東出昌大の映画ファンのコメント
ゑぎのコメント |
スパイの妻(2020/日) | いつもに増して逆光の取り入れが目立つと思った(近作では、『予兆』も多いが)。東出昌大が高橋一生の会社を訪ねて来たシーンの窓の光。蒼井優が憲兵隊部隊に呼ばれた後、街頭を歩く仰角カットも逆光の中。高橋と蒼井が乗った市電の車中も、逆光。 [review] | [投票(3)] | |
福田村事件(2023/日) | これは良く出来た映画だ。傑作と云っていい。喧伝されるであろう社会的テーマ性の価値にとどまらない、映画としての豊かさがある。 [review] | [投票(7)] | |
予兆 散歩する侵略者 劇場版(2017/日) | 前作正編が(と云っていいかよく分からないが)、SFホラーという趣きだったのに比べ、本作はずっとスリラー色が強い映画だ。 [review] | [投票] | |
寝ても覚めても(2018/日) | まず、画面造型の特徴から思い返していくと、冒頭は、爆竹をからめた高速度撮影のケレン味に目がいってしまうけれど、それ以上にエスカレータでの、東出昌大−麦(ばく)の背中と、唐田えりか−朝子の正面カットの切り返し、特に、唐田の正面、やゝ俯瞰のカットには唸ってしまった。なんと端正かつ力強い繋ぎだろう。 [review] | [投票(8)] | |
散歩する侵略者(2017/日) | 金魚すくい。金魚の水袋を持った女子高生の後ろ姿。赤色のイメージの連鎖。戸建ての家の植木が風で揺れる。この冒頭のホラーテイストいいですね。本作の恒松祐里、出色の出来でしょう。 [review] | [投票(3)] | |
青春ジャック 止められるか、俺たちを2(2023/日) | 事務所の壁には門脇麦の写真がある。終盤では、若松孝二−井浦新が「めぐみ!」と呼び、めぐみの声が聞こえる場面もある。 [review] | [投票] | |
桐島、部活やめるってよ(2012/日) | 視線の送受信、誘導、放棄、不在。桐島の視線の不在。教室で窓の外を見る東出昌大と同じように窓外を見る大後寿々花。そのツーショットのカメラアイの時間と感情。神木隆之介が斜め後方の橋本愛の方を見るが、橋本は体をずらし、そのまた斜め後方の大後と目が合ってしまう、といった視線のコントロール。 [review] | [投票(4)] | |
コンフィデンスマンJP 英雄編(2022/日) | ジェシーの赤いネクタイ、スタアのキスマーク。彼らはファンタジーの中では生き続けているのだ。しかし逆に複雑な気持ちになった。私は、いまだに出演作を見ることができないくらい、ショックが続いているのだが。 [review] | [投票] | |
パンク侍、斬られて候(2018/日) | 冒頭の街道の場面での、綾野剛と近藤公園のフルショットでのシネスコの使い方も良いと思うが、それ以上に、中盤までの屋内での画面造型とカッティングが面白い。例えば、豊川悦司と綾野のシーンの、2ショットでのカット割り。或いは屋内望遠カットの圧縮感も。 [review] | [投票(3)] | |
草の響き(2021/日) | 原作既読のはずなのですが、もう本当に全く覚えていない。登場人物も全然違うような気がする。公園の駐車場に丸太を運んできて置く、なんて『続・荒野の用心棒』みたいだ。 [review] | [投票] | |
関ヶ原(2017/日) | 実は、けっこう感動した。私は、原田眞人が描こうとしている侠気のようなもの、あるいはその描き方が、もともと好きなのだとあらためて認識した。 [review] | [投票] | |
峠 最後のサムライ(2022/日) | 太陽と、太陽に向かって飛ぶ鳥のシルエットのショット。これはラストにも繰り返される。全編に亘って見応えのある、堂々たる時代劇だ。 [review] | [投票] | |
クリーピー 偽りの隣人(2016/日) | 本作も、窓やドアの扱い、風に膨らむ白いカーテン、斜面や坂道、高低を意識させる視線とそのミタメ、ノイズ−チョコレートの袋をゴミ箱に捨てる音。落花生をミキサーにかける音! [review] | [投票(4)] | |
BLUE ブルー(2020/日) | 全編全カット手持ち撮影か。ずっと小刻みに揺れている画面。浮遊感ではない、揺れている。臨場感創出のためなのだろう。動きのあるシーンが多い映画なので、ほとんど気にはならないし、奏功している場面が多いのだが、 [review] | [投票(1)] | |
コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020/日) | 私は第一に、『町田くんの世界』で新人賞を総なめにした、関水渚を目当てに見たので、彼女が実によくやっていて(さらに成長しており)、満足はいたしました。 [review] | [投票] | |
Winny(2022/日) | 溶明して部屋の中。デスクトップPCやディスプレイ、本やペットボトルなどをパンと移動で見せていき、ノートPCの前の金子勇−東出昌大を登場させる。この冒頭もそうだが、屋内シーンは、多くが照明をオフにしたような暗さだ。 [review] | [投票] |