★4 | 最後の一兵まで(1937/独) | 日本の単なる国策映画と違い人間ドラマに仕上がっている所が名編と呼ばれる所以だろう。 | [投票] |
★4 | 柘榴坂の仇討(2014/日) | 原作より良い。原作の舌足らずな所を補い、一つ一つ説明を加え、変更もあえてした。例えば十兵衛が何故自刃しなかったか―は説得力が出た。更にラストは内味変更。弱くなったがこれはこれで良いのだろう。音楽は水準以上。皆で丁寧に作り込んだ一作だ。 | [投票] |
★4 | 帝一の國(2017/日) | 原作未読。タイトルと詰襟制服で右翼系かと勝手に思い込んでいた(笑)。ジャンプ精神「友情、努力、勝利」は健在なんですね。ラストのマリオネットは引っかかるけど、まぁご愛敬でしょう。菅田は、TVも映画も良くこなし、我が家の若手好感度No.1です。 | [投票] |
★5 | 会議は踊る(1931/独) | 劇中、ウィーン娘がロシア皇帝アレクサンドル1世の城(宿舎)に向かう途中馬車上で歌う‘ただ一度だけ’は、全く素晴しい歌曲だ。ただ異な感じがした。 [review] | [投票(2)] |
★5 | 第七天国(1927/米) | キーワードは‘向上心’。一番下(の更に下。‘下水掃除人’なんてホントにいるの)から2人共が這い上がって来たということ。愛は人を強くする。逆境を跳ね返す彼女のそのシーンには思わず拍手した。ラストは完璧。やはり名作だ。 | [投票] |
★3 | ジョーのあした 辰吉丈一郎との20年(2015/日) | そこそこ強い男。もっと強ければ、もっと弱ければ別の人生になっていた。満足はしていないが納得している人生だと、強がりでなく言い切る辰吉。そこが救いか。というより、幸福な人生じゃないか。 | [投票(1)] |
★5 | ヴァリエテ(1925/独) | 目がコワい。アルティネリがマリーを盗み見る目、マリーが後ろから斜め見する目、人々が嘲り笑う目、そして主人公名優ヤニングス扮するハラーの圧倒的な怒りの目。言葉は、セリフは全く必要がない。 | [投票(1)] |
★3 | シビル・ウォー キャプテン・アメリカ(2016/米) | 長い。ストーリーがいやに真面目っぽい話で悪くないし、CGも凄いので、何とか無理に観てしまうが・・・それにしても長い。スパイダーマンを出す必要はあったか?そこが評価の分かれ目かな?次回も長いのだろうな。 | [投票] |
★4 | キング・オブ・キングス(1927/米) | 聖書を目で見える形にした事は大きい。しかも分かりやすい。キリストを身近にしたという意味で、映像の力を示す力作だと思う。無声なので演技は大仰だが、マグダラのマリア(J・ローガン)が素晴らしい。派手から質素への移り変わりも見事だった。 | [投票(1)] |
★4 | チャンプ(1931/米) | ‘バカな子ほど、親は可愛い’というが、‘バカな親ほど、子は大好きだ’といえるのかも。うちはそうです。 | [投票] |
★4 | 大砂塵(1954/米) | テーマ曲をバックに男と女。特に女の5年間の生き様を語るシーンが心に迫る。破綻なくかっちりした構成。ただ女の愛憎劇の色合いが濃くなった時点で、映画としては小さくまとまってしまった感じがする。 [review] | [投票] |
★3 | アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン(2015/米) | マーベル体験2作目。こういう敵出現の物語は、さして新しい話ではない。滅びの美学で説明しようともしているが、そういう観念的な考え方が最近少なく、本作は良い。ただ発端がぼんやりしており、よく分からない。でもCGが凄く、どんどん行っちゃうけどね。 | [投票] |
★4 | ミルドレッド・ピアース(1945/米) | 事件の真相という謎で観客を引っ張って行くが、興味はもう1つある。17歳で結婚した世間知らずの若奥さんが、世間に翻弄され、もまれていく。彼女はどうなっていくのか?という興味だ。顔つきが段々と変わっていくJ.クロフォードが見事でした。 | [投票(1)] |
★5 | 或る夜の出来事(1934/米) | 褒め言葉しかない。キャプラは前年の‘一日だけの淑女’と比べ、画面構成、間、アップの減少etc格段に良くなった。が、何より脚本が冴えていた。「お腹がすいたよ」「気のせいさ」なんて気の利いたセリフも多くの映画で使われているが、たぶんその嚆矢なのだろう。 | [投票(1)] |
★3 | ロシュフォールの恋人たち(1967/仏) | ‘仏語は愛を囁くための言葉’というから、愛の歌はシャンソンが一番似合うのかもしれない。本作はそんな歌が一杯詰まっているが・・90分位で良かったのではと、実は私もシェルブール派です。出て来るコンチェルト3番も、シェルブールのテーマに似ている。 | [投票] |
★4 | ニキータ(1990/仏) | ニキータはニキータであって類似品がどれだけあろうがニキータにはなり得ない。それはこの女主人公のキャラで持っているからだ。スパイ世界に今迄無なかったキャラ。最後の仕事の雑さ、?というラストだが、このキャラだから許そうか。男は絶対許すと思う。 | [投票(1)] |
★3 | ゼロの未来(2013/英=ルーマニア=仏=米) | 分析というか、数式で証明するPC画面の描写がすこぶる面白い。色々な探求ファクター(真理、恋、ゼロ・・・)をばらまいているが、その証明(?)も物語も中途半端なのが残念。僕のアパートから見える夕陽が今日もきれいです。そういゃあ、空は出てきたかな? | [投票] |
★4 | ガリヴァー旅行記(1939/米) | ‘自家薬籠中の物にする’という言葉があるが、本作はまさにそれ。こんな話だっけ?と再読したが、愛なんてこれっぽっちも出て来はしない。でもさすが、ディズニー。人間が人間である限り、愛は不滅。ディズニーも不滅なんだろうなとふと思った。 | [投票] |
★4 | バラバ(1961/伊=米) | 物語が分かりやすくて面白い。そしてよく分からない内に「ハイ、キリスト信者になりました」ではないのも、良い。殉教というのは、希望を思い出す為にある、という言葉は信者でない私にも説得力があった。 | [投票] |
★3 | アベンジャーズ(2012/米) | マーベル素人の私は、最初に‘絶対悪’が出て来たので、単なる善と悪との闘いかと、期待しなかったが、そこそこ楽しめた。とても分りやすい脚本。高度な兵器があるかと思えば、殴り合いもあり、人間、いやヒーローも最後は体力と痛感しました。 | [投票] |