★3 | 真夜中の少女たち(2006/日) | 教師の退屈な終礼が終わり、放課後ともなると、少女たちの物語が鮮やかに花ひらく。ミオ(高部あい)は友人と渋谷に繰り出して、一生ここで暮すと独り決めし、足の悪い幸(上堂薗恭子)は自転車で送ってくれる晶(長谷部優)の恋に平気なふりをしながら何故かムカつく。佳織(渋谷飛鳥)は自分の恋愛衝動に正直になって、生物教師に強引にアタックし、そして里子(佐津川愛美)は昔いなくなった父親との再会の日に、家に上がりこんでくる借金取り(津田寛治)と果敢に奮闘する。同じ夜をそれぞれに過ごす彼女たちの、明日の表情はどんなんだろう?五人五様のオムニバスドラマ。〔122分/カラー/ヴィスタサイズ〕 [more] | [投票] |
★3 | 好きだ、(2005/日) | 鼻歌交じりに河原の道を歩いてゆくユウ(宮崎あおい)は、そこでギターの練習を黙々と行なっているヨウスケ(瑛太)を見つける。元野球部員の彼のそんな変化を、ユウと同居している姉(小山田サユリ)は聞きたがった。彼女は事故で恋人を失ったのだ。ユウはヨウスケのリフレインするギターのフレーズを口ずさみ、姉はそのメロディを少しずつ覚えてゆく。そうやって立ち直ってゆく姉のことを思い、ユウは彼女をヨウスケと結びつけようとする。だが、その行為は思いがけぬ結果を生むのだった。そして17年の月日は流れる…。〔104分/カラー/ヴィスタサイズ〕 | [投票] |
★3 | ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟(2006/日) | 20年前、ウルトラ兄弟は地球に向かおうとする超獣・Uキラーザウルスを迎え撃った。だが彼らは苦戦し、凄まじい威力を持つ結界に超獣を封じ込めることで戦いにピリオドを打った。変身するパワーを失ってまで…。そして現代。若き科学者ジングウジ博士(いとうあいこ)を神戸に迎えに行ったヒビノミライ(五十嵐隼士)は、怪獣を前に腰を抜かした経験からウルトラマン嫌いになった博士の弟・タカト(田中碧海)に出会って、「信じる力が勇気になる」と教える。その頃、地球上空ではザラブ、ガッツ、ナックル、テンペラーの各星人がメビウスを倒し、地球を我が物とする作戦を実行に移そうとしていた。〔93分/カラー/ヴィスタサイズ〕 | [投票] |
★3 | さらばラバウル(1954/日) | ラバウル島の兵隊酒場では、南洋娘に慕われる野口中尉(平田昭彦)が、堅物の鬼隊長・若林大尉(池辺良)に戦闘機乗りにあるまじき放蕩癖を責められていた。彼らは事あるごとに対立する間柄で、若林が「救援の見込みなし」と断じた兵を野口が助けに行く有様だったのだ。ある日敵機でも「イエロー・スネーク」の異名で恐れられる米軍飛行士(ボッブ・ブース)を捕虜とした若林は、彼に「兵士の命を大切にしない軍はいずれ敗北する。零戦がいかに強くともだ」と嘲笑される。衝撃を受けた若林は、隊長勤務の日に撃墜された野口を自ら助けにゆくのだった。〔106分/モノクロ/スタンダード〕 | [投票] |
★3 | 決戰の大空へ(1943/日) | 土浦海軍航空隊では、予科練の少年たちの訓練が繰り返されていた。たまの休暇には、杉江(原節子)の家が「クラブ」となり、飛行士の卵たちを優しく迎えてくれるのだった。杉江の弟・克郎(小高まさる)は体が弱く跳び箱六段も跳べないので、立派な兄貴分である少年たちに憧れながらも落ち込んでいた。そんな克郎を叱咤する杉江だったが、彼に遊んでいるだけの身を責められ、託児所への勤務を始める。そして跳び箱六段を克服した克郎は予科練入りを決意、先輩たちが作詞した「予科練の歌」の流れる航空隊の門をくぐるのだった。航空士募集を目的とした海軍省後援映画。〔89分/モノクロ/スタンダード〕 | [投票] |
