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KEIさんのコメント: 更新順

★3ダーティー・コップ(2015/米)全く予期せぬ話の展開が、面白い。小さくまとまってしまったのが、惜しい。私の好きなニコラスケイジも渋い、というか良い役だ。収穫は音楽。主題曲も、一風変わったこの作品に合ったしゃれた佳い曲だ。3.5点[投票]
★4厳重に監視された列車(1966/チェコスロバキア)ブラックだが、瑞々しい。機関車が異様に巨大だ。独軍を表している?なんて事はどうでもよくて、時折の優しいシーンにホッとする。挿入曲(主題曲の編曲)も優しい。エロチックだが、笑い飛ばしているのが、いい。未キスシーンは絶品。[投票]
★4獣人(1938/仏)河、草原、空はルノワールらしい画。機関車の疾駆は圧迫感を覚える。キャラ設定が、ゾラらしくカッチリしていて興味津々展開が楽しめた。ギャバンの恋人然とした優しい口調、甘えるようなシモンの舌足らずな話し方が心に残る。[投票]
★5カーネギー・ホール(1947/米)良し悪しは問わず、ストーリーはその意図が汲み取れれば、それで良いだろう。キモは何と言ってもこの企画、この顔ぶれ。まさにthe world’s Greatest Artists―看板に偽りなし。特にハイフェッツ、しかもライナー指揮で私はご満悦。クラシック入門としても最適。[投票]
★3セカンド・コーラス(1940/米)「Love of my life(恋人になってくれ)」がアカデミーノミネート曲だが、私にはもう一つ。アステアのコサック風ダンスと指揮ダンス?は受け狙いだろうが、楽しい。一番はポーレットの踊り。とてもcuteで見とれた。[投票]
★3太陽の中の対決(1967/米)前半、話が雑だ。原作未読ながら、小説は主人公の生い立ちをもっと克明に描いていると思う。映画はそうでないので、後半主人公の思いが伝わってこない。ラストの状況は成程映画向きだが、それだけで映画化を決めたのかというと、言い過ぎか。[投票]
★3ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018/米)CGが凄い。といっても、世の中にCGがこれ程氾濫していると、すぐに忘れそう。1作目がヒットしなければ作らなかったからか(?)、後付け話が幾つかあり、気分が悪い。シリーズ特徴の動物(今回は多くが作り物に見えたが)を生かし、CGの高水準、物語の高水準を期待。[投票]
★3セルフレス 覚醒した記憶(2015/米)丁寧な撮り口。その割には冗長でない。テキパキと話が進む。給水塔、馬、草の緑、青い空、このシーンだけがシンらしい。一番の問題は物語だ。こんな話はごまんとある。シンの興味がここにあるのだろうが、今後は物語にそれ程こだわらなくても良いのではないか。[投票]
★4ボウリング・フォー・コロンバイン(2002/カナダ=米)‘この国は何かがおかしい’から始まるこの作品の中で、一番面白かったのは、米国人の人となりを歴史から解明する漫画のシーンだ。そして自らを、解明されたそんな捉え方をする米国民がいる(ムーア氏だけではないだろう)というのが、興味深い。 [review][投票]
★4子供たちは見ている(1943/伊)題材は昼メロだが、男女の心理描写がなおざりだとの評価は、ここでは当たらない。親達よりプリコの心理が重点なのだ。「子供が楽しく暮らせる社会(家庭)は、大人にもそうだ」。分かっていると誰もが言う(私もそうだ)が、本当か?もう1歩踏み込んでみるべきだろう。[投票]
★5暗黒街(1927/米)素晴しい脚本。そして1つのセリフがある。脚本家ベン・ヘクトはこのセリフを言いたいが為に、80分間、物語を語って来たのだ。 [review][投票]
★3スターリンの葬送狂騒曲(2017/仏=英=ベルギー=カナダ)ブシュミがフルシチョフ!似ているか?似ていない事もないか。私的には‘ブキミなブシュミ’なので驚いた次第(ファンの方。失礼)。しかし好演でした。死体を消す方法はスパイもので観た事がある。政治家はコワいねー。3.5点[投票]
★4ナチュラル・ボーン・キラーズ(1994/米)前半はよくある話で2点。が、T・L・ジョーンズ(好演!)登場から俄然乗って来た。‘人は愛と殺人においてのみ純粋だ’と言う。純粋なのは良いが、愛は周りをも幸せにするものだと思う。その点で、この2人には共感しない。ただ映画史にはこんな1本が有っても良い。[投票]
★5気儘時代(1938/米)変なストーリー。carefree(原題=気まま、心配事のない)に振舞うからか、ジンジャーがいつもよりチャーミング。そして6分弱のYam danceが至福で、実に楽しい。オールベストの1つだろう。アカデミー候補の‘相手を変えて僕と踊って’―物語に関係なく、良い曲だ。[投票(1)]
★3山猫は眠らない3 決別の照準(2004/米)緊張感が無いのは相変わらず。メインストーリーは面白いが、よく考えるとどうもすっきりしない点がある。ベトナム人民統一会館(統一会堂だろう)が出て来るのは興味深い。ともあれ、お疲れ様、上級曹長!名技に3.5点。[投票]
★3山猫は眠らない2 狙撃手の掟(2002/米)全編に緊張感が足りないのが、このシリーズだ(ホント?)が、今作のラスト対決15分は中々良かった。比べるのも変な話だが、「沈黙シリーズ」とでは、随分とマトモな作品だと思う。3.5点[投票]
★4ニコライとアレクサンドラ(1971/英=米)本作はロシアの歴史、又ロマノフ王家を描くというより、ロマノフ一家を描いている。その中でニコライは全く普通の夫、父親で、そのまま普通の王だった。だからこの激動期には、その荷が勝ち過ぎていたのだろう。そういう意味で、普通の私は、彼に共感出来た。[投票]
★3悪魔の発明(1959/チェコスロバキア)時に児戯に等しいシーンとか画とかもあるが、銅版画(と解説に有り)と実写の合成シーンの独特な雰囲気は、渋くて良い。原作未読だが、ヴェルヌの小説は面白いものとそうでないものがあるので、本作は後者の忠実な映画化だと思う。3.5点[投票]
★4偉大なるアンバーソン家の人々(1942/米)切ったり貼ったりで原型がよく分からないが、これじゃ「アン〜家の息子」じゃないか。原尺なら見応え十分だったかも。27歳で、この大人の映画を撮った。やはり天才。むくいか愛か、どちらにせよ本作では中途半端。ただ間違いなく面白く、力のある画に、4点献上。[投票]
★3テキサス(1966/米)貴族ぶったドロンが笑わせる。コミカル西部劇の定番―バカでマヌケなインディアンで更に笑いを取る。時代設定がいい―スペイン貴族なんてこの時代なら有り得る?6連発銃、入植者、家畜の時代考証もいい。キングストントリオの主題歌は、思いがけず佳曲だ。[投票]