「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
コロンバス(2017/米) |
前世代の様式建築がもつ情緒性の否定がモダニズム建築のアイデンティティだとしたら、母親との葛藤をかかえた娘(ヘイリー・ルー・リチャードソン)が、モダニズムの感傷を拒絶するような怜悧な美しさに癒しを見出しオタク的逃避先に選ぶ道理にもうなづける。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] | |
鬱屈を殺し諦念に至った彼女が男への心情吐露を反復することで自己解放に至る物語でヘイリー・ルーの顔と体型と特定分野への傾倒のバランスがチョウの欲情を抑制し真ダンディズムを獲得させる。ただモダニズム建築の映像定着が淡泊に過ぎ物足りない。 (けにろん) | [投票(1)] |