緑雨さんのコメント: 投票数順
クリフハンガー(1993/米) | せっかくの雪山の空間性や時間感覚を伝えることを完全に無視してシーンがどんどん展開していく。その分テンポがよく、見せ場見せ場の連続なので飽きずに観られるのは確かだが。 | [投票] | |
シンデレラマン(2005/米) | ボクシングシーンは映画史上最高のクオリティ!そしてこれはある意味ポール・ジアマッティの映画だと言ってしまってもいいのではないだろうか。彼の豊かな表現力、絶妙の間で入れる「合いの手」があったからこそ、あの興奮が生まれたと思う。 | [投票] | |
ベニスで恋して(2000/スイス=伊) | 平凡な主婦が閉塞した日常を突き破り、新しい人生に歩を踏み出す。ありがちな話だが、無条件に爽快感を感じてしまうのも確か。ヴェネツィアの美しさは出し惜しみ気味だが、単なる観光映画にしてしまわないところは、地元イタリアの矜持? [review] | [投票] | |
少女の髪どめ(2001/イラン) | 青年が突如心変わりする理由が自分にはイマイチ伝わってこなかったが、とにかく映像が美しい。静かで暗めの色調をベースに、ところどころでの鮮やかな色遣い。そこに映し出されるイランの自然、街並み、人々の営みが印象的。そして侘しい。 | [投票] | |
ブラックレイン(1989/米) | お国柄の違いをことさらに強調したり、どうしても企画モノとしての色彩を否定できないが、我らが優作や健さんがダグラスやガルシアと同じ画面に収まって演技をしている、そのことだけでやはり嬉しくなってしまう。 | [投票] | |
ガンジー(1982/英=インド) | 彼の力を持ってしても結局印パは分裂してしまい、その対立は半世紀以上たった現在まで続いている。無抵抗主義に心動かされる人間の善意を信じたくなる一方で、人間の愚かさにあきらめを感じざるを得なくもある。 | [投票] | |
女はみんな生きている(2001/仏) | 同性の立場からすると、こんなダメな男ばかりではないぞと言いたくもなるが、女性監督コリーヌ・セローの鋭い視線を浴びると否定し切れない自分もいる。 [review] | [投票] | |
ピアノ・レッスン(1993/豪=ニュージーランド=仏) | 海岸のシーンの美しさ、深い印象は絶品。曇天の海岸、雨でドロドロの山道。暗く寒々しい心象風景がまた良い。ピアノ・レッスンでの情事も隠微な感じがして興趣をそそられるのだが、主人公の女性が娘を大事にしてないように思えるところがどうも引っかかる。 | [投票] | |
ビヨンド・ザ・マット(1999/米) | 「プロレスが好きだから。」自らの身体を犠牲にし続けることに彼らを駆り立てるのはその想いのみ。彼らの姿を見守ることしかできない家族は、肉体的な痛みを共有できない分もっと辛い痛みに耐えなければいけないんだ。 | [投票] | |
シャレード(1963/米) | あくまでオシャレに軽快に。薄っぺらいのは仕方ない。ミステリー・コメディとして割かし脚本もしっかりしてるし、ケイリー・グラント演じる男の謎めきぶりに気持ちよく翻弄されよう。 | [投票] | |
インビジブル(2000/米) | どうせだったら、透明人間がものを食べたとき食べたものはどのような過程で透明になっていくのかとか、そういうところをもっと力を入れて映像化してくれたら良かったのに。 | [投票] | |
ヒトラー 最期の12日間(2004/独=伊=オーストリア) | 戦争責任というものを考えるにあたっては日本人にもためになるところが多い。死に際に叫ぶ「ハイル、総統!」は「天皇陛下万歳!」と重なるし、「降伏の辱めを受けるくらいなら自決する」といった言葉もどこかで聞いたセリフだ。 [review] | [投票] | |
EUREKA(2000/日) | 2時間半くらいまでは目を離せない感じで観てられたが、最後の方はさすがにつらくなってきた。ここまで長い必要があるのか。 [review] | [投票] | |
フレンチ・コネクション2(1975/米) | ヤク漬けの姿を撮りたかっただけ、としか思えん。もうちょっと物語構築に力を入れてほしい。 | [投票] | |
皇帝ペンギン(2005/仏) | 生きる目的はただ子孫を残すこと。そのシンプルな必死さが感動的。飄々としたコミカルな動きも笑ってよいのやら。ペンギンたちの行動にいちいち人間味?が感じられるのも良かった。 | [投票] | |
用心棒(1961/日) | 卯之助(仲代達矢)のキャラ造形が完璧。やはり敵役が魅力的な活劇は面白い。 [review] | [投票] | |
エドtv(1999/米) | 主人公の周囲の人たちが、『トゥルーマン・ショー』と異なり生身の人間であり魅力的。特にバカマッチョな兄貴が最高。彼らが織り成すドラマが陳腐なのが残念。 | [投票] | |
ギリーは首ったけ(2001/米) | なんも考えて無さそうな善人顔のクリス・クラインがひどい目に遭っていくのは、哀れながらも悲壮感が無くって良い。 | [投票] | |
ニューヨーク東8番街の奇跡(1987/米) | 子供に観せるのには最適の、ウェルメイドなファンタジー。「地上げ」というシチュエーションは最近見ないが、バブル期だった公開当時の日本では違和感無く共感を呼んだ。 | [投票] | |
トッツィー(1982/米) | テンポ軽快、クライマックスも盛り上がる。ジェシカ・ラングは魅力的だし、病院メロドラマがアホらしくて良い。主人公のプライドの高さと実際の行動とのギャップにより生まれるはずの葛藤が、物語にもっと生かされていればさらに良かった。 | [投票] |