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[コメント] 新・平家物語(1955/日)
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★3後世の雷蔵らしさが未だ出ていない。若く初々しいのは良いが、武家の頭領を演じるのは荷が重すぎた。新平家の中でも重要な、法師たちとの対決シーンがビシッと決まっていない。誰が拙い?溝口か宮川か、いや3人の脚本家か。船頭多くして〜に陥ったようだ。 (KEI)[投票]
★4いわゆるミゾグチらしさは希薄かもしれないが、これはこれで名職人による娯楽大作を観ているようで、退屈しない。それにこの揺るぎない画面の安定感は断じて「駄作」などという言葉に還元されてはならないと思う。宮川一夫の撮影は至福。 (赤い戦車)[投票]
★2やたらバストを強調する木暮実千代の本音を漏れ聞く息子市川雷蔵怒りの件は、そのヘンチクリンな眉毛と相俟って爆笑を呼ぶが、それは演出が意図したものではあるまい。比叡山の僧兵って凄かったんだなあという印象ばかりが残る。 (寒山拾得)[投票(1)]
★4ドラマではなく、空気。宮川一夫バンザイ! [review] (ぐるぐる)[投票]
★4時折、不安定な衝迫で受け手の不安を誘いながらも、パワハラに対する反応として雷蔵の欲望はよく理解できる作りになっているので、王朝物に仮託した近代化論としては、『山椒大夫』よりも受け入れやすい。 (disjunctive)[投票]
★4木暮実千代の胸元に注意がいってしまってしょうがなかった。多分、とっても大事なことを話していたはずなんです、ええ。 [review] (3WA.C)[投票]
★3主要キャラ以外にも、媚びへつらう商人とか、わっるそうな僧兵とか、みな濃くて良い。 (ドド)[投票(1)]
★3溝口監督のカラー作品は苦手かも知れない。 [review] (づん)[投票(1)]
★4貴族から武士へという劇的な権力交代を、清盛による一種の父殺しとして描く巧みな筋立て。僧兵共の集会に、婚礼の群舞に、「革命前夜」の熱気が漲る。鮮やかなカラーも素晴らしい。 ()[投票(1)]
★3確かに映像・美術はさすが凝っている。しかし、美しいものの際立って素晴らしいというほどではなく、大衆的な動画と肝心の清盛の内面への入り方の浅さに人間ドラマとして少々不満が残る。 [review] (セント)[投票(2)]
★2気になったもの。がなり続けの雷蔵木暮実千代の谷間、久我美子の黒子。 (G31)[投票(2)]
★5まるで自分までその時代にいるのではないかと錯覚してしまう、圧倒的な“空気”。心の慟哭、台詞回し、熱意ある演技、セット、衣装、音響、人海戦術。総てがパーフェクトで魅入ってしまう。新・平家でこれ以上のものを創ることなどできようか。 [review] (氷野晴郎)[投票(2)]
★2「山椒大夫」など傑作たちの語り口はどこへ行ったのか。残念ながら、溝口カラー作品は2作とも失敗と言わざるを得ない。 (檸檬)[投票(2)]
★3タイトルの期待を裏切り、物語は清盛の雌伏時代であえなくチョン。僧兵の軍勢が集結し、さぞや血の滾るスペクタクルが観られるかと思いきや、清盛の弓矢ニ、三本で…。溝口監督がいかに名匠でも、この肩透かしはほとんど犯罪的だ。雷蔵の清盛というキャスティングはミスキャストを飛び越えて愉快でさえあっただけに、なおさら。 (水那岐)[投票(3)]
★4「いい国(1192)作ろう鎌倉幕府」より「いい身に(1132)なったねぇ忠盛昇殿」と覚えましょう。何じゃそりゃ。新時代の胎動が清々しい名作。 [review] (Aさの)[投票(1)]
★3市川雷蔵の立ち居振る舞いに惚れ惚れして、久我美子の眉毛にガッカリして、小暮実千代の胸の谷間に苦笑して、さあこれからというところで終わってしまった。 (TOMIMORI)[投票(1)]
★4珍しく溝口で面白いと思ったが、ラストは騙された感がある。雷蔵が勇ましくも憂いを漂わせていて良いし、大矢市次郎が絶品。久我美子は、当然ハマり役だが、木暮実千代の衣装は変だし、妙にブスに映ってる。['05.6.18高槻松竹セントラル] (直人)[投票(1)]
★3ストーリーは一応見せはするものの、どうも壇ノ浦も義経も弁慶も出て来ないんじゃ詐欺だと言われても仕方ない気もする。ドラマチックじゃないから溝口らしいパッションの高揚は余り感じられない。大河ドラマの第1話だけといった趣は拭えない。 (けにろん)[投票(3)]
★3宮川一夫の創りだす画面から、栄華を残しながら一触即発の不安と熱気をはらんだ都の緊張感は感じるが、肝心の溝口建二演出から清盛の葛藤やら覚悟が伝わってこない。それにしても市川雷蔵の太眉毛と木暮実千代の胸元の開いた衣装がポップ。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
★2建てられた瞬間から朽ち果てている大伽藍。 [review] (ジェリー)[投票(3)]
★4全く宮川一夫の撮影は凄い。特に夜の場面が見事だ。清盛の出生の秘密に関する回想シーンといい、清盛が深夜、家へ帰って来る長い固定ショットの時の照明といい、もう神業。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
★4横移動が好きな溝口にしては珍しい奥行きの映画。それを可能にするのはやはり宮川の超絶技巧である。手前も奥もピントはっきりってすごいことよ。 (_)[投票(2)]
★3歴史の勉強に。清盛のマザコンぶりが気にかかる。 (luv)[投票]
★4ヌーベルバーグの監督たちを驚嘆させたというクレーンショットは見事。 (とんとん)[投票]