★3 | コント55号と水前寺清子の神様の恋人(1968/日) | 金一郎(萩本欽一)と次郎太(坂上二郎)は正義を貫く親分・子分として成長した二人組であり、お染ちゃん(水前寺清子)にふられて大きくなった。10年後、女房(悠木千帆)と子供を抱えてラーメンの屋台を引くようになった次郎太は、風呂屋の清ちゃん(水前寺二役)に金を払わないヘンな男を追っ払ってくれと頼まれ、そこに成長した金一郎の姿を見て感動の再会を果たす。やくざが幅を利かすこの街で、次郎長のような親分に憧れた金一郎は、大熊組にわらじを脱ごうとして断られるが、大五郎親分(内田良平)の弱点が細君だとにらみ、浮気を見事カムフラージュしてたちまち出世する。だが、親分はとんだタヌキだった。〔89分/カラー/ワイド〕 | [投票] |
★3 | こちら55号 応答せよ!危機百発(1970/日) | 幼馴染みの金助(萩本欽一)に、静子(長山藍子)は父のような立派な警官と結婚したいと言い残し、故郷を後にした。そんな静子に惚れ込んだ少年院入りの平次郎(坂上二郎)は、模範生として立派に娑婆に出ていった。こうしてふたりの志に燃える刑事が生まれたのである。暴力団にも顔がきく平次郎は、金助に兄貴風を吹かせて威張り散らす…もっとも、捜査では失敗続きなのだが。ある日暴力団の幹部・松崎(財津一郎)が刺された事実を掴んだ金助は、クラブでチンピラに丸腰で立ち向かってゆき、袋叩きにされる。それを救ったのが、男勝りのゴーゴーガールのマユミ…本名・静子(倍賞美津子)だった。〔88分/カラー/ワイド〕 | [投票] |
★3 | コント55号とミーコの絶体絶命(1971/日) | 湘南市役所「なんでもやる課」の次郎(坂上二郎)と金作(萩本欽一)の兄弟は、残業も厭わずどケチ生活で一軒家を建てた。そのお陰で朝食は昨日の干物の骨だったりするのだが。憂さ晴らしに金作が通うゴーゴークラブで知り合ったトンボちゃん(太地喜和子)は県会議員の娘であり、課長が仲人になって見合いするまでに至った。金作がそのことで係長に昇進したことを素直に喜ぶ次郎だったが、当の金作は恨みをこめて兄にダーティな仕事を次々命じるのだった。そんな折、夫に逃げられて病気になった母を気遣うクラブ歌手の英子(由美かおる)が、家賃も払えずに貸家を追い出されるのを見た次郎は、心に小さなトゲが刺さる思いを味わう…。〔89分/カラー/ワイド〕 | [投票] |
★3 | 花田少年史 幽霊と秘密のトンネル(2006/日) | 俺は花田一路(須賀健太)。港町きっての悪ガキだ。漁師上がりでタクシー運転手の父ちゃん(西村雅彦)と、女らしさってヤツを知らない母ちゃん(篠原涼子)たちと暮らしてる。ある日親友の壮太(松田昂大)と自転車で噂の幽霊トンネルに差しかかると、突然トラックに衝突!昇天しかけた俺を、カトリセンコー…じゃない、香取聖子って姉ちゃん(安藤希)がこの世に引き戻してくれたんだが、その日から俺は幽霊と話せるようになっちまった。手始めは吉川のバアちゃん(もたいまさこ)、そして俺の本当の父ちゃんだっていうキザ弁護士(北村一輝)だ。俺、どうすりゃいいんだよ?〔123分/カラー〕 | [投票] |
★3 | 海の花火(1951/日) | 佐賀の港町。漁船の男たちは時化を口実に今日も出漁しない。労働組合の長・神谷(笠智衆)は、彼らを許すことができず、船長職をならず者の棟梁のような男からやる気では人後に落ちない魚住(佐田啓二)に譲りわたさせる。その一方、魚住の弟で都会で洋品店を経営している省吾(三木隆)は、神谷の娘で戦災未亡人である美衛(木暮実千代)に求婚するが、内心では愛しながらも彼女は拒絶するのだった。数年後、豊漁は続いたがそれは町に活気を齎さず、かえって神谷に大きな借金を背負い込ませることとなった。そして、省吾と婚約しながらも振り向かれない令嬢・みどり(小林トシ子)は美衛を精神的に攻撃する。〔110分/モノクロ/スタンダード〕 | [投票] |
