★5 | クリント・イーストウッド監督登場以前と以後では映画における知性のあり方が画然と変わってしまったが、それでもプレ・イーストウッド時代の映画的知性の頂点に立つハワード・ホークスの本作を讃える。詐欺的なまでに狡猾な登場人物配置とキャスティングで主役造形の黄金率を彼は作った。 [review] (ジェリー) | [投票(3)] |
★4 | この映画は人頭と鶏頭を同列に描いたヒューマニズムの観点からすれば唾棄すべき映画だというレッテルが貼られた、多くの人からは「戦意高揚映画」というレッテルが貼られた、オスカー嫌いからは11部門ノミネートという駄作の象徴というレッテルが貼られた、要するに現在では不幸な位置づけにある映画。 [review] (ゑぎ) | [投票] |
★3 | 第二次大戦への参戦をにらんだ国策映画なのだろうが、肝心の「信仰」と「殺人」と「個人の権利」をめぐる理屈が何だかよく分からず、はぐらかされた気がするのは日本人の理解を超えた米国的孤立主義に対する懐柔策のためなのか、ひょっとしてホークスの良心か。 [review] (ぽんしゅう) | [投票] |
★4 | 後半は国策映画に急転して締まりが悪くなっているが、それにしたって面白い場面しか出てこないじゃないか。ジョーン・レスリー初登場シーンのアップなんて、世界一の美しさじゃないかと思うぐらい。鶏の鳴き真似なんてアイデアは常人には考え付かないでしょう。 (赤い戦車) | [投票] |