「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
迷子(2003/台湾) |
サディスティックな演出は確かに目をひくが、既にアッバス・キアロスタミを知っている私たちはこの程度のサディズムに驚くことはできない。だが、この作品をサディスティックの一語で片付けてしまうのは怠慢の極みでもあろう。ルー・イーチンが右往左往する造成地のイメージは忘れがたいすばらしさだ。 (3819695) | [投票] | |
リー・カンシェンの監督スタイルは師匠であるツァイ・ミンリャンのそれとよく似ている。あるいはわざと似せたのか。いずれにしても次回作で評価は決まるであろう。[ユーロスペース2] (Yasu) | [投票] | |
本当に大事なものを喪失したときの人間の行動、心情、その動きをドキュメンタリー的にカメラはロングショットで追いかけてゆく。その面白さ。 [review] (セント) | [投票] | |
一見、斬新な演出に見えながら二つの喪失の物語が停滞し続け、いっこうに感情が揺さぶられないのは、物語を撹拌する映画的テクニックすなわちリー・カンシェン監督の個性が見えないからだ。新人監督のデビュー作として突き抜けたオリジナリティを感じない。 (ぽんしゅう) | [投票] |