★5 | ライフワークというものの恐ろしさを過不足なく伝えきった傑作。疎外されている点において主人公と殺人犯は双子に他ならない。ラストの1枚の字幕が恐ろしく効く。切れ味鋭い編集の腕前によって、あえて気持ち引き気味の構図にした抑制の効いた画面が実に映える。 (ジェリー) | [投票(3)] |
★4 | ミイラ取りがミイラ [review] (chokobo) | [投票(3)] |
★3 | 朗読の場面がいい。本を買いに走りたくなるもんね。 (黒魔羅) | [投票] |
★4 | 追悼鑑賞。やはりスゴイ。こゆ静かな映画好きです。82/100 (たろ) | [投票] |
★5 | もう何を言ってもフィリップ・シーモア・ホフマンは素晴らしい。良くここまで、ホモで、高慢ちきで、作家という一番いやなところを持っているカポーティーを見事に演技しました。4人を殺害した殺人犯は自分の姿でもあったのですね。その人間考察がすごいです。アメリカ映画でもかなり特異な秀作。
[review] (セント) | [投票(3)] |
★3 | フィリップ・シーモア・ホフマンのエキセントリックな演技も強烈なのだが、それを自然に受け止めてしまうキャサリン・キーナーの巧さには唸らされる。 [review] (緑雨) | [投票(6)] |
★3 | 生白い肌と未熟な発声でネオテニー(幼形成熟)を連想させるシーモア・ホフマンの細かすぎて伝わらない成りきりぶりに、カポーティを知らない私もつい「本物そっくり」と言ってしまいそうに。そんな説得力のある演技力を楽しむべし。 [review] (おーい粗茶) | [投票(4)] |
★4 | 主人公が取材を通して犯人と同期していく様は、台詞で語られているほどには掘り下げられているとも見えないのだが、カンザスの片田舎の時代の空気を表出したカメラと緻密な演出、そしてホフマンの計算され尽くした演技で解ったような気分にはさせられる。 (けにろん) | [投票(7)] |