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寒山拾得さんのコメント: 点数順

★4黒い牡牛(1956/米)動物の所有権とは何だ、という批評が本作の主題だろう。『メキシコ万歳』でも賛美されたメキシコ闘牛。トランポは闘牛など嫌いだろう。物語はギリギリの処を進む。 [review][投票(3)]
★4解散式(1967/日)まるで森崎東みたいな深作。全盛期に達する前にこの左翼的要素も切り捨てているのが判る。 [review][投票(3)]
★4らせん階段(1946/米)とてもいいシーンが幾つもある。まずは冒頭の1906年の映画上映会。ドロシー・マクガイアが画面観て半泣きでいるカットが美しいんだ。映画を観ることを全肯定していて嬉しくなる。このスチールほしいなあ。 [review][投票(3)]
★4素晴らしき日曜日(1947/日)本作は敗戦直後のいろんなことを記録しているが、それらなしでも秀作だ。金のないカップルの寂しさが不易に届いている(含『生きる』のネタバレ)。 [review][投票(3)]
★4その夜の妻(1930/日)無機質で剣呑なエンプティショット連発の最初の秀作。このスリラーからはじめて、オヅは別のジャンルにサスペンスを持ち込み続けた。 [review][投票(3)]
★4女の座(1962/日)とんでもなくブラックなナルセ最後の喜劇 [review][投票(3)]
★4ハイ・シェラ(1941/米)そしてアイダ・ルピノの泪だけが残った。しみじみ秀作。 [review][投票(3)]
★4コントラクト・キラー(1990/フィンランド=スウェーデン)キートン『ハード・ラック』から始めて話は脱線を繰り返し最後に元に戻る(含『ハード・ラック』のネタバレ)。 [review][投票(3)]
★4暗黒街(1927/米)何を語るかについては、この三角関係にコクはなく型通りに留まる。しかし、どう語るかについてはすでにもう完璧。 [review][投票(3)]
★4ブンミおじさんの森(2010/タイ=英=仏=独=スペイン=オランダ)不可能になりゆく大往生を語って「マルテの手記」が想起される。 [review][投票(3)]
★4血と骨(2004/日)ディフォルメを外せば本作は在日コリアンとかは関係なく、戦前戦後の価値転換を跨いだ世代の共通体験だろうと思う。 [review][投票(3)]
★4宗方姉妹(1950/日)山村聰と凸ちゃんに驚嘆する映画(含原作のネタバレ) [review][投票(3)]
★4サボタージュ(1936/英)昔サボタージュとはそんな意味だったというのも驚き。児童が小学校サボるなんて聞いたら当時の人は目を回すのだろう。 [review][投票(3)]
★4早春(1970/英=独)引きつけられるのは配色の素晴らしさ。原色のポップさにエージングが施されて渋い。当時のゴダールの極彩色を批評した具合だ。 [review][投票(3)]
★4太陽の墓場(1960/日)その後のヤクザ映画の根本命題を提出した重要作 [review][投票(3)]
★4幸福の黄色いハンカチ(1977/日)シネフィルが褒めてはいけないことになっている秀作。山田監督の森崎からの影響が窺われる。 [review][投票(3)]
★4家族(1970/日)全然ロード・ムービーらしくないロード・ムービー [review][投票(3)]
★4関東無宿(1963/日)無内容の方法が確立されたという意味で、これが清順の代表作なのだろう。原作が平林たい子とは信じられない。 [review][投票(3)]
★4男はつらいよ 寅次郎紅の花(1995/日)神戸の件は記録師山田洋次の面目躍如。日本映画が日本だけ撮っていればよかった時代の終焉の象徴。 [review][投票(3)]
★4男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋(1982/日)色んなことを考えさせられる「小学生のお見合い」 [review][投票(3)]