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ぽんしゅうさんのあらすじ: 更新順

★3官能教室 愛のテクニック(1972/日)高校生のイサオ(中村良二)は若い体育教師の育子先生(田中真理)のことで頭がいっぱいで、昼も夜も妄想をふくらませていた。 悪友のトオル(弾力也)は、そんなイサオを自分のアパートに連れて行く。なんとトオルの部屋は育子先生と隣りどうし。のぞき穴から見えたのは、イサオたちの担任教師森本先生(益富信孝)の愛撫に激しく身悶える育子先生の乱れ姿だった。ショックを受けたイサオたちは、あの手この手で先生たちの仲をさこうとするが二人の絆はゆるがない。しだいに、イサオらの画策はエスカレートしていくのだった。中島丈博が脚本を担当した田中登の監督第5作。日活ロマンポルノ(72分/カラー/シネマスコープ) [投票]
★4牝猫たちの夜(1972/日)新宿のトルコ風呂(ソープランド)に勤める昌子(桂知子)、ジュン(原英美)、おみつ(牧恵子)は仲がよく、屈託なく仕事に励む売れっ子風俗嬢だ。おみつは美容院の開業費をコツコツと溜める堅実派。一方、ジュンには金をせびるチンピラの健(足立義夫)がつきまとう。昌子には本多(吉沢健)という恋人がいるのだが、クールな本多は昌子に対して素っ気なくゲイの誠(影山英俊)を弟のように可愛がっていた。ある日、本多は誠からチコ(浅井麻千子)という恋人が出来たのだが、彼女と上手くSEXできるかどうか不安でたまらないと相談された。田中登監督第2作。日活ロマンポルノ(68分/カラー/シネマスコープ) [投票]
★4ぼくのエリ 200歳の少女(2008/スウェーデン)学校でいじめにあっている12歳の少年オスカー(カーレ・ヘーデブラント)は、ナイフを隠し持ちいじめっ子たちを罵るひとり芝居をしてはうさをはらしていた。そして、密かに殺人事件の新聞記事を集めている。ある夜、オスカーの家の隣に少女と、その父親らしき中年男ホーカン(ペール・ラグナル)が引っ越してきた。エリ(リーナ・レアンデション)と名のるその少女は、オスカーの孤独を見透かしたように彼に声をかけてきた。同じころ近くの森で逆さづりにされ血を抜き取られた惨殺死体が発見される。ストックホルム郊外の凍てつく銀世界を舞台に綴られる悲しくも切ないヴァンパイア物語。(115分/カラー/シネマスコープ)[投票]
★3濡れた荒野を走れ(1973/日)放火と思われる火災が発生し精神病院から一人の患者が脱走した。記憶喪失に陥り変質行為に走る元警察官の中村(井上博一)だ。この知らせに地元警察は動揺する。中村の記憶喪失は、不正どころか犯罪がはびこる腐敗しきった警察内部の事情を知った中村が、自らの身を守るために演じている仮病だと思われていたのだ。元部下の刑事、原田(地井武男)と加藤(高橋明)は、中村の自宅に張込み妻(川村真樹)への連絡を待った。そんな追っ手をかわし、中村は逃走中の列車で知りあった家出癖のある高校生まり子(山科ゆり)とともにあてなき逃避行を続けるのだった。長谷川和彦脚本の日活ロマンポルノ。(73分/カラー)[投票]
★3ガールフレンド・エクスペリエンス(2009/米)エリート達を相手に1時間2000ドルを稼ぐ高級エスコート嬢のチェルシー(サーシャ・グレイ)。彼女は客の要望に応じSEXだけでなく、最先端のファッションに身を包み高級レストランで食事をともにし、映画から経済まで様々な話題に興じ理想の恋人としてに安らぎを提供する。大統領選挙と金融破綻で先行き不透明なご時勢でもビジネスは順調だ。さらに自らのWebサイトでの集客アイディアに知恵を絞る。そんなとき、心酔する占いまがいの人間学の本によると相性が抜群だという顧客が現れ、彼女の理解者で同棲相手のクリス(クリス・サントス)との仲がこじれ始める。アダルト映画の人気女優サーシャ・グレイ初の一般映画。(77分/シネマスコープ)[投票]
