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谷村美月の映画ファンのコメント

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水那岐のコメント************

★4時をかける少女(2006/日)ノスタルジーに絡めとられたリメイクなど無意味だ。そういう意味では、本作はいい意味で我々を裏切ってくれた。筒井康隆も、大林宣彦も、原田知世さえもこの物語に関係はない。 [review][投票(5)]
★4かぞくのひけつ(2006/日)関西特有のおちゃらけにカムフラージュされてはいるが、これは普遍的な男のバカさ・ガキっぽさと、女のしたたかな連帯を描いて秀でた作品である。秋野、ちすん、谷村…この物語は女の尊敬に値する強さをあからさまに誇示する。 [review][投票(1)]
★4海炭市叙景(2010/日)うらぶれた北の街に生きる人々の哀歓。そこに起こる出来事は物悲しいほどささやかな老若男女の心のすれ違いだが、嘘のない愚直なまでのリアリズムが言い知れぬ寂寥感を呼び、2時間半の長尺を意識させない。熊切和嘉はまばゆいほどに手腕を磨き上げた。その人間に対する洞察力は瞠目に値する。[投票(2)]
★3酒井家のしあわせ(2006/日)結局この映画、実にしょーもないダジャレから始まっているのでは。まあ、ラストまで来てやっと許せたのだが。 [review][投票]
★4十三人の刺客(2010/日)正直、三池崇史は才人ではあっても、自分とは感性の食い違いが極端な監督であるのだが、この作品が傑作と呼ばれることに異論はない。正義を口にする主人公側もまた、悪逆非道の敵と同じく殺戮のカタルシスに踊らされている観はあるが、それこそが三池の彼らしい映画ダイナミズムにつながるものなら、否定し去る手はあるまい。 [review][投票(7)]
★2笑う大天使〈ミカエル〉(2006/日)何だこのヲタク臭い演出は。特撮畑から一般映画界に出てくるモチベーションの真摯さは誉められるものだが、こうもシロウト臭いCGの嵐を少女漫画の読者は喜ぶとでも思っているのだろうか。 [review][投票(4)]
★4コドモのコドモ(2008/日)衝撃的な場面は、言ってみれば普通のことを子供がやっているのであり、見終えてみればなんと言うこともない。それよりは、そのシーンに説得力を与える子供たちの団結と熱意に感じ入るものがある。 [review][投票]
★3カナリア(2004/日)塩田明彦監督の子供を描く腕は確かであり、特に援助交際めいたことをしている谷村美月の演技は特筆すべきものがある。しかし、子供たちの立場を正当化するために、教団や祖父の側を程度を下げて描くのはどんなものだろうか。 [review][投票(5)]
★3ホッタラケの島 遥と魔法の鏡(2009/日)ストーリー的にはイマイチ練りこまれず、異世界の住人達の異世界人たる所以も薄弱。映画的スペクタクルの要素は宮崎駿世界からの既視感全開。もっと東洋的土俗感が欲しいところ。主人公の造形のみは日本人のメンタリティに合致したイメージをやっとCGでも掴み得たという手ごたえはあった。このレベルを維持し、もっと豊饒な想像力をつぎ込めれば日本のCGアニメにも未来は訪れるだろう。 [review][投票]
★3檸檬のころ(2007/日)岩田監督はまだ新進気鋭であるだけに頭ごなしにはけなせないが、学校周辺以外の奥行きある風景が、ラスト近くまでほとんど写されていないのが妙に気になった。これは写したい被写体…俳優のことばかり考えて、背景のことを忘れている新人らしい失態だろう。 [review][投票]
★3おろち(2008/日)木村佳乃の演技は大時代的だが鬼気迫るものがあり、ある意味原作を凌駕しているといってもいい。だが、その迫力を台無しにしているのが谷村美月だ。佳子のような平凡な少女ならともかく、深淵から響いてくるような威厳ある声、何事にも動じない少女離れした存在感がなければ、おろち役は務まらない。彼女は美貌だが、たおやかである必要はないのだ。[投票(1)]
★4ユビサキから世界を(2006/日)行定の長い大作強制時代…まさに「死んでいた」時代からの復活を目の当たりにしたように感じる。下らない理由で級友を苛め、下らない理由で集団自殺を企む、ろくでもない娘達を描きながら、その生き生きとした人物描写と思わず笑みのこぼれるコミカルさは、まさに往年の行定の作風そのものだ。「お帰り」と彼の肩を叩いてやりたい気分である。 [review][投票]
★2サマーウォーズ(2009/日)面白くないということはない。しかしそれは予定調和としての面白さであり、きわめて表層的な印象しか残さない。主人公が登場人物の中で一番地味な物語では、やはり全体が色褪せて見えるのもやむを得まい。もし「連帯」をそれよりも先に置くならば話は別だ。この物語ではむしろそここそが徹底されていないからだ。 [review][投票(11)]