていた。そんな彼女の前に、新作オリジナル・ミュージカル『夜明けのうた』のシナリオを脚本家真木(小松方正)らが持参するが、その冒頭は典子と野上の情事を模した内容であった。激怒した典子は出演依頼を断ってドライブに出かけ、事故を起こしてしまう。そして、偶然出会った失明寸前の娘・千加子(松原智恵子)とその恋人・利夫(浜田光夫)に彼女は興味を持ち、ともに行動してみるのだった。蔵原惟繕監督とルリ子の「典子3部作」最終作。〔97分/モノクロ/スコープ〕 [more][投票]
★4チップス先生さようなら(1939/米)ブルックフィールド校に、83歳まで無遅刻無欠勤で勤め上げたチッピング(チップス)教諭(ロバート・ドーナット)が初めて遅刻した日のことだった。迎えた新任教師は教え子の心をつかむにはどうしたらいいか、と尋ねるが、チッピングはある人に学んだと答えるのみだった。部屋に戻り、暖炉でまどろむ彼の胸中に、新任の頃の思い出が去来する…子供の心をつかみかねていた彼は舎監の道を望んだが、校長から教育者に留まれと命じられる。不満を抱えた彼は、旅行中に山腹で運命の女性・キャサリン(グリア・ガースン)と出会う。ふたりは些細なことから惹かれあい、結婚することとなる。それがチッピングの教育法を変えてゆくのだった。〔114分/モノクロ/スタンダード〕[投票]