「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
座頭市御用旅(1972/日) |
よくできたストーリーで、座頭市が耐えに耐える。祭りの売り物や火を使ったラストの殺陣も凝ったもので記憶に残る。一方宿場の連なり、家々の調度、木立などのセットが撮影を想定して計算されたとはいえず、その撮影も間に合わせ感が強い。 (ジェリー) | [投票] | |
さすがに開始から10年を経ると、設定は同じで役者だけ入れ替えただけという脚本の行き詰まり感は否めず、よほど緻密な演出をしない限り話しの機微が際立たず市が活きてこない。70年代を席巻した、薄っぺらで貧相なシンセサイザー音楽にシリーズの末期感が漂う。 (ぽんしゅう) | [投票] | |
うかうかしてると『座頭市血笑旅』がどっちがどっちだか分からなくなりがちです。 [review] (甘崎庵) | [投票] | |
「芸」が「活きる為の道」だった時代。その最期の後継者が勝新太郎であり森繁久彌であり悪役の三国連太郎であったのだろう。その剣裁き、その呟き、その伏目使いに「芸」の崇高さを感じずにいられない。ギャグも冴えてる。 (町田) | [投票] |