★5 | チャイナタウン(1974/米) | 何というラストだ。これで終わりかよ。この後この事件は、あれがこう説明してこうなって、こうなって〜なんて考えて行った時、だんだんと胸糞が悪くなってきた。可哀想だし、くやしいし。後味の悪さでは類を見ない。嫌な映画 No.1。 | [投票] |
★4 | エデンの東(1955/米) | エデンの東に住む罪人(我々)の物語。原作の方が人間心理をより深く描いていそうだが、本作はその脚本化(セリフとか)映像化(斜め撮りとか)としてはほぼ完璧だろう。2時間を一気に観てしまう。こんな自分でもいいんだというテーマ。有名な主題曲もやはり優しい。 | [投票] |
★5 | 逢びき(1945/英) | これは不倫の話ではなく、若者の恋と大人の恋の話だ。 [review] | [投票] |
★3 | いろは若衆 花駕籠峠(1959/日) | ストーリー構成が、綿密なのか大粗なのかよく分からない。タイトルも(若衆、峠は一瞬出て来るが)ストーリーには関係ない。ただ一番良いのは、米山正夫による4曲の歌はすべて聴き応えのある佳作揃いという事だ。 | [投票] |
★3 | スパイ・レジェンド(2014/米) | ブロスナンは颯爽としているのが好きなのだが、さすがに年を取った(御年61歳)。その娘が12歳という設定は不自然ではないか?原作小説は面白そうだが、それをそのままホンにしても映画にはならない。映画的なメリハリ、セリフそして盛り上がりにも欠けた。 | [投票] |
★3 | ニンゲン合格(1998/日) | 観終わってタイトルが気になった。合格という事は不合格もある訳で、主人公は合格、他の人は不合格なのか?藤森(役所)は不合格か。なんて考えると、一生懸命生きてればそれでいいのでは、と思う。他の人も入れて、フニンゲン合格がいいのでは? | [投票] |
★4 | 悲しき口笛(1949/日) | 日本歌謡史に関わる映画としては、ひばりを世に知らしめた作として5点だが、映画そのものは3点。俳優では津島が、純情可憐な親思いの娘を好演。ハーモニカの松ちゃんは何と大坂志郎で、後世では考えられないカッコいい役をこなしている。 [review] | [投票(1)] |
★3 | 沈黙の帝王(2016/米) | セガールの理想は哲人政治か。それはともかく、作品は欠点が多すぎ書き切れないので、良い点を。音楽が、聴ける、乗れる。記憶のトリックは作者の自信モノのようで、白々しい伏線を2か所も張っているが、面白い。主演のJ・メスナーは手放しではないが悪くはない。 | [投票] |
★3 | タルサ(1949/米) | 脚本、撮影、演出、主題歌どれをとっても今一歩だが、物語としては面白い。虚実ない交ぜだろうが、タルサが石油で大きくなった事は間違いがない。立ち並ぶ掘削油井は圧倒的で、ラストも見応えは有る。 | [投票] |
★4 | 二人で歩いた幾春秋(1962/日) | オープニングが凄い。復員した主人公と妻のシーン。実に大らかな画で、テーマ曲もドーンと入り、ボーッと観ていたら圧倒された。あと、子供に対しての共感出来るシーンが幾つか。「親らしく晴れ晴れとしてみたいね」なんていいセリフだ。 | [投票] |
★3 | 右門捕物帖 片目の狼(1959/日) | むっつり右門は原作からして謎解きの要素が少なく、私的には少し不満。映画も同様。ただむっつりなのでどうしても静になり、動として里見を入れたり、無理やりっぽい(?)タイムリミット劇にしたりとの努力は買う。原作には無い右門の七変化が一番楽しめた。 | [投票] |
★5 | いつか眠りにつく前に(2007/米=独) | 死ぬほど好きな人とは一緒になれないものだ、なんて昔からよく言われるが・・・ [review] | [投票] |
★3 | シシリーの黒い霧(1962/伊) | ドキュメント風にしたいが為に年代を追う形にしたが、反って緊迫感を削いだ。また分かり難くもなった。誰かを主人公にした作劇の方が、史実とは違った話になる危うさはあろうが、映画としてはもっと面白くなったと思う。 | [投票] |
★4 | コンテンダー(2015/米) | 決して立派な政治家ではない。元アルコール依存症、変わらぬ女好き。しかしどこか誠実で憎めない。そんなチンケな男をN・ケイジが熱演する。‘愛の不確かさ’‘人生は歩み寄りの連続だ’という金言を、我々観客は成程と得ることが出来る。 | [投票(1)] |
★4 | この首一万石(1963/日) | すれ違いの脚本が上手い。世の中全てそうだが、落し所が難しい。それを誤った人々の話。平幹演じる代官の処置−断じて事なかれ主義−が一番現実的だ。今でも近い話は見聞きする。世の中は昔からいつも変わらない。 | [投票] |
★3 | 二十四時間の情事(1959/仏) | どうしてこの女は敵国(独、日)の男となると燃え上がるのだろう。単なる個人的相性の問題だろうか?一生に一度の恋だったヌヴェールの逢引きのシーンがとりわけ美しく、心に残る。 | [投票] |
★4 | ジャッジ 裁かれる判事(2014/米) | 主人公の元恋人役のヴェラはミスキャスト−彼女の良さが出ていない。兄役のV・ドノフリオ、検察官のソーントンも手堅い。父親と息子の話だが、息子への気持ちを吐露するシーンは泣ける。同じ父親としてよく分かる。いい映画だ。 | [投票] |
★3 | 光(2017/日) | 特異職業の主人公、テーマも興味深い。そのテーマに答を出すラストも良かった。ただ感動が少ない。何故か? [review] | [投票] |
★2 | バルタザール どこへ行く(1964/仏=スウェーデン) | 例えば、マリーの物語に注目してその展開を追ってみるとよく分かると思うが、実につまらない。どうも作者は、物語を紡ぐという事は苦手のようだ。わざとらしいシーン、意味のないセリフも多い。家畜の運命は、多少の差はあれ、いつもこうだ。 | [投票] |
★4 | ルパン三世 カリオストロの城(1979/日) | 今となってみれば、登場人物はルパン常連メンバ−の他は、ナウシカといつもの四角顔の悪党とハイジのおじいさんじゃないか、なんてへらず口を叩かずに、素直な所を言えば・・・・いい作品です。 | [投票] |