★3 | 適当な形容が思い浮かばないが、とりあえずは「スチル写真的」と云っておこう微妙に異様な構図の画面を、カット尻を詰めて前のめり気味に繋ぐという、要するに違和感を潜ませたコンテがキム・ギドク譲りか。まあ脚本からしてギドクが務めているのだから至るところに彼の印は認められるのだが。 [review] (3819695) | [投票(2)] |
★4 | 何か古く1960年代のノスタルジーを深く感じさせる映画を垣間見た気がする不思議な映画であるが、その甘さとは別に、映画を題材に、映画とは何かを主題にしたその突っ込みどころは、これが初演出のチャン・フンの映画構築の大きさを物語っており、 [review] (セント) | [投票(1)] |
★3 | ガンペ(ソ・ジソプ)の身体が発する無軌道な暴力性と、視線の奥に垣間見える虚無が好い。欲と力が支配する現実世界を生きるヤクザ者の、虚飾と夢想に彩られた映画世界への殴りこみは、暴力による虚構への挑発であり、虚無による現実からの逃避でもある。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★3 | 本当に殴り合ったところで迫力ある格闘シーンが撮れるとはかぎらない、なんて当たり前をつい忘れさせる、語り口の上手さというより下手さ加減が絶妙。 (G31) | [投票] |