★5パリ20区、僕たちのクラス(2008/仏)アフリカや中国からの移民が多いパリ20区の公立中学。24人のクラス担任でフランス語教師のフランソワ(フランソワ・ベゴドー)の新学期が始まった。生徒たちは生意気ざかりで言葉は乱れスラングばかり。なかにはフランス語すらたどたどしい者もいる。自己主張と言い訳だけは一人前だが一向に授業に集中しない「問題あり」の生徒たちに、フランソワは正しい言葉を学ばせようと自己紹介文を書かせるのだが・・・。常に粘り強く正面から生徒に接するフランソワだが、ときに不用意な発言で生徒との間に溝を生んだりもする。そんな教師の1年がかりの悪戦苦闘と生徒たちの成長(?)がドキュメンタリータッチで描かれる。(128分/シネマスコープ) [more][投票]
★3風が強く吹いている(2009/日)一年生の走(カケル)(林遣都)の長距離ランナーとしての実力を見抜いた寛政大学四年の灰二(ハイジ)(小出恵介)は、カケルを自分が取り仕きるボロアパート青竹荘に強引に入居させた。ハイジが集めた学生たちがたむろする青竹荘は、実は休部状態の陸上部の寮だった。留年生(川村陽介)、司法試験合格者(森廉)、クイズ狂(内野謙太)、黒人留学生(ダンテ・カーヴァー)、田舎の秀才(橋本淳)、脳天気な双子(斉藤慶太斉藤祥太)、マンガオタクの引きこもり(中村優一)。そしてハイジとカケルでちょうど十人。みんなの前でハイジは箱根駅伝への挑戦を高らかに宣言した。(133分/ヴィスタサイズ)[投票]
★3赤軍派 PFLP 世界戦争宣言(1971/日)よど号ハイジャック事件(1970年)など、極左過激集団赤軍派による示威活動が激化するなか、カンヌ映画祭に出席していた若松孝二は帰途、足立正生とともに密かにレバノンのベイルートに潜入。打倒帝国主義、打倒シオニストを掲げ武力闘争を実践するPFLP(パレスチナ解放戦線)と合流し、ゲリラたちの日常をカメラに収めることに成功した。本作はその取材フィルムやインタビューをもとに、赤軍派のプロパガンダ映画として製作され全国各地で巡回上映された。作中ではパレスチナ人たちを「軍事が生活そのもの」である武力革命の実践者ととらえ、銃を手に全世界の革命戦士たちと共闘し武装闘争を展開せよと訴えられる。(71分/カラー/スタンダード)[投票]
★5ヒーローショー(2010/日)お笑い芸人を目指すユウキ(福徳秀介)は、先輩で元相方の剛志(桜木涼介)に誘われたヒーローショーのバイトで思わぬトラブルに巻き込まれる。ショーの司会役で剛志の恋人美由紀(石井あみ)に、メンバーのノボル(松永隼)が手を出した。激怒した剛志は、知り合いの人間凶器のような男、鬼丸(阿部亮平)に相談。鬼丸は金を巻き上げようとノボルと仲間の勉(米原幸佑)を襲撃する。ボコボコにされた二人から相談を受けた勉の兄拓也(林剛史)は、元自衛官で気性の激しい勇気(後藤淳平)をかつぎ出し逆襲をくわだてる。止めどない暴力の嵐。いつしかユウキ(福徳)も、その只中にいた。(134分/シネマスコープ)[投票]
★2座頭市 THE LAST(2010/日)新妻との平穏な暮らしを求め、ヤクザから身を引くために市(香取慎吾)は最後の刃を振るっていた。しかし、妻(石原さとみ)は市のまえで予期せぬ死をとげる。 文字通り心身ともに傷ついた市は、故郷の村へと流れ着き旧友の柳司(反町隆史)の家に身を寄せ、慣れないながらも漁や野良仕事を手伝い暮らし始めた。一方、村を仕切る島地(岩城滉一)一家は、狂気をはらんだ天道(仲代達矢)一家の侵攻にさらされていた。その傍若無人ぶりは、島地一家の代貸夫婦(寺島進工藤夕貴)や村人たちに襲い掛かる。ついに、クワを武器に立ち上がった柳司の後を、市もまた仕込み杖を手に追うのだった。(131分/シネマスコープ) [投票]
