ペンクロフさんのコメント: 更新順
妖怪の孫(2023/日) | 本当に観たいのは「殺し」だが、この映画には「こんな政治が続いたら殺される」という切実さはある。それもまた命に関わることだ。ただアニメはやっぱり気に入らない。 [review] | [投票(1)] | |
血筋(2020/日) | しょうがないオヤジと、そのオヤジを撮る映画極道な息子。しかし苦労人の叔父さんのシビアすぎる人生哲学(それもどうやねんと思うが)がいちばん印象に残る。 | [投票] | |
カラミティ(2020/仏=デンマーク) | 前作にシビレまくった者としては、エッジを丸めてどんくさい映画になっちゃったなーと残念に思う。悪や愚を他者にバラまくことで、主人公の英雄譚を無理やり作っているように見えるのが致命的。 [review] | [投票] | |
スーパー30 アーナンド先生の教室(2019/インド) | 教育はうまくいけばうまくいくという話で特に異論ないんだけど、自分は正直言ってうまくいかない様々なケースのなぜうまくいかないか、の方に興味がある。 [review] | [投票] | |
ヘドローバ(2017/日) | 小林監督作品特有の不良感性の勢い、明確なビジョン、金をかけずに撮るガッツに溢れる快作。「団地」の面白さを骨までしゃぶり尽くしており、21世紀を代表する団地映画となった。 | [投票] | |
東京クルド(2021/日) | 川の中州みたいなとこで若きクルド人の「行き止まり」を画で見せる。入館職員の音声に土人国家の本音が顕れる。先の見えぬ暗闇を車で走るオザンの横顔。『キッズ・リターン』を思わせる。 | [投票] | |
劇場版 センキョナンデス(2023/日) | 大島新監督の『なぜ君は』から続く「超近過去ドキュメンタリー」という流れがあるように思う。「センキョナンデス」は一昨年と去年の話だ。テレビが政権のイヌになって報道が機能してないから、ドキュメンタリー映画が頑張ってんだよな。 [review] | [投票] | |
タイトロープ アウトサイダーという生き方(2013/日) | ひたすら羅列、ただただ無策。被写体の強さに甘えすぎ。ひどい凡作で何がしたいんだコラとしか思えぬ。 | [投票] | |
シン・仮面ライダー(2023/日) | なぜ今この映画を作るのか、核となる動機がほとんど見えない。好きな仮面ライダーを東映が「やらないか」と言ったからホイホイ作っちゃったのか。 [review] | [投票(6)] | |
アイアン・シーク(2014/米) | アイアン・シークのトラッシュトーク、「ケツの穴に突っ込んでやる!」 これがシュートレスリングの裏技を意味していることは言うまでもない。 | [投票] | |
ベネデッタ(2021/仏=オランダ=ベルギー) | 凄い映画。バーホーベンはキリストさまの手に負えねえ凄玉。これが一周廻って人間讃歌なのが凄い。 [review] | [投票(2)] | |
Winny(2022/日) | 47氏をイノセント坊やに仕立てりゃ美談一丁あがり、とするやり方を軽蔑する [review] | [投票] | |
ビースト(2022/米) | こんな話は面白いに決まってるのだが、アフリカ感はない。まあオレもアフリカはエジプトしか行ったことないんだけど。 [review] | [投票] | |
エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022/米) | 確かに面白いし、ミシェール・ヨーがついに欧米で正当な評価を得たことは本当に喜ばしい。しかしアメリカ映画必殺の方程式であるところの家族愛至上主義には鼻白む。 [review] | [投票(6)] | |
ナワリヌイ(2022/米) | 大昔なら、暴力に敗れ放逐された者は遠い別世界で生きていく。それで天寿を全うできる。現代はそうはいかない。だからナワリヌイはロシアに戻る。凄まじい覚悟。 | [投票] | |
ジェニーの記憶(2018/米=独) | 自己防衛のために改変し封じ込めた記憶を掘り起こす過程を描く、メチャクチャ高度なことをやっている。欠落を抱えた児童を巧妙に誘導する性暴力が極めて陰惨。70年代アメリカの田舎はLOも売ってない犯罪の温床。 | [投票] | |
ブラックブック(2006/オランダ=ベルギー=英=独) | 今も続く暴力の歴史を描いて鮮やか。バーホーベンが愛してやまぬ、クソ野郎どもの中で闘い続ける強い女。役者ではフランケン中尉(ワルデマー・コブス)が出色。 | [投票] | |
Super Tandem(2014/日) | 田舎のどん詰まり感が凄い。せっかく上京したのにわざわざ富士宮市に戻って地元の友達と映画を作るというのが小林勇貴監督の突出した個性。普通はここまで自分のルーツを直視できない。 | [投票] | |
NIGHT SAFARI(2014/日) | 暴力のトリガーとなる「先輩」は電話の向こうに隠れており、姿を見せない。これは『悪い奴ほどよく眠る』と同じ。社会の構造を描いている。 | [投票] | |
UNCHAIN(2001/日) | 当人らの語りはともかく、演出で加えた感傷は腐臭を放っており嫌いだ。ガルーダの試合を早送り(これだけでも許し難い)して日の丸オーバーラップ。アホじゃねえのと思う。 | [投票] |