「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
若草の萌えるころ(1968/仏) |
これはアンリコがシムカスのために撮った愛のオマージュ。とてもさわやかで、情念を全く感じなかった。その後シドニーポワチエに取られ、アンリコは作風が怖くなる。(追想) (セント) | [投票] | |
ジョアンナ・シムカスのキュートさとロベール・アンリコの自由な感性が見事に調和した秀作。例えば彼女の後姿を捉えたショットなどを観ていても、この作品は女性の後姿の美しさを伝えるための映画なのかと思ってしまうくらいに素晴らしい。 [review] (ナム太郎) | [投票] | |
身勝手でナイーヴな女の子の心の揺れを、夜の徘徊で繊細に描いた佳品。とはいえシムカスだから、何やっても大抵可愛く見えてしまうってのもある。ちょっと気恥ずかしい場面も散見。 (くたー) | [投票] | |
混乱の時代を小娘の視点で眺めるスタンスは藤田敏八等との同時代性を感じる。だから中国語やスペイン難民、娘の父が主役とも解せる。「ジタ伯母さん」という原題を尊重すべき。娘は伯母の魂とともに彷徨するのだろう。 (寒山拾得) | [投票(1)] |