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ゑぎさんのコメント: 投票数順

★3愛は静けさの中に(1986/米)クレジットバックは、夜、寝室の窓が開き、白いカーテンが風に揺れる場面から。ベッドに眠るマーリー・マトリン。その美しい顔からディゾルブして海。港。小さなフェリー。ピックアップトラック。ウィリアム・ハートの着任だ。 [review][投票]
★4夜の流れ(1960/日)監督が二人クレジットされていて、その分担が気になるけれど、よくある体調不良などでの途中交代といったことではなく、プリプロダクション段階でスクリプトのシーン(シーケンス)単位に分担を決める、というような珍しいかたちで製作されたようだ。 [review][投票]
★3悪の紋章(1964/日)アバンタイトルは女性の水死体。その水面下のショット。乳房も露わに映る。名古屋章のナレーションで、場所は大田区側の多摩川だと云う。この事件を追う警部補が山崎努で主人公。 [review][投票]
★4ぺトラ・フォン・カントの苦い涙(1972/独)開巻前にマレーネと同じ境遇の人に捧げる、みたいな献辞が出る。これもジョークか。マレーネは主人公ペトラの助手の役名だ。クレジットバックは屋内の階段に猫が2匹いるショットで、本作も猫映画かと期待させるが、この後一切出ないのは肩透かし。 [review][投票]
★3日本脱出(1964/日)小さなアバンタイトルは岡本太郎が絵を描くショット。エンディングもその絵。東京オリンピック前夜のお話(1964年7月公開)。クレジット開けは、鈴木ヤスシが唄っているように見せかけたシーン。楽屋か。 [review][投票]
★3コシュ・バ・コシュ 恋はロープウェイに乗って(1993/独=露=日=スイス=タジキスタン)水溜り?大きめの缶が流れている。小石を投げて缶に中てる青年ダレル。後ろから男が来て、ダレルは金を渡すが、もう1人来て、ダレルと2人で、金を取り返す。この冒頭から、ずっと銃声や、爆弾の音がオフで聞こえている映画。 [review][投票]
★4少年、機関車に乗る(1991/タジキスタン)冒頭は煙突の仰角。筒が数本立っている。これ、不思議な装置だ。上の方に男の子が登っているが、降りて来る。 [review][投票]
★4水は海に向かって流れる(2022/日)佳編。何て綺麗な映画。美しい色遣い。それはもう徹底的だ。好き嫌いはあるだろうが、色彩の氾濫に酔ってしまいそうになる。駅舎の屋根の上に雨が降る俯瞰。傘を広げて駅を出る人たち。その傘が色とりどり。『シェルブールの雨傘』みたい。 [review][投票]
★3遺灰は語る(2021/伊)二部構成。中編と短編を組み合わせて90分にまとめた作品だ。一つ目は、ピランデッロの遺灰をローマからシチリアまで運ぶ話。邦題はこの話のみを指す。もう一つは赤毛の女の子を釘で殺した少年の話。ピランデッロの遺作短編「釘」の映像化。 [review][投票]
★3男はつらいよ 寅次郎の休日(1990/日)前作『ぼくの伯父さん』のラスト近く同様、本作でも後藤久美子は諏訪家の階段の上に立たされる。これも山田洋次のフェティッシュな趣味に違いない(ホンマか?)。 [review][投票]
★3男はつらいよ ぼくの伯父さん(1989/日)前作で寅をウィーンへ旅させるという飛び道具のような技を使ったあと、試行錯誤するシリーズは本作で一大転機をむかえる。泉−後藤久美子の登場だ。こゝから寅の恋のシーンの比重が小さくなり満男がプロットを転がすようになる。 [review][投票]
★4探偵マーロウ(2022/アイルランド=スペイン=仏)主にスペインとアイルランドで撮られたハードボイルド探偵もの。しかし、これが、なかなか良く出来ているのだ。少なくも、ミッチャムがマーロウをやった2作よりは、ずっといいと私は思った。 [review][投票]
★3バタリアン(1985/米)全体にかなり、かっちり作られている。構図もよく考えられているし、切り返しとアクション繋ぎもばっちり決まっている場面が多い。ただし、電子音楽の劇伴は今では時代を感じさせる。 [review][投票]
★4逃げきれた夢(2022/日)面白い!年間ベスト級の傑作と思う。多くのシーンが、カッチリした切り返しで出来ている。やっぱり、映画演出の王道は切り返しだ。 [review][投票]
★3コンチネンタル(1934/米)タイトル曲のシーンは狂気的な、パラノイアックなプロダクションナンバーだ。全く常軌を逸している。 [review][投票]
★4ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022/米)佳編。溶明前に少女の独白。これはオーチャ−ケイト・ハレットの回想モノローグだ。メインのプロットは、ほゞ丸1日のお話だが、この日から見れば、後に生まれる赤ちゃんに向かって語りかけられた独白だ。なので、本作は、オーチャの回想を映像化した映画だ。 [review][投票]
★4劇場版 ごん GON, THE LITTLE FOX(2019/日)夜の狐狩り。火縄銃。兵十が手前、奥に加助。奥はフォーカスが外れている。兵十、キツネを狙って撃ったように見せるが、わざと外す。優しくて殺せないのだ。引き気味の構図が全編効果を上げる。早いディゾルブ繋ぎ、これも要所でだが、全編で使われる。 [review][投票]
★3密会(1959/日)クレジットバックは、夜の樹木、その枝の仰角ショット。これが気持ちの悪い枝ぶりだ。監督名の表示が終わると、カットを換えずにティルトダウンする。薄暗い画面の奥に鳥居や灯籠が見える。そのまゝ林を映しながら左へ移動する。 [review][投票]
★4囚われの女(2000/ベルギー=仏)開巻は夜の海。こゝにクレジットが入るが、クレジット開けは、8ミリ映画で昼間の海辺の女性たちが映る。 [review][投票]
★3一晩中(1982/ベルギー=仏)冒頭から夜。ファーストカットの、鋪道を左から右へ歩いて来るのはオーロール・クレマンか。画面手前から奥へ歩く男の後ろ姿のシルエットや、高速道路で走る自動車の中、運転する女性ともたれかかっている助手席の男性のショットなどが繋がれる。 [review][投票]