★3 | ザ・ヘラクレス(2014/米) | 最近のこの監督の撮り方が気に入らない。カメラを揺らす、ズームを2段構えにする、パン、ティルトを延々と続ける。今作は更に顕著で(アクションでのスローモーション多用)、作品的にも小粒になった感じ。しかしそれはホンに恵まれなかったせいかもしれない。 [review] | [投票(1)] |
★4 | 王様と鳥(1980/仏) | ラストが凄い。このラストはベストの1本に入る。王のわがまま、私服警官の同じ顔、主題曲の優しさ、ヒロインの腰の極端な細さ。アニメ特有の暖かみに包まれて眠くなる所も有ったが、ラストに頬を引っ叩かれた。権力にはいつも恐怖と、罠がある。 | [投票(1)] |
★4 | メッセージ(2016/米) | 原作は感動した。しかし、映画はそうではなかった。最初と最後のシーン、そして中味も構成も同じなのに、何が違うのか? [review] | [投票(1)] |
★3 | ひとごろし(1976/日) | 監督はTV専門らしいが、映画の匂いが薄かった。音楽がポップ調で松田には合っていたが、やはりミスキャストだろう。彼の隠れた凄みが見え隠れする。丹波、そして好きな岸田はどっぷり時代劇で、そこは良かった。 | [投票(1)] |
★5 | カッコーの巣の上で(1975/米) | ニコルソンは苦手だ。眉毛も濃いが、話も濃い。そしてこのマクマーフィという男。更に苦手なタイプだ。そんな男と精神病院の話かよと、少し引いて観ていたら、えっ!というシーンが3つ、有った。 [review] | [投票(1)] |
★5 | 靴ひも(2018/イスラエル) | 単純で素直な作品。だが父さん役は緻密な演技で説得力が有った。最初に息子を見た時の嫌な顔が絶品で、それ迄の2人の関係をすべて物語っていた。そして何と言っても脚本。物語は実話らしいが、3回目の靴ひも結びは創作だろう。上記の単純は誉め言葉です。
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★4 | 死者の書(2005/日) | 原書を読んだが、国文学に明るくなく、難しかった。映画はセリフもそのままで、観客は1回観て大意は訣(わか)ろうが、細かい表現は判別できないように思われる。現在風なセリフ廻しにした方が良かったと思う。 [review] | [投票(1)] |
★3 | 家族はつらいよ2(2017/日) | こんな人がこんな人生送ってこんな風になって行く。自分自身そして周りを振り返って、一歩(2歩か)間違えば、同じ境遇だったとつくづく思う。なさそうでよくある話だ。山田監督ではないが、人の一生なんて笑うしかないのだろう所詮。あと上手いシーン1つ。
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★4 | 昭和残侠伝 唐獅子仁義(1969/日) | 素朴な疑問:名古屋はどうなった? それはさておき、ヒロイン藤純子の存在感は半端なかった。そして、テーマは題通り、‘仁義’だ。仁義、義理、人情、筋目を通す、だ。 [review] | [投票(1)] |
★4 | ソニはご機嫌ななめ(2013/韓国) | 主題曲がかわいい。可愛いといえば主人公ソニ。普通の女子だが、顔が可愛い。男は可愛いい女が大好きだ。1対3、誰と上手く行くのかと展開が気になるが、彼女の答えは最初に出ている。上手い脚本だ。
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★5 | 黄昏(1951/米) | 秀作。男が甘すぎるのだろうが、男ってこういう盲目的な所がある。また女には分別なく若すぎたと責めても仕方がない。運命と割り切るしかないところが、小説家ドライサーの上手さだろう。 [review] | [投票(1)] |
★5 | ケルジェネツの戦い(1971/露) | これ程哀しい映画は知らない。これ程厳しい戦いの映像も知らない。そして、これ程子供たちの歓声が聞こえる映画も。
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★5 | 四季(1969/露) | こんな画、こんな色彩は初めてだ。バックを彩るレースの布地、モチーフにチャイコフスキーのピアノが優しさをかもし出す。後半の展開は夢か現(うつつ)か、判じ難いところだが、懐古する愛は、いつも美しく優しく穏やかだ。珠玉の1篇。 | [投票(1)] |
★5 | 海水浴(1895/仏) | 学校での反復連続運動が大好きだった。同じ事をするのだが、決して同じでない(失敗する)時間の無慈悲さも合わせて秘かに楽しんでいた。漫才でもそうだが、反復されるネタはいつしか笑いを誘う。人間、いや動物は元来反復運動が好きなのだ。何故かは分からない。 | [投票(1)] |
★3 | 写真会議委員の上陸(1895/仏) | 本作は「工場の出口」と同じ構成。だが、「工場」の方は人々の生活迄も窺い知ることが出来そうであるが、本作は、委員という1つの公のレッテルを貼られた画一的な人々であるので、私にとっては面白みに欠ける。 | [投票(1)] |
★4 | 壁の破壊(1895/仏) | 本作も面白く、何回も繰り返し観てしまった。煙、壁はもちろんだが、飛び散った壁の破片の動きが一番面白いかも。 | [投票(1)] |
★3 | 赤ん坊の食事(1895/仏) | 赤ん坊の笑顔は本当に可愛い。本作でも横を向いてニコッとする所も有り、もうたまらない。普通食事中は、なかなか食べないわ、汚すわ、ひっくり返すわ等々、親は全く大変で、この子は何というおりこうさんだと、感心した。余程機嫌のよい時に撮ったのだろう。 | [投票(1)] |
★4 | ともだち(1974/日) | いい脚本だ。ラストの処理は変わっていたが、より感慨深くなった。音楽は70、80年代らしく優しい調べだ。人は昔から子供も大人も変わっていない気がする。役者たちは、力を抜いた演技で好演。優作が浮いている様だが、印象には残る。 | [投票(1)] |
★4 | 青の帰り道(2018/日) | よくある話と言ってしまえば、それで終わりだが、藤井は、物語の語り方を知っているようだ。面白くまとめた。昔、工藤夕貴のファンだった。が、彼女ももう47才。今回は初めから嫌な役回り(口うるさいキリの母親役)だった。 [review] | [投票(1)] |
★3 | 逃亡者(1947/米) | これは何という事もない全く普通の物語ではないか。というと巨匠フォードには申し訳ないのだが。
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