★4 | 青の帰り道(2018/日) | よくある話と言ってしまえば、それで終わりだが、藤井は、物語の語り方を知っているようだ。面白くまとめた。昔、工藤夕貴のファンだった。が、彼女ももう47才。今回は初めから嫌な役回り(口うるさいキリの母親役)だった。 [review] | [投票(1)] |
★4 | マダム・イン・ニューヨーク(2012/インド) | 普通に、全く普通にいい映画。こんな作品、好きです。映画に求めるものって、こんなもので十分なのでは。主人公奥さんは、北川景子似の美人さんです。はい、夫の皆さん、奥さんの心の声に耳を傾けてください。 | [投票] |
★5 | 花とアリス殺人事件(2015/日) | アニメの優しくゆる〜い感じと、先の読めないヴィヴィッド展開は、実に心地よい。これが実写だと重たく、圧迫を感じるかも。有栖川ありさなんて!謎には伏線だと云わんばかりの伏線も、楽しい。意外と繊細な2人のキャラが岩井も自慢で、お気に入りなのだろう。 | [投票] |
★4 | 河童のクゥと夏休み(2007/日) | 題字は武田双雲―童の字が印象に残る。いろいろな童=子供が登場するが、哀しい子は観ていても辛い。ひとみちゃんのような元気な子がいい。旅出る息子を見送る母の演出が秀逸。長尺140分も冴えた原演出で見させ続ける。 | [投票] |
★5 | ミッドナイト・イン・パリ(2011/スペイン=米) | 端正な佳作。30分で状況をすべて観客に示し、30分でその裏付けをし、30分で解決させた。カールの嫌味な演技は拍手もの。伏線を回収しながらのひねったラストは弱いが、納得は出来る。すべては愛なのだ。完成度が高い。ティオムキンは頑張り過ぎ。 | [投票] |
★4 | 私は告白する(1953/米) | 端正な佳作。30分で状況をすべて観客に示し、30分でその裏付けをし、30分で解決させた。カールの嫌味な演技は拍手もの。伏線を回収しながらのひねったラストは弱いが、納得は出来る。すべては愛なのだ。ティオムキンは頑張り過ぎ。 | [投票] |
★5 | リズと青い鳥(2018/日) | 音楽がいい。主題歌‘Songbirds’(homecomings)も佳曲だ。人を愛すると手放したくないのは、誰もの感情。セリフ「きっと大切にし過ぎてしまうのだ」は正解だろう。水彩画の世界にいつしか、引き込まれている。 | [投票] |
★3 | ペンギン・ハイウェイ(2018/日) | 登場人物は紋切り型。中高女学生受けを狙って、可愛いペンギンを出したが、本格SFっぽい異次元空間物語とのマッチングは無理がある。筋は通っているが、すっきりしない。画が穏やかで、音楽また宇多田の主題歌も暖かい。そんな雰囲気を楽しむ作品だろう。 | [投票] |
★5 | 愛しのシバよ帰れ(1952/米) | 映画との出会いは不思議なもので、この歳になってこんなタイムリーな作品に出会うとは。熟年になった今、この夫婦のセリフ、その思っていることが実によく分かる。 [review] | [投票] |
★5 | 黒いオルフェ(1959/仏=ブラジル) | 光と闇、熱狂と恐怖。この有名な神話のアレンジはもう1つだが、ラストは衝撃だ。人の営みも未来も愛も、運命か。運命でも人は愛し続ける。‘カルニバルの朝’が物哀しい。 | [投票] |
★4 | あのアーミン毛皮の貴婦人(1948/米) | キレがない。アカデミー・ノミネートを含む幾つかの歌曲の詞は良いが、曲はふつう。ミステリー+愛の映画だが、‘幼馴染み’設定はこの展開の説得力があり悪くない。ヴィオリンの‘ツィゴイネルワイゼン’は良かった。女の涙に弱い私は、甘い4点。 | [投票] |
★4 | DIVE!! ダイブ(2008/日) | 面白い原作を得て、手堅くやればスベることのない作品。熊澤はプールの表面を滑るキャメラで、時間の流れを捉えた。誉めるべきは音楽(音響効果)だろう。シーン毎の繊細な味付けが出来た。役者では、林が頭1つ抜け出たか。 | [投票] |
★3 | 紅いコーリャン(1987/中国) | 前半の面白さが、後半にない。色彩が物語を上回って、良し悪し。勢いだけで撮った。それもまた一興か。打楽器が素晴らしい。古謡が興味深い。最初の戯(ざ)れ唄は最高。頑張れ唄は今(2021年)流行りの’元気をもらえる歌’だ―今でも新鮮。 | [投票] |
★3 | 南瓜とマヨネーズ(2017/日) | 昔、富永監督がワークショップで演技指導した。上手いし適確だった。本作ではツチダが男毎に声をすべて変えている―演出の賜物だ。‘相反する2人の効果的見せ方’を語った―見せ場(風呂場)の盛り上がりはさすが。原作より上?全体に暗くないのが良い。3.5点 | [投票] |
★4 | ジャンヌ・ダーク(1948/米) | この映画にみる‘オルレアンの乙女’ジャンヌ・ダークとはいったい何者だったのか。 [review] | [投票] |
★4 | 暗黒街の弾痕(1937/米) | 異常男と異常女の物語。男に関してはウチの女房が一言、「この男、ダメね」。これがすべてだろう。女については、そう、この映画は犯罪映画ではなく、100% 愛の映画だ。それにつけても、ヘンリー・フォンダはいい役者だと改めて思った。 | [投票] |
★5 | レベッカ(1940/米) | 通俗話ながら、面白い!につきる。最後の最後迄凄く、面白さではベストの1本だろう。後味の良さと悪さが一体となったラストは、見事だ。原作も良いのだろうが、その魅力を十二分に引き出して(音楽の寄与も大きい)、原作以上かもと推測する。 | [投票] |
★4 | アメリカ交響楽(1945/米) | 140分しっかり観れた。伝記映画としてよくまとまっている。ジャズは好きではなく、あまり知らないが、「スワニー」「サマータイム(from 歌劇ポーギィ&ベス)」は聞いた事があり、今回Youtubeで確認したが、「サマータイム」は詞、曲とも傑作です! | [投票] |
★4 | ぶどうのなみだ(2014/日) | 監督有紀子お嬢様(失礼!)の夢を映画上で実現したものですか?シリアスと夢(メルヘン)がないまぜになって、でもやっぱり夢の中。土のコンセプト、‘最悪の状況’は誠に楽しいが、余りにも見通せる物語がハッキリ言って物足りない。お馴染みの楽隊は、好き。 | [投票] |
★3 | しあわせのパン(2011/日) | 絵本がキーだが、作品自体も絵本のようだ。知世ちゃんイメージを壊さないように、ふわっとした甘いお菓子(いやパン)のような作品で、そのまま絵本にしたらもっと良かったかも(失礼!)。唐突に出て来るアコーデオンが、楽しい。 | [投票] |