★4 | マイノリティ・リポート(2002/米) | SF推理ものとして評価できる。トリック、謎解きが見事。映像で成り立ったこの未来社会のシステムを上手く生かしたクライムストーリーだ。どうしてもトムに目が行くが、主人公はアガサだろう。M.V.シドーが当時73歳。往年のファンとしてまだ々頑張って欲しい。 | [投票] |
★5 | リスボンに誘われて(2013/独=スイス=ポルトガル) | これは素晴しい愛の映画だ。高校教師の現実離れした行動から始まり、哲学的な言葉の洪水にたじたじとなり、若者たちの反政府運動とか恋の物語とかに至って、やっと落ち着いて観れるようになる。そして、すべての謎を溶解するラストが秀逸だ。 [review] | [投票] |
★5 | ヤングガン(1988/米) | タイトル通り躍動感あふれる作品だ。直情、無分別こそ彼ららしい。そんな物語を裏で支えるのは、OLD GUNS−T.スタンプとJ.パランスだ。共に十二分の出来。そしてテーマ曲が破格に良い。テーマ曲のベストに入る1本ではないか。 | [投票] |
★4 | サンシャイン 2057(2007/米) | 太陽の減退期は何十億、数百億年後の事なので、この邦題はやはりマズい。ストーリーも色々注文を付けたいが、それを補って余りある映像と音楽だ。暗くてよく分からん画面もあったが、宇宙だから仕方ないか(笑)。太陽をコワいと思ったのは初めてだ。 | [投票] |
★2 | ザ・ゲスト(2014/米) | 後半の謎の回収部分が、お粗末。このアイディアは、好くない。作品は全体で1つのもので、後半によって最初のミステリアスな雰囲気がどんどんと消されて行くのは、残念だ。あえて2点。 | [投票] |
★5 | ドリアン・グレイの肖像(1945/米) | ‘芸術至上主義’あふれる原作の俗世間的な所のみをつなげ、更に原作にない登場人物、エピソードを加え、全く世俗に染まった物語に仕上げた。しかし世の中を知り、世事にたけた観客には興味溢れる物語だろう。映画化とはこれを言うのだろう。 | [投票] |
★3 | 座頭市果し状(1968/日) | いつもと同じ技、同じセリフ、同じ展開。でも秩父の里で展開する本作は、よくまとまった1作だ、重鎮志村は重いし、待田もいつもと違い(?)重く、渋い。雨のシーンが重さをいや増す。が、野田のいつにない可愛さ、美しさが彩りを添える。3.5点。 | [投票] |
★4 | 黄金のアデーレ 名画の帰還(2015/米=英) | この映画のキモは、最後のシーンの父親の言葉だろう。 [review] | [投票] |
★4 | ブロンクス物語(1993/米) | 1860年、ブロンクスの街角、ドゥーワップ・・・と浮かれている場合ではない。少年はしっかりした考えを持つ2人の父親に守られ成長する。普通は1人。しかもしっかりした考えもなく、世の中に流されっぱなしで・・・と聞こえ来て、耳が痛い。 | [投票] |
★5 | セールスマンの死(1951/米) | 暗いし、重い。すこぶる重い。本作から60年以上たった今(2018)、世界はどんどん変わって行ったが、米でも日本でも営業マンの、売上に追われる毎日は何も変わっていない。私も営業マンであり、息子もいる。大いに反面教師としたい(反省の弁でした)。 | [投票] |
★3 | ディスタービア(2007/米) | キャリー・アン・モスのお母さん役はハマっていた。デビッド・モースは名脇役だが、今回は可哀想な役でした。青春物語+サスペンスで面白く観せ続けるが、粗削りなのが気になる。激突シーンは迫力あり、今後しっかりした1本を期待したい監督だ。 | [投票] |
★5 | 霧につつまれたハリネズミ(1975/露) | 何故、ハリネズミなのだろう?ハリネズミって誰のこと? [review] | [投票] |
★3 | 岸辺の旅(2015/日=仏) | 観る前に黒沢の名を見てコワかったが、原作者の名を見て、安心(笑)。しかし深い闇が薄くなり、らしさが無くなって、良いのか悪いのか、よく分からず。皆の演技もよく分からない。が蒼井と奥貫は別。上手過ぎて浮いていた、と変わらず印象に残らない(好きだけど)でした。 | [投票] |
★4 | ライアーライアー(1997/米) | 今迄に有ったようで無なかった話・・・いや絶対あったよね。でも彼だと、面白さパワーアップ。嘘で塗り固めた人生を送って来た私なんぞには、爆笑々の連続でした。内にも5才の子がいるが、意外と世の中の事がちゃんと分かっている。嘘はいけません。 | [投票] |
★5 | 燕山君日記(1987/韓国) | 燕山君は母想いの優しい、そして学問も並程度には出来る、普通の男だったのだろう。
悲劇、全く一つの悲劇だ。川崎ミュージアムで「開闢」(ケ・ビョク)と共に観たが、
林の作品はいつも人間を描いていて興味深い。 | [投票] |
★4 | 去り行く男(1956/米) | よく有りそうな話だが、原作がしっかりしていて佳作。G・フォードは珍しくマイナーな役だが、反って真面目さが強調された。A・ボーグナインは色々役をこなすが、本作が一番合っている。R・スタイガーもこんな嫌な役が一番だ(ファンの方すみません)。 [review] | [投票] |
★3 | フィフス・エレメント(1997/米=仏) | リュック・べッソンにSFは似合わない、と思っていたら―案の定、ブルース・ウィリスに乗っ取られている(?)。ブルース・ウィリスのアクションものとして4点。ミラの爽やかなエロティックものとして4点。SFとして2点。 | [投票] |
★4 | 乱暴者(1952/メキシコ) | セリフのある登場人物が、すべて印象に残る。というと、言い過ぎだろうか。そして、そんなキャラたちが紡ぐ物語は、やはりリアルだ。それは本筋に関係のないキャラ、エピソードでもいえることなのだ。例えば、 [review] | [投票] |
★4 | 地下室のメロディー(1963/仏=伊) | フィルム・ノワールの古典。緊張の後半40分。ラスト10分は息が止まる。主題曲は今ではスタンダード・ナンバーになった。奥さんとか、カウンターの老娼婦とか、時代の移り変わりもしっかり描かれていて、人生だなあ。 | [投票] |
★4 | ヘンリー八世の私生活(1933/英) | ヘンリー八世といえば、6回も結婚した精力絶倫、粗野な男というイメージがある。それは間違っていなかったが、そのイメージに陰影をつけ、その人となりを見つめ直し、人間ヘンリー八世を蘇らせた。 [review] | [投票] |