★3 | 菊田一男の戯曲の映画化。原作より著しく劣る。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] |
★5 | 本当に面白い映画。話は『あらくれ』と大差ないんだが高峰=林の造型は日本映画に登場するあらゆるヒロインの中でも突出した個性を放っている。監督に絞りに絞られたという宝田明もいい味出してる。加東大介、草笛光子、伊藤雄之助など脇も固い。終盤の後日談は、チャンチャンコ着せてもらった田中絹代には悪いが、いらないように思う。 (町田) | [投票(3)] |
★4 | 加東大介は成瀬巳喜男作品の中で一番オイシイ役をもらったように見える。[ラピュタ阿佐ヶ谷] (Yasu) | [投票(1)] |
★4 | 高峰秀子の『放浪記』も、もっと一般に評価されても良いのではないか。 [review] (3WA.C) | [投票] |
★4 | まずこの高峰秀子の不器量ぶりは圧巻!終始鬱々たる表情と小憎たらしい科白回し。カフェで女給たちと戯けて踊るシーンの滑稽な顔!このブスぶりは感動的ですらある。そして同時に成瀬+高峰のこのキャクタ造型はたまらなく愛おしいのだ! [review] (ゑぎ) | [投票(11)] |
★5 | なげやりな身のこなし、人を小ばかにしたような口調、見ることを拒否したような目。高峰秀子が演ずる林芙美子の倦怠は怖い。人生の放浪がこんな女を生むのだろうか、こんな女に生まれたがゆえに彷徨うのであろうか。生きることの凄みが漂う。 (ぽんしゅう) | [投票(10)] |
★4 | 森光子の舞台版は観た事無いけど、たぶんこちらの方がかなりギスギスしてると思われ。でも高峰秀子扮する林芙美子がひねくれ過ぎで、逆に笑えてくる。そして笑える位にブス。['04.3.31VIDEO] (直人) | [投票(4)] |
★5 | 林芙美子がとりついたかのような高峰秀子の演技。伝記映画は数あると思うけれどもこれをしのぐ作品にこれから先お目にかかれるだろうか。成瀬映画の特徴として素晴らしいセットがあるが、これは極めつけの一本。 (ジェリー) | [投票(3)] |
★4 | この高峰秀子は本当にむかつく。不細工な上にむかつく。彼女が被る不幸の半分以上は自業自得だとも云いたい。のだけれども、いつの間にかその高峰が愛しくなっているというマジック。『放浪記』と云いながら「放浪記」出版後も描かれることやモノローグの多用も自意識の強いキャラクタの造型に寄与している。 (3819695) | [投票] |