ペンクロフさんのコメント: 更新順
裸のジャングル(1966/米=南アフリカ) | 台詞がなくても全部判る、マンハントものの傑作。夜明けに目覚めるたび、全身メチャ痛そうに苦しむ姿に底知れぬ実感がこもっている。 | [投票] | |
老人Z(1991/日) | 江口寿史デザインの可愛くて性格のよい女子大生が無報酬で寝たきり老人を甲斐甲斐しく介護してるなんて、『モダンタイムス』式のマシンが登場する前からすでに絵空事にしか見えない。バブル時代のあり余る無駄なエネルギーは感じられる。 | [投票] | |
一番美しく(1944/日) | ここに美しさが確かに在る、という話は判るのだ。だが、おそろしい。ほんの4年前、師匠山本嘉次郎は絢爛たるスーパーエンターテインメント『孫悟空』を撮っている。国なんて、たった4年でこうなってしまう。オレはそれがおそろしい。 | [投票] | |
トゥー・ブラザーズ(2004/英=仏) | 動物の撮影は見事だが、ご都合だらけの物語を真剣に追う気になれず、お伽話としても不出来でタチが悪い。 [review] | [投票] | |
櫻の園(1990/日) | その日誰かが「櫻の園」中止になんねーかな、と思っていた [review] | [投票(1)] | |
ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金(2013/米) | マイケル・ベイの最高傑作と思う。整合性お構いなしの大雑把さ、無責任なノリの良さ、調子いいだけで内実のない登場人物たち、これらビッグバジェット映画では裏目に出ていた欠点が全てプラスに転じている。奇跡的だ! | [投票] | |
ウォーリアー(2011/米) | 一見格調高く見えるもののニック・ノルティの遺伝子最強幻想で判る通りのバカ映画。『闘魂先生 Mr.ネバーギブアップ』に劣る。 弟の過去の後バラシなど、脚本の技巧はいらぬお世話。 | [投票] | |
テッド(2012/米) | 楽しいんだけど「テディベア」という存在が自分には全然ピンとこないので、この映画に通底する「おかしみ」を本当には理解できていないのだという苛立ちはある。ギャグの翻訳以上に、登場人物との大きな文化的隔たりを感じる部分だ。 | [投票(1)] | |
男たちの大和 YAMATO(2005/日) | 往時の人物らに多分に現代っ子メンタリティが見受けられるのは、「現代的解釈」といったものとは大きく異なるだろう。単に現代っ子たちが作り演じる学芸会だ。感情移入のために時代精神を曲げまでして、なお感情移入できないのだから困る。 | [投票(1)] | |
キートンの大列車追跡(1926/米) | アイデア満載の秀作。キートン先生、南軍だ。アメリカ人は南軍好きだよなあ。敗れた側への判官びいきか、新撰組や白虎隊みたいな扱いなんですかね。 | [投票] | |
進撃の巨人 ATTACK ON TITAN(2015/日) | セカイはザンコク [review] | [投票(5)] | |
ぼくたちと駐在さんの700日戦争(2008/日) | ここで言う若者の「悪戯」なるものが自分には全然ピンと来ないのだ。ただの窃盗、器物破損、傷害だ。女の子に花火を見せる似非「いい話」の後半は最悪。田舎ヤンキーの仲間サイコー精神も不快で、要するにわたくし向き映画ではなかった。 | [投票] | |
俺たちスーパーマジシャン(2013/米) | ジム・キャリー「マジックに友情なんかねえんだ!」 スティーヴ・カレル「マジックに友情は…あるやろ?」 スティーヴ・ブシェーミ「天山、待たせたな!」 みたいな映画でたいへん心暖まります。 | [投票] | |
マキシマム・ブロウ(2012/カナダ=米) | 弟の借金をかぶったため奥さんに引け目を感じて「愛してる」と言えないストーンコールドが、数々の死線を越えてついには。というB級テイストあふれる脚本。こういうの好物です。 | [投票] | |
ポリス・ストーリー レジェンド(2013/香港=中国) | 人情羅生門。タイ人とのケージマッチが単なるアクションの見せ場ではなく、登場人物たちの感情を揺さぶりドラマを推進させる仕掛けになっておりジャッキーらしい。あと、娘のチョロいグレっぷりも実にジャッキーらしい。 | [投票(1)] | |
導火線 FLASH POINT(2007/香港) | 警官も悪党もただそこに在って、関わりあい、闘う。説教なし。ハードコアの極みに達するドニー・イェンの動作導演に対し、ウィルソン・イップは実にものをわきまえたクレバーな監督で、その謙虚さ、シンプルさを美しいと感じる。音楽隊の場面が好きだ。 | [投票] | |
インターステラー(2014/米) | 実に念入りに作りこまれた映画で感心するが、家族愛は時空も次元も超えるのでアールとして一点の曇りもない姿勢には大いに鼻白んだ。そういうベタベタした鬱陶しいのから自由になりたくてSF読むんじゃないのか。プランBの方が遥かに理に適っているし、美しいとすら感じる。 | [投票(6)] | |
チャッピー(2015/米=メキシコ=南アフリカ) | 神経ヘルメットを誰が使うか判る場面には胸を打たれる。穴ぼこだらけでも、一点の真実を宿しているために見限れない映画だ。ニンジャとヨ=ランディ夫婦の好演に比べ、ヒュー・ジャックマンとシガーニー・ウィーバーはなんだ。バイトか。 | [投票(1)] | |
スタスキー&ハッチ(2004/米) | なぜかクレジットされてないウィル・フェレルの面会室での怪演が面白いが、そこぐらいしか笑うところがない。 | [投票] | |
影武者(1980/日) | かげむしゃかわいそう [review] | [投票(2)] |