★4 | 学校での顛末が後段で放逐される構成が彼岸に来てしまったような越境感を醸す。山道を行く観光バス窓外の渓谷バイパスの現世。両親を捜しての閑散とした夜の施設内の彷徨で彼女の何かが変わったわけではない。だが外と内を知り世界は広がった。取り敢えずは。 (けにろん) | [投票(4)] |
★4 | この映画における新興宗教は、あくまでも物語を転がすギミックであって、本作の主題は「自分を大切にしてくれる大好きな両親を取るか、周囲の目を意識して(少し変わっている)両親を見放すか」だと思いました。もちろん正解などありません。「信仰の自由」という権利が保障された我が国の法制下で、本作の主題さえすり替え、頑なに宗教批判を繰り返す方が私は苦手です。 [review] (IN4MATION) | [投票(3)] |
★4 | 「霊水の力」を信じる非現実的な“大人”である両親が娘である自分に注いだ無心の愛情は、彼女にとってはまぎれもない現実なのだ。そんな非現実的な現実を生きる少女の、どこにでもある理想のイケメン教師への恋心とは、本人も気づかないSOSだったのかもしれない。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(3)] |
★3 | 考えたら大森立嗣って、秀作が続く映画作家ではないのだろうか。 [review] (セント) | [投票(2)] |
★5 | 「わからない」ことを受け止めるということ。 [review] (おーい粗茶) | [投票(5)] |