「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
鱒(1982/仏) |
まずは美しい画面。アンリ・アルカンの色遣い、画面のつややかさが心地良い。時制が錯綜し、登場人物の行動原理や情緒が理解できなくても、ゆるぎない主人公、イザベル・ユペールの導く画面には驚きが満ちている。 [review] (ゑぎ) | [投票] | |
女に翻弄され自壊する親爺の話が本筋のはずだが、ユペール東京不思議紀行が歪にオモロイのでカッセル・モロー夫妻は味噌っかすで気の毒。終焉のあとの2人のリアリストの女に向ける視線のニヒリズムは詠嘆的だが何かが本当に語られたかは疑問だ。 (けにろん) | [投票] |