「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
眠狂四郎多情剣(1966/日) |
恐るべし井上昭。殆ど全てのカットが実によく考えられている。気合入りまくりの構図、格子や戸や木立などでマスキングされた画面。歩く人物の横移動トラベリングも目を引くし、また手持ちのセンスもいい。 [review] (ゑぎ) | [投票(3)] | |
冒頭の暗殺宣言から、カメラは物語を綴るのではなく徹底して「映画」を描く。人物たちは、極端に強調された画面の奥行きや、左右の広さという距離を頻繁に出入りし、また潜むように固定されたカメラ視点が、ある時には手持ちとなって重層的に人物を追い続ける。 [review] (ぽんしゅう) | [投票] | |
演出は良いんだが、なにより物語が悪い。 [review] (甘崎庵) | [投票] | |
このシリーズでは三隅研次の『勝負』『無頼剣』に次ぐ傑作。低予算早撮りの濫造される状況で、いかに自分の色を作品に出していくか。たまにこういうものがあるから、プログラムピクチャーを観るのが止められない。 (赤い戦車) | [投票] |