★3 | 雨よりせつなく(2004/日) | 雨の降り続く窓外の明かりに照らされた室内。綾美(田波涼子)は「結婚しよう」という電話を受け取る…彼女は大手の広告代理店に勤め、引き抜きの話も持ち込まれている30前の才媛。しかし、忙しい毎日にかまけて異性との交際には縁がなかった。そんな綾美が、些細なことから同じく仕事人間である倉沢(西島秀俊)と出会い、心にささやかな灯をともし合う。だが、彼はプライベートなことは一切話してくれない。フリーマーケットで古いラジコン飛行機を探していること以外は…。そのうちに、倉沢が十年前に事故で失った恋人を今も大切に思っていることを綾美は知る。〔87分/カラー/ヴィスタサイズ〕 | [投票] |
★3 | 劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼(2005/日) | 明日夢(栩原楽人)を背後に乗せ、ひたすらバイクを駆る響鬼(ヒビキ:細川茂樹)の前に魔化魍のオロチが現われた。苦戦を強いられるヒビキ。そして、彼を見守る明日夢の目は遥か戦国時代に飛んでいた。オロチに生贄を捧げることで成り立つ村で、ひとえ(森絵梨佳)の掌に生贄の刻印が現われた。彼女を救うために、明日夢たちは「鬼」を雇うことにする。最初に要請に応じたカブキ(松尾敏伸)という鬼は、仲間を集めねば勝てないとヒビキを紹介する。だが、明日夢の記憶ではヒビキは兄を死に追いやった憎むべき男であり、その力を借りるなど考えも及ばぬことだった…。〔77分/カラー/ヴィスタサイズ〕 | [投票] |
★3 | ギミー・ヘブン(2004/日) | 路木なる富豪が奇妙な絵の描かれた自宅の床の上で変死した。その娘である麻里(宮崎あおい)が彼の莫大な遺産を受け取ることに決まっている。事件を追う刑事・柴田(石田ゆり子)は、医師から麻里が「共感覚性」という、ある感覚情報から全く違ったイマージュを受け取る体質を持っていることを聞く。同じ頃、ヤクザの下請け業務を生業としている葉山(江口洋介)は、上の組織が管理している女たちのひとりのベッドに路木のそれと全く同じ図形を発見する。そしてふとしたことから、下水道に逃げ込んで倒れていた麻里を助け出す。稀有な「共感覚性」を備えている葉山は、まだ彼女が孤独を共有する娘だとは知らなかった…。〔121分/カラー/ヴィスタサイズ〕 | [投票] |
★3 | 幸せはパリで(1969/米) | ウォール街では知られた凄腕の証券マン、ハワード(ジャック・レモン)は、社長(ピーター・ローフォード)にも目を掛けられる存在。しかし、ひとたび帰宅すれば悪妻(サリー・ケラーマン)と愚息の虐待を受けるみじめな身の上であった。そんな彼が、社長主催のパーティでフランス美女・カトリーヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)と出逢ったのは如何なる運命の巡り合わせであったろう。彼らは互いに惹かれあい、こっそりパーティを抜け出すが、実はカトリーヌの正体は社長夫人であった。しかし目の前の暗雲を突っ切って進まねばおのれの幸福はない、と確信したハワードは彼女をわが手にすべく奮闘するのだった。〔95分/カラー〕 | [投票] |
★3 | Death Note デスノート 前編(2006/日) | 法が裁けぬ極悪人どもを、自ら手を汚すことなく超能力で誅殺する存在・キラ。世にその話題の途切れる日はなかった。しかしてその実体とは、死神リューク(声・中村獅童)の「デス・ノート」を借り、そこに人名を記すことで世のダニ退治をする大学生・夜神月(やがみらいと:藤原竜也)、警察庁に身をおく夜神総一郎(鹿賀丈史)の長男であった。彼の行動を賛美する者たちが巷には溢れ、神の再来の如く崇める者たちが引きもきらなかったが、警察、そしてFBIは彼を最大の極悪犯と見做し、人物の特定に血眼になっていた。そこへキラの正体を暴けると豪語するひとりの探偵「L」が現われる…少年ジャンプ連載の問題作の映画化。〔122分/カラー/ヴィスタサイズ〕 | [投票] |