★4川の底からこんにちは(2009/日)上京5年目で5つ目の職場、5人目の男バツイチの健一(遠藤雅)と付き合っている派遣OLの佐和子(満島ひかり)は、「しょうがないんじゃないですか」が口癖で「中の下」を自認するフツー(?)の女だ。父(志賀廣太郎)がたおれ、そんな佐和子が実家のしじみ工場を継ぐことになってしまった。しかも、健一も幼い娘(相原綺羅)を連れてついて来てしまう。待ち受けていたのは、従業員のオバチャンたちの総スカン攻撃だ。佐和子が絶対に実家に帰りたくなかった「恥ずかしい理由」まであっさり暴露されてしまった。ついに、どん詰まり佐和子の居直り攻勢が開始されるのだった。石井裕也のPFFスカラシップ作品。(112分/ヴィスタサイズ)[投票]
★4ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲(2010/日)2010年、ゼブラーマンとしてエイリアンの侵略から地球を救った小学校教師の市川(哀川翔)は、払った代償の大きさとメディアの取材攻勢に憔悴していた。時は流れ2025年、熱狂的支持を得ている相原知事(ガダルカナル・タカ)のもと、東京はモデル都市として特区化されゼブラシティと名を変えていた。ここでは治安維持のため、朝夕のゼブラタイムと呼ばれる5分間だけ、ゼブラポリスによる不審者の殺戮が合法化されていた。浮浪者となった市川にも、ポリス軍団の銃口が向けられる。朦朧とした市川の頭には、挑発的に歌い踊るゼブラクイーン(仲里依紗)の姿が浮かんでいた。それは、白と黒の混迷の始まりだった。(106分/ヴィスタサイズ)[投票]
★3愛欲の標的(1979/日)老齢で病弱な夫を殺害して膨大な遺産を手にしようと、妻のあずさ(宮井えりな)は完全犯罪を目論んでいた。あずさは愛人の尚也(中丸信)に強盗を装わせ、心臓発作を起こした夫の前で自分を強姦させショック死させてしまう。まんまと計画を成功させたかに見えた二人のもとに、真相を暴露するという脅迫電話が入った。声の主は死んだ夫の姪で、あずさが屋敷で女中のように使っていたユキ(水島美奈子)だとすぐに分った。あの愚鈍なユキが。あずさの胸中には、すでに次の計画が準備されていた。それは、欲望と裏切りが渦巻く壮絶なだまし合いの始まりであった。勝目梓原作のサスペンス。にっかつロマンポルノ(70分/カラー/シネマスコープ)[投票]
★3昼下がりの情事 変身(1973/日)病弱な父に代わって母と三人の弟妹を養うため、OLの涼子(青山美代子)は夜もアルバイトをしながら家計を助けていた。一方、沖縄から上京し兄夫婦(高橋明絵沢萠子)の花屋で働く少年純(風間杜夫)がいた。義姉から無理やり関係を迫られている純は、そんな日々に嫌悪をいだきながらも何も言えず、毎日アルバイトの出勤前に花を買っていく清楚な涼子にほのかな思いを寄せていた。そして、涼子の婚約者(槙村正)の存在に気づいた純の心に激しい嫉妬心が芽生える。さらに純は、涼子の夜の仕事がコールガールであることを知ってしまった。汚れた世界に抗う沖縄少年の純心と激情を描く日活ロマンポルノ。(75分/カラー/シネマスコープ)[投票]
★4必殺色仕掛け(1973/日)渡世人花田(谷本一)との恋に破れ、旅に出ていたお郁(二條朱実)が、女親分おまんが営む遊郭廣萬屋に帰ってきた。一方、廣萬屋の乗っ取りを企む金辰一家の辰三(丹古母鬼馬二)は、娼婦廃絶を訴える活動家春枝(市川亜矢子)を隠れ蓑に、廣萬屋の三名器と謳われる女郎、俵締めのおさね(牧れい子)、ミミズ千匹のおりん(叶今日子)、数の子天井のおぬき(薊千露)を引き抜こうと、色道三兄弟のイボ蛙の沢太郎(島村謙次)、馬なみの慶次郎(木夏衛)、真珠の喜三郎(浜口竜哉)を廣萬屋に送り勝負を挑むのだった。仁侠映画仕立てでギャグ&パロディ満載の日活ロマンポルノ。(73分/カラー/シネマスコープ)[投票]
