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水那岐さんのコメント: 投票数順

★3ラヴァーズ・キス(2002/日)女性の視点なんだよなァ。ねちっこくドロドロと進行する女の愛と、カリフォルニアの空のようにアッケラカンと進行する男の愛と、だもんなァ。吉田秋生も女、脚本の半分も女。 [review][投票(3)]
★3眠狂四郎殺法帖(1963/日)まだまだ雷蔵、お喋りの度が過ぎる。中村玉緒の熱演、富三郎のクールさに較べれば役の完成に至っておらず。ニヒルになってゆくのはこれからか。[投票(3)]
★4嗤う伊右衛門(2003/日)蜷川監督の俳優に関する審美眼はさすがである。唐沢も小雪も、外見、醸し出す雰囲気ともに空気を震わせるような美しさを持つ。官能美とプラトニック・ロマンを融合させた稀有なる空間を引き締めているのが、音楽を担当している宇崎竜童である。 [review][投票(3)]
★1スプリガン(1998/日)〈JAP‐ANIMATION〉ジャップ・アニメーションと呼ばれるべきファッキンなアニメーションが、お高くとまったクリエイターから一時期量産された。本作はその筆頭に書き加えられるべき大駄作だ。その根拠は… [review][投票(3)]
★4∀ガンダム II 月光蝶(2001/日)前作よりも各エピソードの長さは自然であり、素直にのめり込めた。ところでターンXというのは、「X(何ものか)によって運命を逆転された者」という意味だそうな。総てのガンダムを許容する作品のラスボスにとって相応しい名だ。 [review][投票(3)]
★3劇場版 とっとこハム太郎 ハムハムグランプリン オーロラ谷の奇跡 リボンちゃん危機一髪!(2003/日)冷静に見れば、結構楽しめるものになっている。ただし、つんくの呪縛さえなければ。 [review][投票(3)]
★3フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996/米)この監督は人の怒らせ方のツボをよく心得ている。それまでの全ての設定と伏線と思い入れが、一気にチャラになる腹立たしさ!いっそ爽快なほどだ。しかしこれをキッチリラストまで観て、なおかつ2や3まで観るという人は悟りを開いておられるのだろう。さういふ人に私はなりたい。[投票(3)]
★2雁の寺(1962/日)焦点がぼやけて散漫になっているように思う。小坊主が望んだのは求めても与えられぬあえかな母の愛か。それとも若尾文子のまだ若さのほとばしる肉体への渇望か。この場合エディプスではあるまい。謎は解けぬままひとつの事件は表舞台より去り、後には雁の襖絵だけが残る…と思っていたら…。 [review][投票(3)]
★3赤毛のアン アンの結婚(2000/カナダ)果たしてアンにロマンスは要るか?人生を彩るWARは要るか? [review][投票(3)]
★5エースをねらえ!(1979/日)枝葉を切り落とし、必要な場所だけを生かした演出の巧みさ。単なる少女スポ根アニメでは片付けられない作品に仕上げた出崎監督の手腕が、遺憾なく発揮されている。杉野昭夫の華麗な作画も観どころ。 [review][投票(3)]
★2ムーンライト・マイル(2002/米)素晴らしい娘だったダイアナは、家族たちが空に描いた幻想だったのだ。その考えに辿り付くまでにどれだけの無為な日々が費やされたことだろう。 [review][投票(3)]
★4戦争のはらわた(1977/独=英)新入りの鉄砲玉は撃たれる痛さが判らないから飛んでゆく。生まれながらの将校は背後と勲章しか見ていない。何度も国に命をくれてやった古参は痛みも、勲章の軽さも知っている。だから功も焦らないし、敵の女も抱かない。自分が必要とされる戦場へ向かってゆくだけだ。[投票(3)]
★3恋に唄えば♪(2002/日)ミュージカルと仮にも謳ってはいるのだから、ナンバーは増やして欲しいし、下手でも優香にも踊ってもらいたかった。竹中直人は期待どおりだが、意外に拾い物だったのが篠原ともえ。時間が許せば、「ハクション大魔王」のアクビのような役回りで出てきても結構楽しめたのではないかと感じる。[投票(3)]
★4愛を乞うひと(1998/日)不幸な時代のなかで語られる母子の凄惨な関係と、幸福な時代のなかで確かな信頼関係で結ばれた母子の旅。両者は父親を介して繋がっているように見えるが、実は母子家庭であること、父親の存在が希薄であることで結びついている。 [review][投票(3)]
★4至福のとき(2001/中国)中国・社会資本主義化途上のシンデレラは、ずいぶんと有様が異なっている。だが、必死になって彼女を救ってくれる人々も、そして彼女も、馬鹿がつくほどに優しいのが泣けてくる。 [review][投票(3)]
★4フリーダ(2002/米=カナダ)リベラが奔放にセックスに耽る男であるとか、それに敗れぬほどに気丈であったフリーダ・カーロのこととかは画集解説等で馴染みであった事実なのだが、それらを彩るさまざまな絵画と人物のコラージュ、そしてメキシコならではの音楽に乗せられたエピソードは改めて新鮮な光を放っていた。 [review][投票(3)]
★3超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか(1984/日)そもそもがバルキリーかっこいい、ミンメイ可愛いという映画ではない筈なのだが。「そんなウソつけぇ!」と指差して爆笑するのが正しい見方でしょ?その意味では笑えなかったおバカ映画でした。 [review][投票(3)]
★5つぐみ(1990/日)牧瀬里穂、侮りがたし!生意気で横柄な口をききながら、女のうすぎたない部分はそっくり母親の子宮の中に残してきたようだ。最後の一言には、してやられた! [review][投票(3)]
★1ヤマトタケル(1994/日)怪獣映画にしろ伝奇浪漫にしろ、創る側のセンスに総てが左右される。そのセンスの無さが、東宝映画史上最悪のかたちでここに堕してしまった。(久々に罵言飛ばしまくってるので、お好きな方はご覧召さるな) [review][投票(3)]
★4あの子を探して(1999/中国)臨時教師の娘は、宮崎アニメの少女たちのようにオトナ受けはよくないだろう。無愛想で鈍重で、手段を選ばず打算的だ。ただそうした田舎娘の垢抜けない純真さ(うぷぷ)が、彼女についてくる子供たちの「それ」と同じものを感じさせてくれる。そりゃそうだよ、知らない人にも「おはようございます」って言える子供なんて不気味だもの。 [review][投票(3)]