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寒山拾得さんのお気に入りコメント(168/168)

世代(1955/ポーランド)★4 シャープな黒白と一貫したアクション(所作)演出。満載された映画的な道具立てとトピック(「列車」「銃撃戦」「犬」「遊園地」「労働」「恋」「別れ」「成長」)。あるいは野心的な第一カットのカメラワーク。『めまい』を先取りしたかのような「階段」。政治のことなんぞ知らん。これは紛れもなく映画大好き青年でなくては撮れない映画だ。 (3819695)[投票(1)]
息子の部屋(2001/仏=伊)★2 患者の話にうんざりしてる父親の態度は医者失格だと思うが、元来監督自身が彼らをそう捉えているのではないか。だから彼に悲劇が訪れても共感できない。話も至極普遍的かつ消極的な展開だ。 (KADAGIO)[投票(5)]
楢山節考(1983/日)★2 従来の今村的人物群像の希釈版羅列に新味が無い。人と動物の性の営みがコミューンで等位に並存するその俯瞰的視座に大して感慨も覚えぬが、それが又TV的平板な自然描写内で尚更茶番化する。『復讐』以前の緒形ならと思わせるミスキャストも決定的。 (けにろん)[投票(1)]
東京の合唱(1931/日)★4 職業に貴賤はないっつーの!それにしても、あの(唯一の)可愛らしい存在である妹はデコちゃんだったのね…。『浮雲』を見た直後なだけにショック。 (tredair)[投票(2)]
黄線地帯(1960/日)★3 天知茂吉田輝雄もいい雰囲気を出しているし、お話としても、赤い靴を巡る東京から神戸への展開や、神戸に着いてからの百円札の数珠繋ぎ等うまく緊張感を創出しているのだが、しかしこの映画の魅力は何と云っても神戸のカスバ(!)の造型とヒロイン三原葉子に尽きる。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]
秀子の応援団長(1940/日)★4 ♪打って打って打って〜、勝って勝って勝って〜。無邪気な応援歌は恥ずかしくなる一歩手前だが、それにしてもデコちゃんはかわいい。[Video] (Yasu)[投票(1)]
われに撃つ用意あり READY TO SHOOT(1990/日)★5 なに言ってんだよ。名作じゃないか。 (kenichi)[投票(2)]
かぞくのくに(2012/日)★4 300%の理不尽が罷り通る現実に、遣る瀬無い怒りと、憤怒の彼方に到達した諦念と、心の揺れを圧殺する服従とで向き合う3人。そして、その家族・友人の押さえても噴き出る感情の吐露の慎ましさ。この日本的メンタリティは恥ずべきものではない…と思う。 (けにろん)[投票(4)]