★3 | 明日の記憶(2005/日) | 某広告代理店の敏腕部長・佐伯(渡辺謙)は、最近自分についておかしな出来事が続いていることに気づき始めていた。毎日顔をつき合わせている筈の、部下の名前が思い出せない。大切な取引先での会議の予定を忘れ、携帯で「いつまで待たせるんだ!」と怒鳴られる…。うすうす夫の異状に気づいていた妻・枝実子(樋口可南子)は、医者(及川光博)のところへ夫を連れていく。明らかにされた病名は、若年性アルツハイマー病だった。これまでにない大きなプロジェクトと、ひとり娘の梨恵(吹石一恵)の結婚を間近にひかえた佐伯は、バカ話と一笑に付そうとする。だが病状は、彼の想像を超えた絶望的段階に上りつめようとしていた。〔122分/カラー/ヴィスタサイズ〕 | [投票] |
★3 | 花よりもなほ(2005/日) | 将軍綱吉の時代。江戸のとある貧乏長屋では、侍・青木宗左衛門(岡田准一)が近在の子供を集めて寺子屋を開いていた。そんな暮らしをしているのも、父の仇である金沢十兵衛(浅野忠信)を討って本懐を遂げるまでは、晴れて郷里の土を踏めないからだ。そんな彼の唯一の心の慰めは、向かいの美貌の寡婦・おさえ(宮沢りえ)だったが、彼女の息子に剣術を教えてほしいと頼まれ、その挙句に長屋のそで吉(加瀬亮)に見事に負かされ、剣術の才がないことを暴露されてしまった。折も折、主君の仇討ちを狙う赤穂浪士たちは長屋に潜伏し、宗左衛門が吉良の密偵ではないかと身辺を探るのであったが…。〔127分/カラー/ヴィスタサイズ〕 | [投票] |
★3 | ひばり姫初夢道中(1952/日) | 青空城のひばり姫(美空ひばり)がお伊勢参りから帰ると、城の内外は黒鷹城に通じた悪家老・大膳(小林重四郎)の部下たちに覆い尽くされ、アリの這い入る隙間もなくなっていた。大膳は病身の大殿(永田光男)を天守閣に閉じ込め、頭の足りない長男・大之亮(青山宏)を担ぎ上げて国を我が物にしようとしていたのだ。側近の甲田(高田浩吉)、乙川(森川信)に進言されて男装し、ちょうど城で芸を披露していた旅芸人一座に紛れて忍び込んだ姫は、父に大膳の企みを語るが、信じられぬと姫を城より追放してしまった。涙で一座に入れてくれと頼んだ姫は、「つばめ太夫」の名で若さに似ぬ多芸を披露し、忽ち人気者になるのだった。〔92分/モノクロ〕 | [投票] |
★3 | カクレンボ(2005/日) | 「夜、かくれんぼをすると鬼に連れてゆかれる」…特に、おトコヨさまのお遊戯にはキツネの面をかぶった子供たちが七人集まり、子供たちは次々に消えてゆくのだという。摩天楼の最下部の夜、ヒコラ(竹内順子)たちは妹を捜すために、他方ノシガ(内藤玲)たちは鬼の正体を見極めるためにこのゲームに加わった。そして、彼らの影を追うように都市の片隅から、次々と「鬼」が甦りはじめる…。〔24分/カラー/ヴィスタサイズ〕 | [投票] |
★3 | びっくり五十三次(1954/日) | 東海道の旅がらす・お釈迦の金太郎(高田浩吉)は、雲助にからまれている女二人連れを助ける。だが、そのふたりはいわく付きのスリ婆あ・お百(飯田蝶子)と孫娘のちゃっかりお夏(美空ひばり)であり、駕籠屋は巾着切りの被害者だった。金太郎は仕方なく博打で大金を稼ぎ、駕籠屋に返してやるのだった。お夏の家は大井川沿いの旅篭であり、金太郎は雨に降られてそこに厄介になった。そこには先に博打で大負けした森の石松(三井弘次)がおり、金太郎と言い争いの末に友人となる。そして金太郎はお夏の姉・お万(勝浦千浪)と出会い、一目惚れするが顔には出さず、それでもお万に言い寄る軟弱男に啖呵を切って追い返すのだった。〔96分/モノクロ〕 | [投票] |