★4カケラ(2009/日)大学生活をエンジョイしているわけでもなく、恋人の了太(永岡佑)との関係もいまひとつぱっとしないハル(満島ひかり)は、カフェで見知らぬ女から声をかけられた。「ハルが可愛かったから」というリコ(中村映里子)は、男よりも女の子の柔らかい肌が好きだというのだ。誘われるままデートを重ねるハルは、リコに魅力と安らぎを感じつつも、自分が本当にリコを好きなのか分らず了太との関係もずるずると続けていた。煮え切らないハルにリコは苛立ち、きつい言葉を投げつけて大喧嘩になってしまう。互いに心の隙間を埋めようと、カケラを求めて揺れ動く女の子の心情を斬新な感覚で描く安藤モモコの初監督作。(107分/ヴィスタサイズ)[投票]
★5発禁本「美人乱舞」より 責める!(1977/日)この世に、責め苦に絶え忍ぶ女の姿ほど美しいものはない。幼い頃から加虐の快楽にとらわれた責め絵師、伊藤晴雨(山谷初男)。彼にはシマ(工藤麻屋)とトキ(中島葵)という妻がいた。しかし、晴雨の想像を絶する数々の責めに、妻たちは恍惚の表情を浮かべながらも、あまりの執拗さに耐え切れず去っていた。そんな女房運のない晴雨が、亭主運のないカフェの女給タエ(宮下順子)の前に現れた。直感的にタエの本性を見抜く晴雨。タエもまた前妻たちに対抗するかのように、自ら進んで被虐の苦痛と快楽の陶酔に身を投じていくのであった。実在の責め絵師、伊藤晴雨をモデルにした日活ロマンポルノ(83分/カラー/シネマスコープ)[投票]
★3花弁のしずく(1972/日)華道の師範雪絵(中川梨絵)は結婚して一年になるが、セックスに強い嫌悪感をいだき、夫の春彦(三田村玄)に身体をふれさせることすら拒み続けていた。そんな不感症の妻に愛想をつかした春彦もまた、雪絵の友人秋子(白川和子)や使用人の和代(牧恵子)と浮気を重ねていた。夫の愛撫に狂ったように身もだえする和代の姿を目撃した雪絵は、女の喜びを得られず夫を満足させられない自分をさらさらに卑下してしまう。見かねた元恋人で精神科医師の桐本(大泉隆二)は雪絵の心理分析を試み、彼女の心の奥に巣くった数々の性的トラウマをあばきだすのだった。田中登の監督デビュー作。日活ロマンポルノ(71分/カラー/シネマスコープ)[投票]
★4夜汽車の女(1972/日)閑静な住宅街の洋館。考古学教授水城(雪丘恵介)の屋敷だ。そこに仲のよい姉妹が暮らしていた。清楚な姉の裕美(続圭子)と奔放な妹の冴子(田中真理)。母親を早く亡くしたためか妹の冴子は姉を異常なほど慕い、まるで恋人のように接していた。そして裕美に父の大学の研究員有川(織田俊彦)との結婚話がもち上がる。姉を奪われたくない冴子は、なんと有川を誘惑し関係を持ってしまった。水城との肉体関係を黙認されている女中のひろ子(桂知子)は、そんな姉妹のゆがんだ関係に冷たい視線をむけるのだった。独特の耽美表現で、日活ロマンポルノに新たな境地をひらいた田中登の第三作。(71分/カラー/シネマスコープ) [投票]
★3OL日記 濡れた札束(1973/日)大阪の下町のうらびれた木造アパートに一人の女が住みついた。多額の横領で指名手配中の銀行員北村潤子(中島葵)だ。母親と戦争未亡人の姉(絵沢萠子)と暮らす潤子は高校を出て銀行に就職した。戦後の経済成長とともに時は過ぎ、潤子は独身のまま年を重ねていった。そして、元運転手の福島慎二(堂下かずき)が現れる。若い慎二との激しいセックスにおぼれた潤子は、慎二のいいなりに自分の貯金を渡してしまう。いつしか慎二の要求はエスカレートし、定期預金の管理をまかされていた潤子は銀行の金に手をつけ始めるのだった。1973年に起きた滋賀銀行9億円横領事件を題材にした日活ロマンポルノ。(76分/カラー/シネマスコープ)[投票]