★3 | 井筒作品だというだけで毛嫌いしていたが、民族問題とか散りばめながら拾い集めもせず、散らかしっぱなしのまま何となく収束させていく展開は、娯楽作品としてそこそこ楽しめる。で、何が言いたかったのか全然わからんが沢尻エリカにもこんなに初々しい時期があったんだ、と再認識。 (IN4MATION) | [投票] |
★1 | 嫌になってまともに見終わることができなかった。「当時」の関西ではありうるテーマも、こじれた「現在」ではまったく説得力を欠き、「一方的」とも思われる内容を打ち出すに過ぎない。エンタテインメント性においても首をかしげる箇所が多く、手法によっては突破口があったかもしれないのに残念な限り。「この程度か。」井筒和幸監督作品は今後観ることがないだろう。 (みか) | [投票] |
★4 | 井筒監督得意の凄絶な抗争のなかに、ひっそりと咲く花、沢尻エリカ。彼女への脆弱軟派な少年の思いは、青春の一時期なればこそほんの僅かの間大きく花開き、闘いのエネルギーを凌駕する。ピュアな思いが総てに増して輝く奇跡の季節をわれわれは目にすることができた。 [review] (水那岐) | [投票(9)] |
★4 | 歌の持つ力。頭突きの持つ痛み。そして人の持つ力。 [review] (Myurakz) | [投票(9)] |
★3 | 良くも悪くも普通の井筒サン。ただ、このテーマを「ノスタルジー」というパッケージの中で語っていいもんだろうかという疑問はある。あと、江口徳子(『ジョゼ』のセフレ役)はやっぱり存在感のあるイイ女優だと思った。 (林田乃丞) | [投票(2)] |
★5 | 「イムジン河」と「あの素晴らしい愛をもう一度」が良作を秀作にまで昇華させました。 (TM(H19.1加入)) | [投票(3)] |
★4 | 泥臭さ上等。井筒監督の魅力はその点にこそあるのですから。 [review] (甘崎庵) | [投票(1)] |
★5 | 日本と朝鮮の間には越えたくとも越えられないもうひとつのイムジン河がある。それを気づかないことの悲しさ、気づくことの不幸。日本と朝鮮の哀しい関係の歴史がここにある。強引な説明台詞が鼻につく場面もあるが、些細なことと済ませられるパワーがある。井筒、久々のソロホームランである。 (tkcrows) | [投票(3)] |
★5 | フォークル世代の掘り起こしと、現在の日韓問題、朝鮮半島問題のいずれもをわかりやすくあぶりだした。見事だ! [review] (chokobo) | [投票(1)] |
★4 | ただのうるさいおっさんじゃなかったんですね。 (billy-ze-kick) | [投票] |
★3 | なんのことはないいつものベタベタ井筒映画。ロッテの小宮山のピッチングみたいなもんで、落差が激しいから実際よりも速く見えるだけ。でも、日本人なら観た方がいい。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(10)] |
★3 | 最初のケンカのエネルギーが、ほぼ2時間持続する。怒涛のごとく過ぎていく上映時間!驚いた、このパワー。まさに今の日本映画に稀有な、エネルギッシュな爽快感。エンターテイメントのみに終わらせず、問題点は問題点としてきちっと心に残る。 (茅ヶ崎まゆ子) | [投票] |
★3 | 放送業界に携わる者として、大友康平 の言葉に震えました。 (stimpy) | [投票(1)] |
★5 | 悲しいけれど。井筒監督は温かさを忘れなかった。日本の若者は今もあの頃も何も知らない。この映画で涙を流せれば、何かのキッカケにはなると思う。 (あちこ) | [投票(1)] |
★4 | 4年前のW杯日韓大会最終日に『ユリョン』のコメントを確信犯で投稿した。そして本日4年後の今日、テポドン撃たれて総連と民団は和解を白紙撤回したそうです。 [review] (sawa:38) | [投票(4)] |
★4 | 「朝鮮人になれる?」日本人にしてくれと言えない(言わない)、見えない歴史の重み。若者の喧嘩それ自体は、歴史を二の次にしているように不思議と辛気くさくなく、妙な清々しさを感じさせて好きです。 (らーふる当番) | [投票(1)] |
★4 | その時代、その時代、日本人は日本人それぞれにその時代の自分にできることを精一杯やった。在日も同じ。それを後から理屈では何とでも批判できる。そんなここ20年くらいの風潮に、理屈型エンターテインメントで攻めてくる。何かを解決する映画じゃない、投げかける、戦争することに意味がある。 (SUM) | [投票] |
★5 | 前半の散漫にみえた数々のエピソードを、葬式のシーンから一気にシンクロさせる構成に、全身の毛穴が総毛立った。これできる脚本家って、なかなか現在の日本映画界にはいないんですよね。三谷さん、クドカン、羽原さん、全員舞台出身の人たちだけど、やっぱり場数をこなしてるからか、群像劇を書くのが上手い。 (Linus) | [投票(1)] |
★4 | いい映画だなあ。青春の息吹がみなぎっている。ラストに向かうまでのみんなの激しい鼓動。うごめく心。動きようのない閉塞性。そのとき青春していた私としてはまことに自分の私小説のような映画で緩やかなほほを伝わる涙が時代を超えた。 [review] (セント) | [投票(12)] |
★3 | 時代背景、政治背景をいいネタに挟み込むワサビのように、説教臭を排してピリリと活かす。普段の井筒監督のテレビでの発言からすると、手の込んだ仕事です。メインのネタメンバーから刺身のツマのオダギリジョーまで、いつもながら切り取り方がうまいです。 (chilidog) | [投票(2)] |
★4 | この井筒和幸のテンションの持続は大したもんだ。私も一部のシーン、例えば葬儀シーンの述懐や、クライマックスのクロスカッティングなんかは平板だと思うのだが、しかしそれも帳消しになるぐらいパワフル。描き方に過不足はあっても、とにかく「やりたかったことがきちんとやれている」映画の清清しさがある。 (ゑぎ) | [投票(7)] |
★4 | 溢れる破壊衝動と激しくも淡い異性への思いを抱えつつ、自らの動かしがたい境遇と社会の巨大な矛盾に気づき、思春期の少年たちは虚勢だけをたよりに日々を生きる。その全てが一気に昇華されていく河原の決闘シーンでは、共感と郷愁の涙が止まらなかった。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(13)] |