★5 | 心の底に沈殿した邪心と不誠実さがイメージとして具現化され、沸々と湧き上がってくる様が、不気味でもあり、美しくもあり、滑稽でもある。映画が撮れないというテーマで、これだけ純度の高い映画を撮ってしまうフェリー二の真摯で清廉な精神には感服する。 (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★5 | 映画作家フェリーニが、創作に煮詰まり追い詰められ、結局自己を語るしかなくなってそのイメージを細分化して見せた映画。そこになんとも言えない芸術家の苦悩は色濃く見える。しかし彼の映像表現はあくまで我々観客に対して分かりやすく見せようとするサービス精神の塊。人間個人の苦悩など分かりやすく見せられる訳ないのに、それを敢えて実践しようとしたフェリーニに「ドン・キホーテ」的な悲劇性を見てしまう。だけど、色々あるけど彼にとって人生はサーカス。 (takud-osaka) | [投票(4)] |
★4 | 悩める自己顕示慾のマスターベーションが延々と垂れ流され続け挙げ句勝手に自己解消。煎じ詰めれば結局多くの女達と少年時代のトラウマに帰結する。ハイキーなヴェナンツォのカメラは胡散臭い。ただ、奔流の如きイメージの氾濫。その革新的話法は斬新。 (けにろん) | [投票] |
★4 | ほぼ完璧だけど、自問自答が鬱陶しい。美しい映像に身を任せて、幼少時代の記憶にひたすら溺れさせるべきだったのでは?主人公と脚本家に分かりきったような批評をさせて、バランスを取ったつもりが、逆に足を引っ張っているような。 (リーダー) | [投票(1)] |
★5 | 唯一無二。 [review] (ナム太郎) | [投票(2)] |
★5 | 仕事に情熱を注ぎ、過労に追い込まれる辛さ。でも空想を描くシーンで、ハーレム状態を思い浮かべる所に、人間性を感じられ安心しました。切羽詰って頭を硬くしても始らない!深呼吸をして脳に酸素を入れることが大切なんだね。人生とはそんなものさ。 (かっきー) | [投票(1)] |
★5 | ウジウジするのもいいさ。 (ヤマカン) | [投票] |
★5 | なぜこの話で映画を撮れると思ったのか、そしてなぜこのような傑作に仕上げてしまったのか。主人公と同じくフェリーニも苦悩していたであろう。しかし私のような卑しい凡夫にとっての救いはそこである。ラストの名ゼリフと共に。 (週一本) | [投票] |
★5 | すべてに説得された。自身の通過した一瞬間をこんなに分かりやすく伝えられるなんてすばらしい。 (intheair) | [投票] |
★5 | 映画人はわがままでないといけません。 [review] (chokobo) | [投票(2)] |
★5 | 18才の僕はこれと出会って「自分は映画が好きだ」ということに気づいたのでした。かなり余談ですが、グイドの見る夢。あの雪の降る夜の。あれは全ての男の願望の完全なる映像化ですよね。それも含めてとても男性的な映画かなあとは思う。 (フォギー) | [投票(1)] |
★5 | 夢とうつつの間を漂うような不思議で心地よい感覚。大好きな作品の一つ。 [review] (ワトニイ) | [投票] |
★3 | 夢を映画化したら・・・面白いに決まってる。だが現実は・・・う〜ん。 (マッツァ) | [投票] |
★5 | フェリーニはもうこれ全編パーティです。冒頭の夢のシーンは『野いちご』の夢に匹敵する古今東西世界映画ベストの夢シーンです。高校生の時見てワケが分からなかったがなんかすごかった。45年ぶりに再見して→ [review] (ぱーこ) | [投票(2)] |
★5 | フェリーニの、というよりは映画史上の最高傑作の一つではないだろうか。 [review] (太陽と戦慄) | [投票(7)] |
★5 | 人生に退屈してしまってから、初めて人生がみえてくる。映画の闇の中、胚胎された死の上で束の間集う人間達。原点は人生の始まりの記憶。 (鷂) | [投票(1)] |
★4 | この映画はラストシーンに尽きるという人は多いだろう。私もそう。終盤まで続く非現実世界遍歴のさまがいやに合理的だ(理屈っぽい)、などの不満もラストのテンションに吹き飛ばされる。マストロヤンニの指揮によって形作られる号泣必至のダンスシーン。やはりここでも「量」が感動的なのだ。ニーノ・ロータも最高の仕事を聴かせる。 (3819695) | [投票(3)] |
★3 | 非常に芸術的な映画です。 [review] (TM(H19.1加入)) | [投票] |
★5 | フェリーニのベスト1作品。しょうもない言説はこの作品には不要。ただ黙ってみよ!そして、感じよ! (minus-zero) | [投票] |
★3 | もう何度も観ているが、見る旅に少しずつ理解していき最近ようやく分かってきた映画。これからも、ずっと観続けます。 (モン) | [投票] |
★5 | 死ぬ前にもいっかい、劇場で観たい映画の一本。 (ボイス母) | [投票(2)] |
★4 | 翼のついたフェリーニ。もはやフェリーニ自身が映画だ。この映画に限らず、フェリーニはあくまで個人的な感情を映画にして見せる。それが芸術作品として昇華されているからこそ素晴らしい。だから誰もフェリーニにはなれない。一緒に羽ばたくことの出来ることがなんと心地よいことか!それはフェリーニ・ファンすべての人が感じていることに違いない。白黒にご不満の方へ→ [review] (モモ★ラッチ) | [投票(4)] |