★5 | ある種のいたたまれなさというか、怖さというか、要するに残酷な結末をつきつけてくる。これって男じゃ描けないでしょ、この映像で描いてしまう、特にラストの映像なんて凍りつきそうなくらい怖い。そう思うと、一生懸命、弁明しようなんて男って可愛いもんだわ。 (まご) | [投票(1)] |
★4 | 実験的なモンタージュは面白いが、早すぎる切り返しなどうまくいってない部分もある。樹の幹を挟んで踊る男女を交互にパンして捉えたショットが、この映画を端的に表象している。通風性と森林はルノワールか。 (赤い戦車) | [投票] |
★4 | 赤白青とルノワールがあれば映画はできるのだから、人物が入れ替わったって特にどうということはないのです。 (_) | [投票] |
★5 | 凄い凄い、こんな凄い映画だとは思っていなかった。カメラワークにしても、カッティングにしても、圧倒的な、強烈な、自由さを持った演出の連続で、楽しくて楽しくて仕方がなくなる。そして同時に、冒頭から、恐るべき傑作であるという、揺るぎない確信を持って見続けることができる。 [review] (ゑぎ) | [投票(3)] |
★5 | 恐怖を覚える程に余りに唐突に襲い来る喪失感と瞬く間にそれが過去の出来事として忘却される様は、家族という関係の危うい本質を衝き確かにそんなものだと思わせる深遠さがある。絵のように美しい画面だが実の親子だという4人のリアリティはドキュメンタル。 (けにろん) | [投票(3)] |
★5 | モーツァルトの音楽のように完璧な幸福の光景が、微かな亀裂によって、恐るべき光景へと変じていくこと。素晴らしい色彩設計、フォーカスやカット割りの実験性にも関らず、ミニマルな演出による最大限の効果をもあげていることの驚き。 [review] (煽尼采) | [投票(6)] |