★5 | 時代を超越して芸術と精神の解放が叫ばれる。タルコフスキー作品で唯一群衆が描かれた映画。なおかつストーリーとしても最もわかりやすい映画でもある。最後のシーンは感動的だ! [review] (chokobo) | [投票(1)] |
★5 | 人間+時代+社会=歴史。誰も見た事が無いはずなのに、アナトーリの演技があまりにも凄すぎて、真実味を感じました。芸術を想定するに当り、風景も古風に富んでいて錯誤状態に陥る。これは本当にただの映画なのか疑問に感じるほど印象に残る作品でした。 (かっきー) | [投票(1)] |
★3 | 第1部はひたすら眠かった。第2部に入ってからようやく乗ってきた。だが、やはりぜい肉が多い。アンドレイ・ルブリョフがどんな人物なのかもこの作品からは分からない。[Video] (Yasu) | [投票] |
★4 | 鐘造り少年こそが真に感動的なのだ。爪を噛みながら落ち着きなく歩き回り、巨大な不安に根拠なき矜持で立ち向かう。彼の一挙手一投足がテーマを推し進める。第二部冒頭のタタール人襲撃シーンは希代のアクション演出家タルコフスキー最良の仕事。黒白とカラーの使い分けはタルコフスキーで最も安直だが最も意義深い。 (3819695) | [投票(3)] |
★4 | 圧政と暴虐と戦禍の中世ロシアの混沌の中を通過していく画僧たち。その混迷と殺戮に塗れてルブリョフは心を折る。やがて1人の鐘職人の少年が現れて、という真説話的な展開。挿話は土着的リアリズムに根差しつつ壮大なハッタリとカオスに満ちた映画の本懐。
(けにろん) | [投票(2)] |
★4 | タルコフスキー作品中最も視覚的活劇性に溢れた映画といえる。タタール人の襲撃や鐘作りにおける火炎、煙、水のスペクタクル。詩情豊かに舞う雪。あの青年のように、何かにひたむきに打ち込む人間の姿は美しい。 (赤い戦車) | [投票(1)] |
★4 | 世界最高水準に近いこのモノクロ画面の豊穣さに圧倒されつつ、ルブリョフの祈りのほとばしりたる赤いイコン(聖像)の接写に、更に深い感銘を受けた。モノクロ画面による、ラストのイコンを引き立たせるための静かなる演出。タルコフスキーは後々、カラーで以って『ノスタルジア』『サクリファイス』で自らの絢爛荘厳なるイコンを構築した。現代のルブリョフは同じくアンドレイの名を冠したタルコフスキーだ! (いくけん) | [投票(3)] |