「小津安二郎」(システム既定POV)の映画ファンのコメント
僕は天使ぢゃないよ(1974/日) |
これが面白いかというと全然面白くないし、むしろ出来損ないの映画なのだが、それでも一種の親近感を感じてしまう。今見ると恐ろしく豪華な出演者達で時代の記録としての価値も大きいと思うが、そんなこと以上に映画を作る喜びと儚さがビンビン伝わり胸を打つ。みんなで映画を見るシーンが好きだ。また緑魔子の存在も大きい。 (ゑぎ) | [投票] | |
70年代、新進の撮影所監督といえども、彼らはすでに30歳越えた戦争の尻尾を引きずる世代。純粋戦後派の20歳そこそこのミュージシャン達によって作られたこの映画は、むき出しの感性で痛いほどリアルに時代の空気を捉えている。音楽家が先頭にいた時代。 (ぽんしゅう) | [投票] | |
完成後十四年を経てやっと市場に価値を認められたというだけのことはある。酷いよホント。水平面が歪んだ幾つかのガロ的ショットと「乱れ髪」が掛かる場面は好きです。 (町田) | [投票] | |
監督もキャストも物語も手法も音楽もポスターも、あらゆる面で時代の雰囲気が濃厚。 (tredair) | [投票] |