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TOBBYさんのコメント: 更新順

★4シャーロットのおくりもの(2006/米)原作は未読。サラ・マクラクランのメロディアスな主題歌と、大好きなジュリア・ロバーツがシャーロットを演じるというので気楽に借りたが、主人公の子豚に驚く程感情移入してしまひ、たっぽり真珠を、こぼしてしまった…。日々、ストレスを抱える大人が、ほろっと童心に帰れてしまう作風。動物たちだけの世界に徹して半端なダコタらは排除し、もっと人間は脇の脇で良かった気も。 [review][投票]
★4フラガール(2006/日)想像以上に丁寧に作られていて好感を持った。役者たちは皆,好演しているが、中でも役柄に必要な演技力や表情のみならず佇まいまでベストフィットした松雪泰子が終盤まで魅せる。そして屈託なく昭和の田舎娘を演じた蒼井優の終盤のダンスに挑む底力に役者魂を強く感じる。随所で涙は溢るるもののストーリーはやや散漫でラストが意外とあっさりした印象なのが惜しい。 [review][投票(8)]
★3泥だらけの純情(1977/日)深夜にテレビ放送していたので山口百恵の作品を初めて観賞。癖が無く、実年齢より大人っぽく、その眼差しは、どこか冷ややかにも見えるけれど実は一途で純粋と云うように、幾つもの表情をさらりと感じさせ、自然でありながら堂々としている、その存在感と演技力に好感を持った。 [review][投票(1)]
★3新極道の妻たち 惚れたら地獄(1994/日)このシリーズ、どうもキワモノ的なイメージが先行してしまい、きちんと観賞した事は無かった。が、地上波で深夜放送していたので観てみると、サブタイトルに"惚れたら地獄"とある様に、ヤクザとその妻たちの関係を重点に、切なく、哀しくきちんと撮られていた。岩下の浮世離れした様子も本作の姐さんと云うポジションには妙にマッチし、圧倒的存在感を醸す。 [review][投票(2)]
★3ミステリー・メン(1999/米)ハリウッドのコメディと、ひとくちに言ってもピンキリである。本作はウィットや小粋さとは無縁の"しょーもなコメディ"である。さえらに"しょーもなコメディ"の中でも陰と陽がある。思い切りオタクやビョーキなキャラ、オンパレードの本作は勿論、ヒットとか無視の思い切り陰なコメディ。スティラー筆頭に不必要にスターキャストが嬉しい。 [review][投票]
★4カミュなんて知らない(2005/日)実在した理不尽な少年犯罪からヒントを得た作品であるが、そのテーマより大学生達のダラダラとしたサークル活動や、恋愛などどこか怠惰な学生特有の「雰囲気」が上手に醸せている。時折フランス映画の様な印象。役者も脇役迄好演で、バランスを崩す危うい吉川ひなのと、シャープさと知性を光らせる黒木メイサが際立つ。鈍臭い前田愛は完璧にスクリーンで霞むが劇中でモテるのも何となく大衆心理をついている。 [review][投票(1)]
★4ホット・ショット 2(1993/米)しょーもないコメディは大好物だけどチャーリー・シーンが異様にB級の匂いがして、このシリーズは敬遠していたのだが、深夜放送で偶然見たら、あまりのしょーもなさに感動して最後迄見守ってしまった。質より量のギャグ連打にノックアウト。アメリカ万歳。 [review][投票(2)]
★3愛に翼を(1991/米)オリジナルのフランス版観賞時に大感動し、ハリウッドのリメイク版には当初、疑問を抱いたものの、こちらも観賞してみると標準はキープしている。ナイーブでデリケートな個々の抱える問題を軸にきちんとドラマを作り上げるのに成功している。ジョンソンがダークホースで何げに好演。 [review][投票]
★3Uターン(1997/米)何かの同時上映で観たのだが、ストーリーよりギラギラとした映像と雰囲気が印象に強く残る作品。白昼の街で捕われてしまうという乾いた切迫感がいい。この作品で初めてロペスを観て、ラテン系のパッションがセンセーショナルだった。 [review][投票]
