★5 | 女神の見えざる手(2016/仏=米) | 珍しく邦題が良い。更にまた1つスーパーレディ主役の快作の誕生だ。ロビー活動ってコンゲームの様で、面白い。ラストのメモのシーンは、この2時間を総括するシーンであり、しっかり人間が描かれていて、感動すら覚えた。 | [投票(1)] |
★4 | ぼくのエリ 200歳の少女(2008/スウェーデン) | 萩尾望都の名作「ポーの一族」を彷彿。というより、キャラがそのものなので、作者は愛読者なのだろう(誰も指摘していないが)。現代の挿話はなかったと思うので続編の積りか。閉ざされた雪国という環境がいい。生きることの意味、悠久の悲しみも表現出来た。 | [投票(1)] |
★4 | シンドバッド黄金の航海(1974/英) | 何人が何度言おうと、女神カーリが凄い。特撮映画史に残る名シーンだろう。 [review] | [投票] |
★3 | シンドバッド7回目の冒険(1958/米) | タイトルだが、何故7回目?原作‘千一夜物語’には7回の航海が記されているので、8回目だろう。作者は何か誤解していると思う。それはともかく、本作には貴重な物語が含まれている。 [review] | [投票] |
★4 | ホフマン物語(1951/英) | オペラ「ホフマン物語」はちょっとだけ知っていて、あれっ、ミューズは出ないの?と疑問がわいた。又、3つの物語もゴチャゴチャしているなぁと。そこでいい機会(?)なので、調べてみた。いろいろ分かったが、これ(この映画化)では満点は上げられない。4点。
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★4 | カメラを止めるな!(2017/日) | 「早い、安い、質はそこそこ」。今はどこでも、皆なそうだものね。観て、逆に大きな映画愛を感じました。内容には触れないが、キャラクターがよく描かれている。父、母、娘3人の家庭も雰囲気があった。 [review] | [投票(1)] |
★5 | ネバーエンディング・ストーリー(1984/独) | 製作が今(2019)なら、CGでもっと目を楽しませてくれるだろうが、心の底まで響かせてくれるかどうかは、別物だ。触れたい挿話は沢山あるが、1つ選ぶなら‘哀しみの沼’。世の中にこういう事ってあると、昔観た時、いや今回もそう思った。 | [投票] |
★4 | オペラハット(1936/米) | 劇中セリフじゃないが‘善良で誠実’な映画。全く素直な作品で、120分あっという間に観てしまう。社会問題(今回は農民の貧困)にも触れており、やはりキャプラはアメリカの良心と言える。 | [投票] |
★5 | 映画に愛をこめて アメリカの夜(1973/仏=伊) | 内幕物。いい映画。微に入り細に入り、よく練られた脚本。見終わった後登場人物を1人1人思いやると、心が暖かくなった。しかしヒロインのラストのセリフには絶句。改めて思うに、映画に関連する人々(シネスケも私も)はやはり何か魔物に取りつかれているのかもと。 | [投票(1)] |
★4 | ヤング≒アダルト(2011/米) | 田舎から都会へ出て行く女の子は多いが、殆んどが帰って行くそうだ。美人で才能のあるこの主人公は特別だろう。普通の人はこれを観てこんな人でも、と溜飲を下げるのかな?暖かい脚本(ラストで明かされる挿話)と90分に纏めたダラダラしない演出が、良い。 | [投票] |
★3 | 舞台恐怖症(1950/英=米) | 私もしっかり騙された口なので、大きな事は言えないが、もう少しメリハリがあれば、とスパッとした解決が欲しい。ディートリヒは歌うわ、顔がコワいわと存在感有り過ぎ。だから余計に、イブとお父さんのホンワカ探偵にもっと頑張って欲しかった。 | [投票] |
★4 | フットライト・パレード(1933/米) | 人物関係描写が雑、物語展開も普通で3点と思っていたが、ラストに至って、あの曲が流れた。「Shanghai Lil」(上海リル)。寡聞にして、本作品の挿入歌とは知らなかった。(蛇足:これをモチーフにした日本での大ヒット「上海帰りのリル」は1951年です)。 | [投票] |
★3 | 青い戦慄(1946/米) | 本作は、チャンドラーの脚本ということがすべてだ。だから、ハードボイルドである(主人公の大尉をチンピラ風にもした)が、本格推理ではない。だから伏線もないが、物語の進展を楽しむ作品だろう。チャンドラーらしく、意外な結末だけはあなたを待っている。 | [投票] |
★5 | 男の敵(1935/米) | 最初にユダのことが語られる。密告した後、彼は何をし、何を思ったのか?舞台を現代(アイルランド)に移し、いつの時代にもいる密告者、いや境遇次第では我々もいつそうなるか分からない、その心情を見事に描き出している。 [review] | [投票(1)] |
★3 | ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016/英) | 茶トラ縞模様の猫は意志が強いんだって―覚えておこう。それと、ビッグ・イシュウは皆さん買ってますか? | [投票] |
★4 | 子供の情景(2007/イラン) | 子供は手加減を知らないので、‘〜ごっこ’のシーンはコワかった。何が起きるかと。主人公は本当に良い子で、「学校は面白いお話を教えてくれる所」「戦争ごっこは服が汚れる」って言う。成程、この捉え方は真実をついている。 | [投票] |
★4 | 仮面の米国(1932/米) | 告発物ものの1つだが、邦題が凄い。そこ迄言うか、と。 幾分かは脚色もしていると思うが、人生なんて上手く行く時も有れば、行かない時もあり、分からないものだとつくづく思う。 | [投票] |
★4 | 白い沈黙(2014/カナダ) | 映画の始め部分はカットバックが多く、分かり難い。ので、特に本作はDVDでの鑑賞をお勧めしたい。そして30分経過時に、止めて、情報を整理すると、全体像が見えてきます。 [review] | [投票] |
★4 | フランシスコの2人の息子(2005/ブラジル) | フランシスコ一家の物語。この家庭の息子はたまたま成功したけれど、ここで描かれているのは家族の物語だ。すべての家族に、物語があると思う。 | [投票] |
★3 | 沈黙の追撃(2005/米) | ダム、潜水艦、オペラ劇場と舞台が転々とする割りには物語がまともで(!)、いつもの沈黙らしくない。それは良いが、御大の見せ場が少なく全般におとなしい。セガール臭のあまりしない普通の映画という感じで、やっぱりこれじゃあ面白くない。 | [投票] |