★3ホット・スポット(1990/米)アメリカの南部の片田舎。これだけで、どこか乾いた退廃的な雰囲気が漂う。同じエロティックさを描いても、都会と田舎ではニュアンスが異なる。本作品は、田舎の男女の関係に、秘密と犯罪を上手に絡め、大作では無いもののアメリカの一部分を絶妙に感じさせてくれる。しいて難を言えば、悪女を演じるマドセンが、美しいが小粒すぎる。 [review][投票]
★3燃えつきるまで(1984/米)80年代に作られた映画というのは何故、ジャンルを問わずに、すーっと世界に入って行けるのか?。フィルムに現れる適度な制作時の古さが心地良いせいか?。物語はヒロインがダイアン・キートンという時点でドラマティックさが半減するものの、実話だと言う事を知ると興味深く見守れる。マッチョなイメージに捕われる前のギブソンの素直な演技は新鮮。 [review][投票]
★3ハンニバル・ライジング(2007/仏=英=米)脚色もトマス・ハリス自身だが、原作の世界観をまるで伝え切れていないどころか、設定変更で意味合いの異なった箇所もあり仰天。原作を読んだ上で観賞しないと、単なるシリアル・キラーのアクション映画という印象…。予想外にギャスパー・ウリエルが狂気を称え好演しているだけに脚色の浅さは残念。 [review][投票(3)]
★2天使の牙 B.T.A.(2003/日)原作は未読だが劇場公開作品と知り衝撃。DVDかTVスペシャルレベルの出来映え。スターキャストだし、役者陣は個々のキャラクターを好演しているものの根本的に脚本が異様にチープ。リアルなハードボイルドに徹しているかと思いきや中途半端な近未来要素も用い、しかもそれが、こなれていなかったり…。不必要なフィルター多様の暗い映像もセンスゼロ。 [review][投票]
★4レッド・サイレン(2002/仏)カテゴリーで語ってしまうとサスペンスアクションであり、取り立ててオリジナリティに富んでいる訳でもない。けれど自然光や、随所にフレンチらしいセンスが溢れ印象に残る。コマーシャル過ぎない少女もナチュラルで、バールの悲しみ漂う傭兵も良い。サポートのアルジェントのストレートな美貌も惹き寄せられる。 [review][投票]
★4輪廻(2005/日)優香の好演と、ジャパニーズホラーにしては極端な破綻が無く、一応辻褄が合わせられていた脚本、またトイレに夜中に行きづらい程度の怖さはちゃんと溢れていたので★4つ。どこかで観たような的他作品のオマージュが多いものの優香以外のキャスティングも違和感無く思わぬ拾い物。 [review][投票(3)]
★3東京ゴッドファーザーズ(2003/日)素直に作画力と色彩のトーン(特にアジア人の部屋や、老人の横たわる小屋の暖色のグラデーション)に惹き付けられる。自然に作品の中に流れる時間経過や、年の瀬の季節感も心地良い。加えて岡本梅垣の演技力も素晴らしい。けれど、実写には無いアニメ故の特権をもっとストーリーテリングに活かしても良かった気もする。脚本は、まとまっているが予定調和にも感じた。 [review][投票]
★3犬神家の一族(2006/日)前作鑑賞者はストーリーが解っているので、お正月映画と割り切って観る必要が有る。勢ぞろいした華やかなスターを楽しむ作品なのである。前作の高峰とは異なった解釈で松子を演じる富士純子が好演を見せる。 [review][投票(1)]
★3キングの報酬(1986/米)ストーリーと無関係に80年代の匂いがプンプン感じられるスターキャストのアメリカン政治ムービー。政界裏のドタバタが観客にいまいち伝わりずらいのが残念。男優陣に較べ女優陣は地味めだがビアトリス・ストレートが名演で場をさらってしまう。 [review][投票]
★2ラスト・アクション・ヒーロー(1993/米)ミヒャエル・エンデの「ネバーエンディング・ストーリー」に対するハリウッド的回答か?。発想は悪くないのに脚本が粗い。遊び心も、もう少し上手に絡めて欲しかった。映像も後半は暗いし、子役が大人の描く子供像で生意気で、共鳴出来ないのが致命的。 [review][投票(2)]
★2スクール・ウォーズ HERO(2004/日)期待しないで観たので、最後までは観られたもののノンフィクションだとはいえ、脚本は、もっと練る必要がある。テレビ版より軽い印象と言うのは罪。昭和っぽい風景の再現は評価。照英間寛平が親子に見えた。 [review][投票]